古代ローマから19世紀くらいまで地球上ではあらゆる地域で奴隷というものが使われてきた。
歴史的な背景については語らないが
何故、奴隷制が廃止されたのか?
人権が尊重されるようになったからじゃない。
古代から19世紀までは奴隷は絶対に必要なものだったが
世界中で動力機関が発明された結果、奴隷を扱うメリット、デメリットがひっくり返ったと見ていい。
今回は人情とか道徳とか人間らしい感情を抜きに奴隷制が無くなったのは何故か?その理由を探っていきます。
割と血も涙もない事を書いていきますが古代ローマとか古代エジプトの時代にはあった奴隷制がなくなった理由には
社会構造の大きな変化があったと見ていい。
工業化によって溢れた製品が奴隷制を滅ぼした。
蒸気機関の発明により世界で工業化が進み。
大量生産された布などが富裕層だけでは処理できなかった。
なので、ほぼ無賃金だった奴隷に給料を支払い
大量生産された商品を買い取ってもらう事で経済発展させようしたというのが奴隷制廃止の理由になった。
もちろん、人権などの考えもあっただろうけど
過剰生産されるようになった製品を買ってもらわないと経済が回らなくなっていた。
簡単に言うと、工業化に成功したけど製品を買ってくれるお客さんがいない。
なので奴隷だった人に買ってもらおうというわけです。
その経緯があり、奴隷廃止が浸透していった。
19世紀に入るとエンジンがついたトラクターなんかも登場するし奴隷の需要がなくなっていった。
奴隷を買うより機械の方が安上がり
奴隷は古代ローマ時代から農地の整備などに動員されていた。化学が発達した事により奴隷をという安い労働力を人海戦術のように扱う意味がなくなった。
奴隷を買うよりトラクターを購入した方が安い。
奴隷は安い労働力だったのだが、人を使うよりも道具を使った方が効率が良くなった。
その証拠として奴隷制を廃止になるのが大体、18世紀頃で蒸気機関やエンジン、モーターが産まれた時期である。
反逆する奴隷のリスク
人間は道具と違って意思があり、不満を溜め込むもの。
主人に対して反乱を企てる奴隷も歴史を見れば少なくないだろう。
過酷な労働を強いればそりゃあ下克上したくなるのも分かる。
反面、蒸気機関など動力は反逆しない。
長い労働時間に加えて無賃金であり、性的搾取にあっていた奴隷という存在
そりゃあ反逆したくなるのも分かる。
そんな奴隷にトラクターなどの道具を使わせるのは抵抗があるだろう。
というよりも奴隷という立場の人間にトラクターや重機を使わせるのは難しい。
基本的な教養がない場合もあるし、自分たちを害する武器にもなるからだ。
ここから学ぶ事
奴隷制が廃止されたのは個々人の信念もあったと思うが、奴隷を買うよりもトラクターや重機を買う方が効率が良くなったという動力機関の発明が奴隷解放のきっかけだろう。
つまり、社会的な変化は個々人の努力はもちろんだけど
化学の発展が鍵になるという事。
脱原発などを訴えたり、二酸化炭素排出0を求めるなら
新しい発電方法が発明されるのを待つしかない。
将来、AIの導入で人間の仕事が奪われると言われるが逆を言えばAIを持っていれば働かなくても飯が食えるわけです。
社会の構造を変える事で問題が解決する。
そういう事なんだと思います。
黒人奴隷はいなくなったけど、黒人差別は続いているというのは根底にはこういう流れがあるからなんだと思う。
だから、今、脱原発を騒いでいる連中は新技術で脱原発が達成されても脱原発で起こった負の遺産でまた騒ぐ可能性がある。
まとめ
今でこそ、奴隷は非人道的と言われますが昔はいて当たり前という時代が長かった。
産業革命をきっかけに奴隷から解放して給料を支払う事で経済を活性化させたというのは技術による変化。
技術による変化で奴隷解放のきっかけになったというのは非常に面白いし、技術革新が世界を変えるという良い例だと思う。
ではでは(^ω^)ノシ
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