なぜ見た目より多く見えるのか。実は収集車は入れたゴミを強く圧縮してから積むためです。
だから小さな荷台でも驚くほどの量を運べます。日常で見る「収集車1台分」がどれくらいか、数字で感覚を掴めるようにまとめます。
どれくらい入るのか(代表的な目安)
住宅地を回る「普通サイズ」の収集車は、およそ3.5トンのごみを積めると案内されています。
重量を45Lゴミ袋に換算すると、約1,500袋分という目安になります。
これは自治体のクリーンセンターが示す実測値に基づく数値です。
見た目より多く見えるのは、車内で繰り返し押し込むことで密度が上がるからです。
圧縮で体積を減らして詰め込むため、袋数ベースだと想像を上回る数になります。
思った以上にたくさん入るですね。
一つ一つのゴミ袋はそこまで重くないし2トン車とか4トン車でゴミを集めるならそれくらいになるかな?
なぜそんなに入るのか — 構造のカラクリ
収集車(パッカー車)は「ただ載せる」だけではありません。主に次の圧縮方式があります。
圧縮の仕組み(ざっくり)
- プレス式:投入口の手前で細かく砕き、押し込み板で強く圧縮する方式。家庭ゴミから粗大ゴミまで扱える万能型。
- 回転板式:回転板でかき込んで重ねる方式。圧縮力は控えめで、小さめのゴミ向け。
- ロータリー式:ドラムが回り続けて押し込む。投入を途切れさせず作業性が高い。
これらの方式で体積を減らすため、見た目の荷台サイズ以上の量を運べます。
圧縮の強さや方式によって「同じ見た目の車でも入る量が違う」ことがよくあります。
基本的に押しつぶしてドンドン詰め込んでいく感じなんですね。
サイズ別の目安と日常感覚
収集車は用途でサイズが分かれます。代表的な目安は次の通りです(機種や仕様で差があります)。
- 小型(地域の狭い路地向け):最大積載量およそ2トン前後。
- 普通サイズ(住宅地用でよく見るタイプ):約3〜4トン(=先の約3.5トンが目安)。
- 大型(商業施設やイベント用):5トン以上、機種によってはさらに大きい。
感覚で言えば、45L袋を毎日出す世帯が数百世帯分まとめて積める程度です。
朝に出したゴミが短時間で片付くのは、この圧縮と輸送効率のおかげです。
■ 豆知識:ゴミ収集車はいつ頃生まれた?大きな転換:圧縮式の誕生(1930年代)
ゴミ収集車の進化で一番大きいのがここです。
1930年代
→ アメリカでゴミ容器(ダンプスター)が発明
→ 効率的な収集システムが普及その後
→ 車内で押し固める仕組みが開発
ここで初めて「たくさん積める」ようになりました。
■ 現代のパッカー車(1950年代以降)
現在の形に近づいたのは戦後です。
油圧でゴミを圧縮
積載量が一気に増える
臭いや散乱も減る
このタイプが世界中に広まり、日本でも高度経済成長期に普及しました。
意外性とよくある誤解、注意点
「大きい=たくさん入る」だけではありません。
圧縮方式によっては粗大ゴミや長尺物が入らないこともあります。
回転板式は長い鉄製品に弱い、など現場ならではの制約があります。
鉄製品は金属のゴミとして別日に出すのが普通なのでそういうゴミは出さないように
物によっては粗大ごみです。
また、安全面の注意も重要です。
スプレー缶や液体の混入で圧縮中に事故や火災が起きることがあります。
自治体の分別ルールに従うのは、車両の性能を活かすためだけでなく事故防止にもつながります。
分別に関して言えばスプレー缶の分別はマジでしっかりしましょう。
事故の原因になるから
出典として、自治体のクリーンセンターの案内と専門サイトの解説を参照しています。
数値や仕組みは車種や自治体で差が出ますので、具体的な回収量を知りたいときは地元の窓口やクリーンセンターの資料を確認すると確実です。
見た目より頼もしい収集車の「圧縮力」を知ると、朝のゴミ出し風景が少し違って見えるはずです。
ではでは(^ω^)ノシ
この記事もおすすめ
ふぐを調理するには鍵付きゴミ箱が必要?法律や規制を詳しく解説!

