ウォーターサーバーの衛生面については、適切なメンテナンスや衛生管理が行われている場合は、ペットボトル水と同等かそれ以上に衛生的とされています。
ウォーターサーバーには、水道水をRO膜フィルター等でろ過して、細菌やウイルスなどを取り除く機能があります。また、ウォーターサーバー自体にも、細菌やカビの繁殖を抑えるための機能や素材が使われているものがあります。
しかし、ウォーターサーバー自体の清掃やメンテナンスが適切に行われていない場合は、細菌やカビが繁殖する恐れがあるため、定期的なメンテナンスや衛生管理が重要です。また、水を注ぐ際には、清潔な容器やカップを使用することも大切です。
除菌機能がついている？
一部のウォーターサーバーには、除菌機能が備わっているものがあります。代表的なものに、紫外線殺菌機能があります。これは、水を出す口の周りに紫外線ランプを設置しておき、水が出る前に紫外線で殺菌する機能です。また、オゾン除菌機能を持つウォーターサーバーもあります。これは、水を出す前にオゾンガスを発生させ、微生物を除菌する機能です。
ただし、除菌機能があるからといって、定期的なメンテナンスや衛生管理が不要になるわけではありません。ウォーターサーバーの清掃やメンテナンスが適切に行われていないと、除菌機能の効果が損なわれることがあります。除菌機能を持つウォーターサーバーを利用する場合は、適切なメンテナンスや衛生管理を行い、より安全な水を飲むように注意してください。
ウォーターサーバーで雑菌が繁殖してしまう理由
ウォーターサーバーで雑菌が繁殖してしまう理由は、いくつかあります。
- メンテナンス不足：ウォーターサーバーの内部には水がたまりやすい場所があり、そこに雑菌が繁殖することがあります。定期的にメンテナンスを行わない場合、雑菌が繁殖してしまうことがあります。
- 水道水の品質：ウォーターサーバーに使用する水道水の品質によっても雑菌が繁殖することがあります。水道水の品質が低く、微生物が含まれている場合、ウォーターサーバーのタンク内で繁殖することがあります。
- 清潔なコップやボトルの使用：ウォーターサーバーから水を出した後、清潔なコップやボトルを使用しない場合、雑菌が繁殖することがあります。特に、口元に触れる部分が汚れている場合、雑菌が繁殖するリスクが高くなります。
- 周囲の環境：ウォーターサーバーの周囲の環境によっても、雑菌が繁殖することがあります。例えば、ウォーターサーバーが風通しの悪い場所に置かれている場合、湿度が高くなり、雑菌が繁殖しやすくなります。
以上のような理由により、ウォーターサーバーで雑菌が繁殖してしまうことがあります。適切なメンテナンスや衛生管理を行い、より安全な水を飲むように注意してください。
ウォーターサーバーと水道水の違い
ウォーターサーバーの水は、通常の水道水に比べて、さまざまなフィルター処理を経ているため、より純度が高く、おいしく飲むことができます。また、温水・冷水・アルカリイオン水など、さまざまな種類の水を用意することができるため、好みに合わせた水を選ぶことができます。さらに、ウォーターサーバーは、常に新鮮な水を提供することができるため、水道水と比較して衛生的な面でも優れています。
そのため、水道水に含まれている塩素が含まれていないため雑菌が繁殖しやすい
定期的なメンテナンスが必要
ウォーターサーバーを定期的にメンテナンスすることは、長期的に安全な水を飲み続けるために非常に重要です。定期的なメンテナンスには、以下のようなものがあります。
1.フィルター交換：ウォーターサーバーのフィルターは、汚れや異物を除去するために使用されます。フィルターの交換は、定期的に行わないと、汚れや異物が水に混ざってしまい、衛生面に影響を与える可能性があります。
2.タンクの洗浄：ウォーターサーバーのタンクには、水が貯められます。定期的にタンクを洗浄することで、汚れや雑菌の繁殖を防ぎ、衛生的な状態を維持することができます。
3.外装の清掃：ウォーターサーバーの外装には、手垢やホコリが付着しやすいため、定期的に清掃することが必要です。清掃は、衛生的な面だけでなく、見た目の美しさを維持するためにも重要です。
メンテナンスは、ウォーターサーバーのタイプやメーカーによって異なる場合がありますが、一般的には、月に1回程度の頻度で行われます。また、ウォーターサーバーをレンタルしている場合は、メンテナンスが契約に含まれている場合が多いため、契約内容を確認することが大切です