ニット帽についてるポンポンですがあれって微妙にダサいというか嫌厭する男性も多い
しかし、あれがオシャレでついているのではないと知ると興味を惹かれませんか?
実はポンポンは17世紀の船乗りに由来があるようです。
現在でもフランス海軍ではポンポンのついた軍帽を被っています。
かっこいいデザインの帽子に赤いポンポンは何ともミスマッチに感じます。
しかし、軍隊の装備で無意味なものはありません。
ポンポンの正体とは?
ポンポンの由来
ポンポンは元々、17世紀の船乗りが平たい帽子につけていました。
というのもポンポンは狭い船内では非常に優秀なセンサーでした。
水兵が頭をぶつけないようにするための装備だったのです。
ポンポンが柱や天井などにぶつかると人間が痛い思いをする前に気がつけるという代物
ポンポンが何かにふれると頭皮で異変を感じ取る事ができるというわけです。
フランス海軍で採用されているのも自分の体を守るための装備であるというなら納得ですね
フランス海軍では1840年頃からポンポンが採用されているそうです。
細かく大きさなど決まっているようでポンポンは直径8cm、重さ約14g、高さ2.5cmです。茜色と決まっています。
面白い逸話があったりもします。
- 帽子を被っている船員に気付かれずに左手の人差し指でポンポンに触れることができたら、24 時間の幸運に過ごせる
- 船乗りは、女の子が自分のポンポンに触れたことに気づくと、彼女にキスを求めます。
- 伝説によれば、ポンポンはもともと白だったと言われています。キスをするために夫のポンポンをいじろうとする娘たちに嫉妬した船員の妻たちは、ポンポンの中に針を隠してひょうたんを捕まえました。針で刺された彼らの血がポンポンに流れ込み、この赤い色になったのです。
※フランス語のブログから翻訳し引用
ポンポン付きニット帽の日本での名前
ポンポンがついたニット帽を日本では
正チャン帽
と呼んでいます。
これは大正時代、東風人・織田小星の4コマ漫画「正チャンの冒険」で主人公の正チャンが被っていたニット帽に由来しています。
原作:小星(織田信恒)、作画:東風人(樺島勝一)で描かれています。
|
大正時代から漫画があるのは知らなかった。
漫画がきっかけで流行ったポンポン付きのニット帽ですが現在はファッションとして定着したという感じです。
まとめ
ニット帽についているポンポンは元々は実用品
狭い船内で頭をぶつけないようにするためのもの
その証拠にフランス海軍では未だにポンポンを帽子につけている。
日本でポンポン付きニット帽が流行ったのは大正時代の漫画「正チャンの冒険」がきっかけ
そのままファッションとしてポンポン付きニット帽は定着したというわけです。
正チャン帽という名前は廃れたけど純粋にデザインだけが残ったというのは面白い
ではでは(^ω^)ノシ
この記事もおすすめ