歴史の雑学

給料日はなぜ25日が多い?月末ではない理由と「五十日」の意外な関係

「給料日は25日」が当たり前だと思っていませんか。

実は、多くの会社が25日を給料日にしているのは法律で決まっているからではありません。

その背景には、江戸時代から続く商習慣や、昔の給与計算の方法が深く関係しているとされています。

 

 

今では給与計算は数分で終わる時代です。

それでも25日払いが多い理由を知ると、毎月何気なく迎えている給料日が少し違って見えてくるかもしれません。

 

 

給料日が25日の会社が多いのは法律ではなく慣習だった

結論から言うと、給料日が25日なのは法律で決まっているわけではありません。

労働基準法では「毎月1回以上、一定の期日に賃金を支払うこと」が定められていますが、支払日そのものは会社が自由に決められます。

そのため、20日や月末、翌月10日などを給料日にしている会社も珍しくありません。

 

 

それでも25日払いが広く定着したのは、企業が長年受け継いできた商習慣や実務上の都合が影響していると考えられています。

意外に思われるかもしれませんが、「25日」という日付そのものに法的な意味はないのです。

 

 

江戸時代から続く「五十日(ごとび)」が給料日に影響した

25日払いが広まった理由の一つとして、「五十日(ごとび)」という商習慣があります。

五十日とは、5日・10日・15日・20日・25日・30日のように、5や10の付く日のことです。

昔の商人たちは、この日に集金や支払いを行うことが多く、商売の区切りとして重要な日になっていました。

 

 

企業の給与制度が整えられていく中で、この商習慣の影響を受け、25日を給料日に設定する会社が増えたとされています。

つまり、毎月の給料日は現代になって突然決められたものではなく、日本の商業文化を受け継いだ結果ともいえるでしょう。

 

区切りの良い5日とか10日に集金や支払いをしていた習慣がそのまま残ったというのは面白いですね

 

昔の給与計算は手作業だったため25日が都合よかった

もう一つの理由が、昔の給与計算には時間がかかっていたことです。

現在は給与計算ソフトで短時間に処理できますが、以前はタイムカードの集計や残業時間の計算、税金や社会保険料の計算まで、すべて人の手で行われていました。

 

 

例えば15日で勤務を締めた場合、その後に給与計算や振込準備を進めるには一定の日数が必要です。

そのため、およそ10日後となる25日頃が支給日にちょうどよかったとされています。

 

 

さらに、月末は請求書の発行や決算準備など経理業務が集中します。

月末を避けて25日に支払うことで、会社側も業務を進めやすかったという事情もありました。

 

給与計算の効率と経理の都合が重なったことが、25日払いを定着させた理由の一つと考えられています。

昔はExcelなんてないし、下手したら算盤で計算してた時代もあるんだもんな。

 

 

 

今でも25日払いが多いのはなぜ?

「今は手作業ではないのだから、給料日を変えてもいいのでは?」と思う人もいるでしょう。

確かに、技術だけを見れば変更は可能です。

 

 

しかし、給料日は社員の生活設計や住宅ローン、クレジットカードの引き落とし日などにも影響します。

長年続いてきた給料日を変更すると、社員だけでなく取引先や金融機関との資金計画にも影響が及ぶ可能性があります。

 

 

そのため、現在でも多くの企業は従来の25日払いを維持しているのです。

昔の事情で決まった制度が、現代では「生活のリズム」として受け継がれているのは興味深い点ではないでしょうか。

 

なんというか社会的な習慣になっていてわざわざ変える必要もない、変える不便になりそうなくらい定着しているという事でしょう

 

 

給料日に関するよくある疑問

給料日は法律で25日と決まっている?

いいえ。法律で決まっているのは「毎月1回以上、一定の日に支払うこと」であり、25日という日付ではありません。

 

 

土日や祝日が給料日の場合は?

多くの企業では前営業日に支払われますが、就業規則によっては翌営業日となる場合もあります。

 

 

公務員も25日が給料日なの?

公務員の給料日は勤務先によって異なります。自治体や機関ごとに支給日が決められているため、一律ではありません。

 

 

クレジットカードの引き落とし日が月末に近いのは関係ある?

多くの会社が25日前後を給料日にしていることを考慮し、引き落とし日が月末付近に設定されているケースがあるとされています。

 

 

給料日には歴史が詰まっている

毎月何気なく迎える給料日ですが、その「25日」という日付には、江戸時代から続く商習慣や、手作業で給与計算をしていた時代の名残が残っています。

 

法律で決まった数字ではなく、商売の文化や会社の実務が積み重なった結果として定着した日付だと考えると、身近な制度にも長い歴史が息づいていることが分かります。

次に給料日を迎えたときは、「なぜ25日なのだろう」と少しだけ思い返してみると、普段は気づかない日本の商習慣の面白さが見えてくるかもしれません。

 

ではでは(^ω^)ノシ

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