歴史の雑学

ベルサイユ宮殿にトイレがなかった?中世ヨーロッパのトイレ事情とは?

中世ヨーロッパは、ローマ時代に存在した高度な衛生システムを失い、いわゆる「最悪の時代」とも言われています。

特に「トイレ」に関するインフラが反映する生活環境は、現代の私たちに大きな衝撃を与えます。

 

 

トイレには、今回紹介した話以外にも
「え、そんな理由があったの?」と思う雑学がたくさんあります。

・なぜ日本のトイレは世界で有名なのか
・トイレは本当に清潔度が高いのか
・トイレの黄ばみが消えにくい理由 など

これらをまとめて読めるピラーページはこちら👇
【トイレの雑学まとめ|知ると誰かに話したくなる話だけ集めました】
https://trivia-and-know-how-notes.com/toilet-summary-japan-and-overseas/


【謎】ベルサイユ宮殿にトイレがなかった?

ベルサイユ宮殿にトイレがないと聞くと信じられない人もいるかもしれませんが、これは半分正しく半分誤りです。

  • 正確には、トイレ自体はありましたが、現代のような水洗式ではなく、「ガルドローブ」と呼ばれる壁に穴を開けた簡易的なものでした。

  • その穴から掛けた泥場には泥が湧き、尿精の流れは不卯な臭いを放ちていました。

 

現代人の感覚だとめちゃくちゃ不衛生で野糞と変わらないと感じてしまいます

ぼっとん便所以下だったからめちゃくちゃ不衛生

 

ベルサイユ宮殿は17世紀初頭にルイ13世の狩猟用の小さな城館として始まりました。

つまり17世紀、約300年前という比較的近い時代であってもトイレが整備されていなかったというわけです。

 

同じ時代の日本ではトイレは汲み取り式トイレで定期的にメンテナンスされており

うんこも肥料になっていました。

 

 

どうしてこんなにも違うのか?

これには中世ヨーロッパの歴史が大きく関わっています。

 


【水洗式を捨てた?】中世ヨーロッパの衛生概念

  • 中世では「水は病気を広げる」として敬遠され、全身を洗うことや水洗式のトイレは拒絶されていました。

  • そのため、不清な臭いを隠すために香水が発達。

キリスト教が関わってくるのですが「体が不潔であるほどに魂は清らかで高潔となる」みたいな考えで

古代ローマ時代に築いた上下水道を破壊していたりする

 

その結果、不潔すぎてペストなどの病気が蔓延していた。

 

 


【中世でもこんなトイレがあった!】

  • マリー・アントワネットは「コンモード」と呼ばれる腰かけ式便器を使用。

  • この便器は実質上は充電チェアのような構造で、隣室にある例もありました。

  • 一方、学者は正式な水洗式のトイレが無いことで、突発性の病気が薬注されなかったと指摘しています。


【どうして中世は汚かった?】

  • ローマ時代のインフラを継承しなかったため、高度な上下水道が欠如した。

  • 戦争が続いたことで、衛生策の優先順位が低くなった。

  • 宗教による「肉体より靈魂を洗え」という概念で全身洗滌が敬遠された。

 

おまるの中身を道端に捨てていたから道は糞尿まみれ

一説にはハイヒールはうんこを踏まないため

シルクハットは上から降ってくるうんこをなるべく被らないため

マントもそのような役割があったと言われています。

 

 

 

 


【その後の変化】

  • 16世紀以降、ルネサンス期間には、ローマ時代の衛生技術に再び関心が向けられました。

  • 都市部では徐々に下水道の整備が進み、近代的なトイレの原型が誕生しました。

  • 18世紀頃にはベルサイユ宮殿にも近代的なトイレが導入され、悪臭問題が軽減。


【まとめ】

トイレという身近な存在から見える歴史は、その時代の人々の価値観や技術水準を映し出します。

ローマ時代の高度な衛生システムが一度途絶えた中世ヨーロッパは、現代から見ると不潔で不便に感じられますが、その背景には宗教観や社会情勢が深く関わっていました。

現在の便利なトイレに感謝しつつ、過去の人々がどのように工夫していたかを知るのも興味深いものです。

 

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

 


 


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