流行色(トレンドカラー)は「街で多く見かける色=自然発生」だと思っていませんか?実は違います。
業界の専門家たちが“予測”としてあらかじめ色の方向性を決め、それをメーカーやブランドが商品に落とし込むことで「流行」が生まれることが多い──。
この記事では「誰が」「どうやって」「いつ」決めるのか、そして「当たる/外れる」理由まで、実務目線でまとめます。
1. 結論(短く)
- トレンドカラーは専門家が予め決める予測がベース。
- 実際に消費者に浸透するかはその後の市場の動き次第。
- ただし、業界(メーカー・ブランド・メディア)が力を入れれば「流行にしてしまえる」力もある。
トレンドカラーとか流行色と言っているけれど、実際に流行っているという事ではない
2. 誰が決めるのか(主なプレイヤー)
- International Colour Authority(インターカラー)
国際的な色彩の専門家が集まり、世界基準として季節ごとの色の「方向性」を決定。通常はシーズンの約2年前。 - 日本流行色協会(JAFCA)
インターカラーの結果を受け、日本市場向けに色を調整して発表。国内事情や消費者嗜好を加味。 - PANTONE(パントン)などの企業
毎年「Color of the Year」を発表。インターカラーとは別の影響力を持つ。 - 素材メーカー/ブランド/デザイナー
実際に色を製品に使って市場へ流す立場。ここが動けば「予測」が現実化する。
ユーザーが決めるんじゃなくて作り手側の人たちが決めている。
根拠はあるんだろうけどユーザーが受け入れるかは未知数って事ですね
3. 決定から店頭までのタイムライン(ざっくり)
- 約2年前 — インターカラーが大枠を決定(世界の方向性)
- 約1.5年前 — JAFCAなどが国内向けに調整・発表
- 約1年前 — 素材(生地・塗料など)が量産される段階へ
- 半年〜直前 — ブランドが商品化、展示会や広告で色を押し出す
- シーズン到来 — 消費者が目にして「流行している」と認識
ポイント:商品化には時間がかかるため「先に決める」必要がある。
あらかじめ決めておかないと準備ができない
デザインを考えたりシーズンに向けて宣伝したりするのにも準備期間が必要って事みたいです。
4. 予測が“当たる”場合と“外れる”場合
当たるパターン(成功例)
- 社会ムードと噛み合うと強い
例:環境意識の高まり→グリーン系が広がる。 - 大量生産+大手のプロモーションがあると急速に普及する。
- SNSや広告が一斉に取り上げると爆発的に広がる(自己実現的予言)。
外れるパターン(失敗例)
- 日常使いしにくい色(過度にビビッドなど)は消費者に敬遠されがち。
- 景気や心理が逆行していると売れない(不安時に派手色を押すなど)。
- インフルエンサーやストリート発の色が予測を覆すこともある(SNS時代)。
5. 流行色の“役割”は何か?
- 流行色は「絶対当たる予言」ではなく、業界が足並みを揃えるための共通設計図です。
- ブランドや小売が同じ色を大量に並べることで、消費者に「今年はこの色だ」と感じさせる効果がある。
- デザイナーや商品企画にとっては商品開発の指針になる。
6. 企業/デザイナーが知っておくべき実務ポイント
- トレンド色は参考にするが、自ブランドの顧客ニーズ優先で。
- 在庫リスクを考えて、万能色(ベースカラー)とトレンド色(アクセント)を組み合わせる。
- SNSや実店舗での露出を意識して、色の見え方(素材・光)を実際に確認すること。
- 小ロットで市場テスト→反応を見て追加生産、という柔軟な運用も有効。
7. 消費者(普通の人)の見方
- 「流行色=今流行っている色」と思うのは自然。ただ、裏では業界の計画が働いている。
- 流行色に無理に合わせる必要はない。自分の好み・用途で選ぶのが結局満足度が高い。
まとめ(最後に一言)
トレンドカラーは「決められた予測」が出発点であり、その後の市場の動き次第で流行になるかが決まる。
業界が押し切ればトレンドは作られるし、消費者心理とズレれば空振りする。
だから、企画側は「予測を鵜呑みにしない」「自ブランドの軸を持つ」ことが大事です。
ユーザーからしたらどうでもいい、というかお店で買い物する時になんかこの色が多いなくらいの認識でいる人も多そう
ファッションにこだわりがある人はトレンドカラーを調べて購入してそうだけど
ではでは(^ω^)ノシ
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