生物の雑学

アメンボはどうして水に浮くの?その理由とは?

夏の池や川でスイスイと水の上を歩くアメンボ。まるで魔法のように水に浮かんで移動する姿は、子どものころに一度は不思議に思ったのではないでしょうか。

実はその秘密は、アメンボの足のつくりと水の性質に隠されています。

 

アメンボの足に秘密が?

アメンボの足をよく見ると、表面にはとても細かい毛がびっしりと生えています。

さらにその毛には、体から分泌された油がしみ込んでいて、水を強力にはじくようになっています。

 

 

このおかげで足は決して濡れることがなく、水の中に沈まずにすむのです。

でも、それだけでは水に浮くことはできません。ここで大きな役割を果たしているのが「水の表面張力」です。

 

 

水は表面積をできるだけ小さく保とうとする性質を持っており、そのため水面はまるで薄い膜のようになっています。

アメンボは細長い体と長い足を広げて、この膜にうまく乗ることで、体重を分散させながら浮かんでいるのです。

つまり、アメンボの軽い体と足の長さも、水に浮くための重要なポイントになっているのです。

 

 

油がなくなると浮けない

ただし、アメンボのこの仕組みには弱点もあります。足の油分を洗い流してしまうような洗剤や油を分解する成分が水に混ざると、足の撥水性が失われてしまうのです。

その結果、表面張力に支えられなくなり、アメンボは沈んでしまいます。

 

だからこそ、アメンボはきれいな水のある場所にしか生息できないのです。

こうして見てみると、アメンボが水に浮かぶのは単なる偶然ではなく、「足の撥水性」「水の表面張力」「体の軽さと形」という3つの要素が組み合わさった結果だということがわかります。

自然の仕組みは本当にうまくできていますね。

 

アメンボが少なくなっている理由

アメンボが水に浮けるのは「足の毛と油による撥水性」と「水の表面張力」があるからですが、確かに川や池の水が汚れると、その仕組みがうまく働かなくなるんです。

ただ、実際には「アメンボ全体が絶滅しかけている」というわけではありません。

 

日本にも世界にもいろんな種類のアメンボがいて、全部が一斉に減っているわけではないんです。


汚れた水がアメンボに与える影響

  • 洗剤や油が混ざると浮けなくなる
    台所や工場から流れた排水に含まれる洗剤や油は、アメンボの足の油を落としてしまいます。その結果、足が水に沈みやすくなり、浮けなくなるんです。
  • 水質汚染で生息できる場所が減る
    アメンボはきれいな水を好む種類が多いため、水が汚れると住み場所が限られてしまいます。

でも絶滅の原因はそれだけじゃない

  • 開発や環境の変化
    川がコンクリートで固められたり、池や田んぼが減ったりすると、アメンボがすむ場所そのものがなくなってしまいます。
  • 気候変動の影響
    水温や生態系のバランスが変わると、エサになる昆虫の数も変わり、アメンボにとっては生きづらい環境になることがあります。

つまり「川が汚れて浮けなくなること」も原因のひとつですが、アメンボが減ってしまう背景には 水質汚染+環境破壊+生態系の変化 が重なっているんです。

 

 

まとめ

アメンボが水に浮くのは足に細かい毛がびっしり生えていてそれが油でコーティングされている

そうすると水の表面張力で浮くというわけです。

 

アメンボが近年、絶滅の危機に瀕している生き物なのは水に台所用洗剤とかが混ざり

足の油がなくなってしまっているからというのも原因の一つです。

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

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