ひょうたんのあの“くびれ”。昔から見慣れた形だけど、改めて考えると「なんであんな形なんだ?」って不思議になりますよね。
答えを端的に言うと――自然の形のバリエーションの中にあった「くびれ」を、人間が道具としての便利さで選び、広めていった、というのが妥当な解釈です。
以下、さくっと整理します。
1) テレビ(NHK)の答え:実用性が理由
NHKの教養番組では、「戦や旅のときに両手を使えるようにするため」と説明されました。
くびれがあることで紐がかけやすく、腰や肩にぶら下げられる――つまり水や薬を入れた容器を携帯しながら手を空けられる利点が大きかった、という話です。
確かに丸っこい引っ掛かりのない形だと持ち運びにくいというのは納得です。
ひょうたん自体は世界中で栽培されているけど品種改良までされているのは珍しいのかもしれません。(個人の感想)
2) 植物としての背景:もともと形は多様
ひょうたん(学名 Lagenaria siceraria)自体は世界中で古くから栽培されてきた植物で、実の形は丸いものから細長いもの、壺型まで幅広いバリエーションがあります。
言い換えれば「最初から全部がくびれていた」わけではなく、形のバリエーションが存在していた点が大前提です。
原産国だと丸っこい形をしていたり割とポピュラーな果物の形をしていた
変な風に曲がっていたり形がいびつなものもあっただろうけどくびれているような特殊な形はない
3) 考古学・遺伝学が示すこと:人とともに広まった作物
瓢箪は人類が古くから利用してきた作物の一つで、各地で独立して栽培・利用された痕跡が残っています。
乾燥させて丈夫な容器にするなど“容器としての価値”が高く、長期にわたる栽培のなかで現代的な実の特性(厚い壁や耐久性など)が選抜されてきたことが示されています。
原産国はアフリカだと言われていますが実は日本に伝わったのは9600年前と言われています。
更にアメリカ大陸でもひょうたんは発見されているそうです。
メキシコの遺跡で1万年前のひょうたんが発見されたそうです。
4) くびれが広まったメカニズム:人間の選抜(=品種化)
農家や生活者が「使いやすい形」を残して育てていくと、やがてその形が定着します。
果実形状は遺伝資源として記録され、食用・容器用・工芸用など用途別に選抜・保存されてきました。
つまり「くびれた形が便利だから人が選んだ」=品種化の結果**という理解が妥当です。
品種改良して水筒として使いやすい形にした。
現在でもひょうたんの品種にはいろいろあって形も様々です。
5) 文化的・象徴的な側面
日本や中国では瓢箪が縁起物としても広く親しまれてきました。
無病息災や商売繁盛、武将の馬印(秀吉の千成瓢箪)など、形そのものに社会的意味や信仰が重なり、さらに「くびれ=瓢箪」イメージが強まった面もあります。
こうした文化的後押しも普及に寄与しています。
まとめ:結局「自然」があって「人」が選んだ
- ひょうたんはもともと形に幅がある植物。
- その中で「くびれ」が道具として便利だったので、人が選抜して栽培・普及させた。
- さらに文化的・象徴的な価値が加わって、私たちがよく知る“くびれた瓢箪”が定着した――という流れです。
ちょっと余談(実験・工作ネタ)
家庭菜園で瓢箪を育てるときは“形を誘導する”ことも可能です。まだ若いうちに紐や型を使って成長の向きを変えると、意図した形に育てられます。
完全に自然に任せるだけでなく、人の手で形を作ること自体が、歴史的に見れば「品種化」の一過程だったわけです。
品種の形から大きく変える事はできないけどきれいな形に整える事はできるみたいです。
ではでは(^ω^)ノシ
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