トランプをパッと見ると、52枚に加えてジョーカーが2枚入っているのが当たり前になっています。
ところが「なぜ2枚なのか?」と問われると、意外と答えに困る人が多い。
この記事では、よく語られる“暦と結びつけた雑学説”から、本当に歴史的・実用的にそうなった理由まで、分かりやすく整理して解説します。
※この記事は「トランプまとめ|ルール・雑学ガイド」の一部です。
トランプの歴史・種類・味・健康に関する雑学をまとめて知りたい方は、以下のピラーページもあわせてご覧ください。
👉 [トランプまとめ|ルール・雑学ガイド]
1. よく聞く“365日説” — 面白いけど根拠はない
ネットや雑誌、豆知識コラムでよく見かける説明はこんなものです:
- 52枚 → 1年の52週間
- 4スート → 四季(春・夏・秋・冬)
- 13枚/スート → 各季節のおおよその週数(1シーズン ≒ 13週)
- 残りの日数(365 − 52×7 = 1) → ジョーカー1枚
- うるう年の1日分を表すためにジョーカーがもう1枚ある
確かに語呂がよく、覚えやすいので雑学ネタとしてよく流布します。
ただし重要なのは:この“暦説”は後付けの解釈であり、歴史的な一次資料やカード業界の公式説明に基づくものではありません。
面白い話だけれど「事実」として扱うのは避けたほうがいいです。
52✕7=364
1~13の数字を足した91に4をかけて364になる
これは面白いけどジョーカー1枚でいいじゃんという気持ちになりますね。
ちなみにトランプのカードが1~13なのは1から10までの数字を作りその上に役者カードを作ったから
絵札は「王・女王・従者(Knave → Jack)」という社会階級や役割を表しており、順序として Ace=1 から King=13 まで使われるようになったのです。
これは単にカードの強さや序列を示すための決まり事として定着したものです
2. 実際の発端 — ジョーカーはトランプ本来のカードではない
ジョーカーは元々のトランプ(52枚)に含まれていたわけではありません。
19世紀のアメリカで遊ばれていたカードゲーム、特に Euchre(ユーカー) というゲームのために追加された特殊カードが起源と言われます。
このカードは当初「切り札の上位」や特殊な役割を持つカードとして使われ、そこから発展していきました。
要点:
- ジョーカーは19世紀中頃にアメリカで誕生した(Euchreが起源の一つ)。
- 当初は1枚の特殊カードとして導入されたことが多い。
3. ではなぜ2枚になったのか — 実用性とゲームの普及が理由
20世紀に入ってから、ラミー系のゲームやカナスタ(Canasta)など「ワイルドカードを複数使う」タイプのゲームが広まりました。
特にカナスタではジョーカーが高得点のワイルドカードとして4枚近く使われることもあり、デッキに最初から複数のジョーカーが入っていると便利です。
結果として:
- カードメーカーが「2枚のジョーカー」を標準で入れるようになった。
- 2枚あればワイルドカードとしての使い勝手がよく、ゲームの幅が広がる。
- 「2枚入り」が流通したことで、2枚が一般常識化した。
つまり実務的には “ゲームで使いやすいから” それが広まった――これが最も信頼できる説明です。
4. 付随する理由・バリエーション
ジョーカーが2枚入る背景には他にも細かい事情があります。
- 予備として:製造や流通の都合で、破損・紛失に備え予備のジョーカーがあるという見方。
- 色違いやデザイン違い:赤いジョーカー・黒いジョーカーなど、判別しやすくするために2種用意されることがある。
- プロモーション用の特殊ジョーカー:企業やイベント向けの特別印刷ジョーカーが入る場合も。
- ルールの地域差:一部のパックはジョーカー1枚のもの、3枚以上入った特殊セットも存在する。
どれも「暦の象徴」ではなく、実用性やマーケティング上の理由です。
5. 具体例:Canasta(カナスタ)でのジョーカーの使われ方
カナスタは複数デッキ+ジョーカー複数枚を使う代表的ゲームです。
典型的には2組のトランプ+ジョーカー4枚(合計108枚)で遊び、ジョーカーは強いワイルドカードとして高得点扱いになります。
ゲーム進行や得点計算の都合上、ジョーカーが複数枚あることに意味があるため、カナスタの流行が複数ジョーカー普及の後押しになりました。
6. まとめ:雑学は楽しい、でも背景を区別しよう
- 「ジョーカー2枚=365日説」は面白い雑学だが、歴史的根拠はない。
- 実際の理由はゲーム史と利便性――ユーカーなどで生まれたジョーカーが、後のゲーム(カナスタ等)の需要で複数枚入るのが一般化した。
- さらに、メーカーや流通上の事情、デザインのバリエーションなども影響している。
ジョーカー2枚は365日説というのは根拠がないというか占いの分野でやる遊びだと思います。
Euchre(ユーカー)というゲームで使うために作られラミー系のゲームやカナスタ(Canasta)というゲームではワイルドカードが2枚というか複数枚あった方がよかったから
つけられた。
数字がきれいに365日になるのは偶然みたいですね
ではでは(^ω^)ノシ
この記事もおすすめ
トランプのキングとクイーンのモデルって誰?というかヨーロッパのどの国で誕生したの?
わかりやすいポーカーのルール解説!僕ら知っているぽーかーはお子様向け?

