ネコ車は土砂や農作物を運ぶための一輪車の事
「一輪車」や「手押し車」という呼び方が正式
ネコ車の【ネコ】はどこかの方言というわけではないらしい
いろいろな呼び方があって台車ねことも呼ばれていたりする。
工事現場で何気に大活躍するねこ車だが
その名前の由来は意外と知られていない。
名前の由来
- 猫足場で使えるから
- 漆喰を練った「練子」を運ぶねこ車になった
- 逆さまにすると寝ころんだ猫に似ているから
- 猫のようにゴロゴロと音を立てるから
- ネコがひくような小さな車という意味
- 一部地方で砂鉄や鉄鉱石のことを「ネコ」と言っており、それを運ぶものだったから。
- 猫の首のように、どの方向にも曲げられることから
- 昔、猫の後ろ両足を持ち上げて、前両足で歩かせる遊びがあり、その格好と一輪車でものを運ぶ格好が似ていることから。
猫足場で使えるから
建築用語で細い足場を猫足場と言います。
猫が通るような細い足場の事で日本独特の用語ではなく
英語でもキャットウォークと呼ばれています。
橋状のものなら「ねこ桟橋」と呼ばれています。
一番、有力だと思われている説ですが実はこれから紹介する説の全ては確たる証拠がない。
漆喰を練った「練子」を運ぶねこ車になった
漆喰を練ったものを練子といいそれを運ぶための車だからネコ車
ねりこが略されてねこになったというわけです。
逆さまにすると寝ころんだ猫に似ているから
ネコ車を逆さまにすると寝ころんだ猫のようなシルエットになるからネコ車と呼ばれているという説
面白いけど信ぴょう性は低い
猫のようにゴロゴロと音を立てるから
車輪がゴロゴロと転がる音が猫のノドがなるような音に似ているからという説
ネコがひくような小さな車という意味
牛車や馬車と比較して小さい車だからネコ車と呼ばれるような意味
確かに馬車や牛車と比べたら小さいけど微妙に形が違う気がしますね
俗称だからそんなものなのかも?
一部地方で砂鉄や鉄鉱石のことを「ネコ」と言っており、それを運ぶものだったから。
砂鉄や鉄鉱石の事をネコと呼んでいる
古代海岸や川の河口で取れる砂鉄の事をネコと呼んでいたそうです。
奈良時代以後は鉄鉱石の事もネコと呼んでいた。
猫の首のように、どの方向にも曲げられることから
猫の首って言うほど自由自在に曲げられるとは思わないけど
ねこ車は一輪で動かすから小回りが効くからそういう説があるのかもしれません。
昔、猫の後ろ両足を持ち上げて、前両足で歩かせる遊びがあり、その格好と一輪車でものを運ぶ格好が似ていることから。
今でも人間で同じ事をする遊びというかトレーニングがあるから分かるけど
昔は猫でそういう遊びをしていた。
今なら動物虐待とか言われそう。
猫車の歴史は?
ねこ車の歴史は調べると意外と古いというか、かなり古い
中国の三国志の時代まで遡ります。三国時代の蜀の軍師(後の丞相)諸葛亮孔明が発明したといわれる輸送道具、木牛流馬(もくぎゅうりゅうば)
西暦230年頃の話。
木牛流馬を画像検索すると一輪車に牛の模型というかモチーフがついた一輪車でした。
他は木製のねこ車って感じ
三国志の時代という事は日本で言えば縄文時代くらいからねこ車の原型は存在したというわけですね。
そう考えると感慨深いというか、古くからある道具なんですね。
まとめ
ネコ車は正式名称が一輪車や手押し車である。
諸説ある名前の由来で一番有力なのは猫足場で使えるからネコ車という説
手押し車が生まれたのは三国志の時代
昔の事であるから確たる証拠はないけどこういう事という話
いつからネコ車と呼ばれているかはよく分からない。
俗称だからしょうがないけど、しっかりとした答えがないからこそ面白いという面もある。
ではでは(^ω^)ノシ
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