石炭は「再生しない資源」って言われることが多いよね。でもそれって単に掘り尽くしたから?
それとも地球の仕組みが変わったから?今回は、石炭が大量にできた昔(石炭紀)と、現代の違いに注目して、「なぜ今は石炭がたくさん生まれないのか」を分かりやすくまとめてみるよ。
1. 石炭はどうやってできるのか(ざっくりおさらい)
- 元は「大量の植物」。湿地や沼で植物が堆積して泥炭(peat)になる。
- 泥炭が長い時間をかけて地下深く埋まり、圧力と熱を受けて化学変化を起こすと、褐炭→瀝青炭→無煙炭と進化して“石炭”になる。
- 要するに「植物が大量に残る」+「長い時間」と「地質的な圧力/熱」が必須。
でも現代ではこれと同じ事が起きる可能性は低いなぜなら木を腐らせてしまう菌がいるからです。
菌が木を腐らせて土に変えてしまう。
じゃあなんで石炭がたくさん埋まっているのかと言えば
2. 石炭が大量に作られた「石炭紀」の特徴
- 約3億年前の石炭紀は、巨大なシダ類などが大繁栄していて、湿地が広がっていた。
- 当時は、今ほど木材を分解する生物(特にリグニンを分解できる菌類)が発達していなかったと考えられている。だから枯れた植物が分解されずに大量に残りやすかった。
- 結果として、膨大な量の植物遺骸が地層として蓄積され、長期の地質プロセスで石炭層が形成された。
約3億5900万年前から約2億9900万年前までその間に木が繁殖して倒れてを繰り返した。
3. 現代で石炭がほとんど再生されない主な理由(短くて強い結論)
- 分解生物の存在
現代は白色腐朽菌など、リグニンまで分解できる生物が普通にいるから、倒木や枯れ葉は泥の中にそのまま残らず分解されやすい。 - 適した環境が少ない
石炭を大量に作るには「広大な湿地で植物が大量にかつ酸素の少ない状態で埋まる」ことが必要だが、そういう条件は今は非常に限られている。 - 時間スケールの問題
泥炭が本当に“石炭”になるには、数百万〜数千万年のスケールが普通。人間の世代や社会の時間感覚では「再生している」とは見なせない。
4. 「じゃあ現代は全く石炭にならないの?」— 部分的には始まりはあるけど…
- 現代でも湿地で泥炭が積もる場所はある(peat bog)。これは石炭化の“第一歩”にはなる。
- ただし、その泥炭が将来採掘可能な石炭層にまで進むには、上で挙げた複数の条件(埋没、長期の圧力・熱、酸素遮断など)が必要で、その確率は低い。
- 要するに「泥炭=石炭の卵」はできるけど、「卵→鶏(=石炭)」まで育つことはほとんど期待できない、という感じ。
5. もう一歩:生態系や地質が変われば起きうるか?
理論的には可能だが、現実的には起きにくい。例えば:
- 広大な湿地が長期にわたって酸素の少ない状態で保存されること、
- その後に充分な堆積物が上載して地圧や地熱が働くこと、
これらが複合してようやく「石炭層」ができる。地球の歴史レベルの偶然が揃う必要があるんだ。
これは天変地異が起きないと起こり得ない事なので石炭が新たに生まれる可能性は低いというわけだ
まとめ(短く・端的に)
- 石炭が「たくさん取れた」のは主に地質学的に特殊な時代(石炭紀)に多くの条件が揃ったから。
- 今は木を分解する生物が発達し、石炭を大量に作るような環境も少ないため、天然の石炭が大量に「新しく」生まれることは、ほとんどない。
- 現代で見られる泥炭地は“石炭化の始まり”にはなり得るが、採掘可能な石炭層に育つまでには途方もない時間が必要。
簡単に説明するなら現代で石炭が作れないのは石炭紀という時代は木が腐らなかったから
木が地面に大量に埋まってそれが石炭になった。
今は木は腐って土になるから石炭は生まれない
子供に説明するならこんな感じでしょうか?
化石燃料としての石炭は長い時間をかけてできた「地球の貯金」みたいなものだよね。
使う側としては「枯渇性」である事実と向き合う必要がある。再生可能エネルギーが注目される背景も、こうした地質学的な現実があるからなんだ。君はどう思う?
ではでは(^ω^)ノシ
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