食事の雑学

ナタデココって何? 作り方・原料・酢酸菌についてやさしく解説

ナタデココ――あのコリコリ、ぷるぷるした食感、フルーツやヨーグルトに入っているとつい嬉しくなりますよね。

今回は「ナタデココって何から作られているの?」「家で作れるの?」「ナタ菌って酢酸菌って聞くけど、酢酸菌って何?」という疑問に、家庭での作り方や市販品の原材料、

そして酢酸菌の働きまでをまとめてやさしく解説します。

 

 

 


1. ナタデココとは

ナタデココは、ココナッツの果汁(ココナッツウォーター)などの糖分を含む液体を、ナタ菌”と呼ばれる微生物で発酵させて作る食べ物です。

発酵が進むと表面に厚い膜のようなもの(バクテリア由来のセルロース)ができ、それを洗ってカットして甘いシロップに漬けたものが私たちがよく食べるナタデココです。

あの特徴的なコリッとした食感は、バクテリアセルロース(植物のセルロースとは少し性質の違う高純度のセルロース)によるものです。

 

 

寒天とかゼラチンとは違う理屈で固まったものなんですね。

 

 

2. 使われる主な原材料

  • ココナッツ果汁(水):発酵のベース。家庭ではココナッツウォーターを使う。
  • 糖分(砂糖など):菌がエネルギーにするために必要。
  • ナタ菌(Acetobacter系):セルロースを生み出す酢酸菌の仲間。
  • 酸味料や保存料、香料など(市販品):味や保存性を調整するために加えられることがある。

市販のナタデココ製品は、製造地(タイ、インドネシア、中国、日本など)やブランドによって原材料の表記が変わります。

甘味は砂糖・果糖ぶどう糖液糖・異性化液糖などが使われ、食感の安定化のために増粘剤や安定剤が加えられることもあります。

 

 

3. 製造の仕組み(工場と家庭の違い)

  • 基本の仕組み:糖分を含む液体にナタ菌を入れて発酵させると、液面にセルロースの膜が作られる。これを取り出し、洗浄、加熱処理して不快なにおいを取り、カットしてシロップ漬けにする。
  • 工場:衛生管理、温度管理、滅菌、濾過、品質検査などがしっかりしている。大量生産で安定した品質を確保できる。
  • 家庭:少量で作れるが、菌の入手や衛生管理が難しい。雑菌混入や発酵失敗のリスクがあるため注意が必要。

 

4. 家庭での作り方(参考レシピと注意点)

注意:以下は参考レシピです。発酵食品なので衛生管理(器具の滅菌、清潔な環境)を十分に行い、見た目やにおいがおかしい場合は食べないでください。また、ナタ菌の入手が難しい場合もあります。

材料(目安)

  • ココナッツウォーター(市販のもの、無香性) 1 L
  • 砂糖 100〜200 g(糖度に応じて調整)
  • 酢や酸(ごく少量、pH調整の補助) 小さじ1程度(任意)
  • ナタ菌(スターター) 適量(市販の発酵スターターや既製ナタデココの少量から始める方法もある)

 

 

手順(ざっくり)

  1. 容器と器具を熱湯消毒するなどしてできるだけ清潔にする。
  2. ココナッツウォーターに砂糖を溶かし、必要なら少量の酢を加える。完全に冷ましてからスターターを入れる。
  3. 広めで浅い容器に注ぎ、ふたはしないかゆるくかけて空気(酸素)がある状態にする。好気性の菌が表面で膜を作るため。
  4. 25〜30℃程度の温かい場所で、5〜10日ほど発酵させる(環境によって変動)。表面に白〜半透明の膜が張ってきたら成長のサイン。
  5. 膜が十分に厚くなったら取り出してよく洗い、必要なら加熱(湯通し)して酢のにおいを飛ばす。カットして砂糖シロップに漬ける。
  6. 冷蔵保存で数日〜数週間程度を目安に(シロップや加熱処理、保存温度で変わる)。

家庭で気をつけること

  • カビ(緑や黒い点)が出たらすぐ廃棄。
  • 強い酸っぱい匂いや腐敗臭がする場合は食べない。
  • スターターは信頼できるソースから入手するのが安心。

ここでは大雑把な作り方を紹介しました。

ナタ菌自体は日本だと売っていない可能性がありますね

楽天市場やAmazonなどの通販サイトでも販売を確認できませんでした。

 

 

 

 

5. 市販品に入っている添加物と読み方のコツ

市販の原材料表示には、ナタデココの他に「砂糖」「ぶどう糖果糖液糖」「異性化液糖」「香料」「酸味料」「安定剤(ペクチン、増粘多糖類など)」「保存料(まれ)」などが並びます。

気になる成分があればラベルの上から下への順(含有量の多い順)や「原産国表示」をチェックしましょう。

例:缶飲料やパウチ製品では“ナタデココ、ぶどう糖果糖液糖、はっ酵乳、安定剤、香料”のような表記が一般的です。

 

 

 

 

 

6. 酢酸菌とは? ナタ菌の特徴

酢酸菌(acetic acid bacteria)は、アルコールを酸化して酢酸(=お酢の主成分)を作る微生物のグループです。

ナタ菌はその仲間で、特に糖を原料にバクテリアセルロースという高純度のセルロースを作る能力があります。

そのためナタデココの独特なゼリー・繊維状の食感が生まれます。

酢酸菌のポイント:

  • 好気性(空気が必要)
  • 耐酸性(酸性の環境でも生きられる種がある)
  • 応用範囲が広い(お酢のほか、バイオマテリアルとしての研究利用など)

 

 

7. 安全性と保存・食べ方のヒント

  • 市販品は加熱殺菌やpH調整、保存料やシロップで保存性を高めていることが多い。表示を見て賞味期限や保存方法を確認。
  • 自家製は短期間で食べ切る・清潔第一。失敗したら廃棄する勇気も大事。
  • ヨーグルト、フルーツカクテル、ゼリー、飲料、デザートトッピングなど、いろいろな使い方が楽しめます。

 

 

8. まとめ

ナタデココは“ココナッツ果汁+ナタ菌(酢酸菌の一種)”で作る発酵食品。工場では衛生管理のもとで大量生産され、市販品には味や保存性を整えるための添加物が使われることが多いです。

家庭でも作ることは可能ですが、菌の入手と衛生管理がハードルになります。

 

 

寒天やゼラチンとは全く違うものだったのはびっくりですね

まさか発酵食品だったとは

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

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