昔から不謹慎だ!自粛すべきという事でテレビや映画、漫画などで使えなくなった言葉というのは結構ある。
ちびくろサンボという絵本が黒人差別を想起させるから発売禁止!
みたいな事があった。
ちびくろサンボのお話は
主人公サンボがおつかいの途中で複数のトラに絡まれて服を取られてしまう。
トラ同士が自分のゲットした服を自慢しあい
木の周りグルグルと回っていたらバターになっちゃった。
サンボはそのバターを集めてお母さんにホットケーキを焼いてもらいましたとさ
という罪のない絵本です。
個人的にはちびくろという表現は直接的ではあるけど、サンボを蔑むような表現ではない。
実際の読者である@kesuikemayaku は黒人になんら差別意識もないわけですし。
不適切な言葉というのは単語ではなく文章、
TPOが守られていない時に適応される。
例えば、お通夜の席で騒いだりとか、相手を傷つける文脈で使われる言葉です。
言葉狩りを行うのは当事者ではない。
不謹慎!自粛せよ!と主張するのは常に部外者。
当事者、実際に差別されていた黒人とか
障害者などの弱者ではなく。
当事者たちから助けを求められたわけでもないのに立ち上がった。
迷惑な人たちがいる。
何かを自粛させたり禁止用語にしようとするのはいつも、何の関係もない一部のごくごく普通な人たち。
ある種の正義感を持って行動しているけど
実際のところは自己満足の1人遊びでしかない。
誰も困ってないし、そんな風に考えた事もないのにいつのまにか公では口にする事が憚られるみたいな話もある。
LGBT問題とか本人たちは置き去り
ここ数年の話で不謹慎だ!と言葉狩りをされたのは杉田水脈議員の「LGBTは生産性がない」発言。
結局のところ同性婚では子供が産めないという話でみなさん自覚していることなのですが。
それに対してバッシングする一部の人がウザいわけです。
その内、LGBTに対して議論される事がなくなったり、漫画でオネェキャラが消滅したりするかもしれないというのは面白くない。
タチの悪い事にバッシングしてる人はLGBTの代弁者を気取っていたりする場合があるからだ。
一部の声がデカい人のバッシングによってテレビなどで話題にする事がタブーになってしまい
プライベートでも話さなくなるみたいなのは良くあった。
潔癖症で完全主義だけどバカ
こういう言葉狩りをする人たちというのは潔癖症で完全主義なのではないかと疑ってしまう。
令和元年の日本社会はこういう潔癖症な人たちに合わせた結果、今の社会なんだと思います。
自粛規制によって面白いコンテンツもつまらないコンテンツも潰されてしまう。
2019年6月の話ですがヤクルトスワローズの応援歌「サウスポー」の歌詞が不適切だから自粛するという話。
歌詞の中で「お前が打たなきゃ誰が打つ」
というフレーズの「お前」が子供の教育に悪いなど意味不明な理由です。
お前という言葉は対等な人や目下の人に対して使う言葉。
元々は神様や貴人を敬っていう言葉だったのに教育に悪いとか謎の理由。
このように、勉強不足の人が不謹慎だ!自粛だ!と騒いでいるに過ぎない。
何の問題もなく使っていた言葉に対して嘘をついて自粛させようとしている。
言葉狩りをして自分が居心地の良い世界を作りたいと思っているにすぎない。
言葉狩りが横行すれば窮屈で退屈な社会になってしまいかねない。
まとめ
個人的には不謹慎だから自粛しようと呼びかける行為は嫌いです。
ケースバイケースなので不特定多数に呼びかけるというのはやり過ぎ。
それに言葉狩りをしたところでその言葉が意味するものはなくならない。
言葉がなくなったところで現実は変わらない。
乞食という言葉がなくなったからといってホームレスがいなくなるわけじゃないし
ハゲという言葉がなくなったとしても頭皮が見えてしまう人はいなくならない。
なのに表現だけ奪っても仕方ない事です。
これ以上、不謹慎だ!自粛だ!と言葉狩りをする人が減る事を祈ってます。
ではでは(^ω^)ノシ
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