科学の雑学

Q. なぜあくびはうつるの?酸素不足が原因って本当?あくびの謎に迫る!酸素との関係と「うつる現象」の理由

誰かがあくびをすると釣られて他の人もあくびをしたりします

あれってなんでなんでしょうね

 

A. 実は「酸素不足説」はすでに否定されており、現在は“脳の温度調整”や“共感性”が有力な説とされています。
以下に、科学的に検討されている「あくびがうつる理由」を分かりやすくまとめます。

 

 

 

 

他人があくびをするのを見て脳がどういう指令をだしているのでしょうか?

 

 

 

あくびが出る理由

あくびが出る理由は2つ

 

  • 酸素不足
  • 睡眠不足:脳を睡眠状態から覚醒状態に切り替える時
  • 脳の温度調節:新鮮な空気を取り込む事で頭を冷やす

 

体内の二酸化炭素濃度が高くなるとアクビがでます。

また、アクビをすると覚醒の脳波であるβ波が出るため睡眠状態から覚醒状態に切り替える

脳の覚醒には息を吸い込む事よりも口を大きく開けてアゴや気道の血流を良くする事が目的だそうです。

 

 

 

人間は退屈を感じると眠くなったりします。

人間にとって退屈は苦痛な事です。

苦痛を感じるとベータエンドロフィンという鎮静作用物質が分泌されるため、眠くなってしまう。

 

 

学校で校長先生の話がつまらない時に眠くなってしまうのはこのため

また、眠気に逆らってアクビをするという事になります。

 

 

 

あくびがうつるのは本当ですか?

あくびはうつるというのは本当です。

上記したような酸素不足や眠気を覚まして覚醒状態にする必要がなくても

他人のアクビを見てうつってしまう事があります。

 

 

"行動伝染”現象と言われる現象で

 

  • あくびを見る
  • あくびについて考える
  • あくびに関する文章を読む

などの行為でもあくびをするという研究結果があるそうです。

 

1980年代半ばからいろいろな研究がされていますが

現在、有力な説は共感説です。

 

あくびがうつる現象の名前は?

反響現象ではないかと言われています

反響現象とは相手の言葉や行動を、無意識のうちに真似することで人間以外でも見られる現象

 

 

 

 

あくびは誰のでもうつる?

あくびは他人よりも友人、友人よりも恋人、恋人よりも家族というように

より親しい人の方がうつりやすい

 

あくびをする相手に共感してしまう現象と考えれば納得です。

睡眠時間もバッチリで深呼吸もして元気いっぱいでも親友があくびをしたらつられてしまうなんてことがあるのは

共感してしまうからなんですね。

 

 

 

 

 


 

あくびがうつるのは信頼関係にある人だけ?

例えば、街でたまたま見かけた人があくびをしてもあくびはうつったりしません。

それはなぜか?

一説には警戒心を共有するためという説があるそうです。

 

あくびをする事で脳を覚醒状態にもっていく

つまり、あくびがうつる事で群れ全体の覚醒レベルを上げて危険に備えるという意味もあったのでは?

という説ですね。

 

仲間同士で頭をシャキッとさせるためにあくびがうつるという現象が起きる。

 

 

 

 

あくびはどの動物から動物にうつりますか?

あくびはサルや鳥、イモリ、カエルなど脊椎(せきつい)動物で広く行われている。 

あくびがうつるのは人以外だとチンパンジーやサル、ボノボ、ヒヒ、犬、オオカミなどです。

 

どの動物も群れで行動する社会性の高い動物です。

ヒヒは毛づくろいを行う頻度が高い相手ほどあくびがうつりやすい傾向があるそです。

 

 

ちなみにイヌと人でもあくびがうつる事があります。

愛犬があくびしたのを見てつられてしまった飼い主さんもいるのではないでしょうか?

あくびの伝染は一種、親しさのバロメーターともいえる。

 

 

 

 


1. ミラーニューロンと共感性が関係している

  • 他人の行動を脳が“模倣”する神経細胞=ミラーニューロンが原因と考えられています。

  • 実際に、「親しい人のあくびほど感染しやすい」という研究結果も。

  • チンパンジーや犬でも、飼い主や仲間のあくびがうつる現象が観察されており、共感力が高いほど伝染しやすいとされています。


❄️ 2. 脳の“クールダウン”説が現在最有力

  • あくびをすることで冷たい空気が入り、脳の温度が下がるという研究があります。

  • これにより脳のパフォーマンスが保たれると考えられており、体温調節の一環としての説が強まっています。

  • 実際、夏の方が冬よりあくびの頻度が高いという研究データもあり、季節との関係も指摘されています。


❌ 3. 酸素不足説は否定されている

  • 昔から「酸素が足りなくなるとあくびが出る」と言われてきましたが、最新の研究ではこれは否定されています。

  • 酸素濃度や二酸化炭素濃度とあくびの頻度には明確な相関がないとされており、古い俗説とされています。


4. 状態切り替え・覚醒維持のスイッチ説

  • 眠気や退屈、緊張など“環境や内面の変化”に応じてあくびが出ることも多いです。

  • 特に「眠い→覚醒」「集中→リラックス」といったタイミングで無意識に状態を切り替える役割があるとも言われています。


表でまとめ:あくびの主な説と信頼度

仮説内容現在の信頼度
ミラーニューロン説他人の行動を模倣する神経反応★★★★☆
脳温度調整(クールダウン)説冷たい空気を吸って脳を冷やす★★★★★
酸素不足説酸素不足を解消するための深呼吸★☆☆☆☆(否定)
状態切り替え説覚醒や集中状態へのスイッチ的な反応★★★☆☆

✅ 結論:あくびは「共感+クールダウン+スイッチ」の複合反応

  • あくびがうつる理由には心理的・生理的な複合要因がある

  • 現在の有力な説は、ミラーニューロン(共感)と脳温度調節機能

  • 酸素が関係しているという説は、最新研究では否定されています。


小ネタ:あくびは「知能の高さ」と関係ある?

  • 社会的動物ほどあくびが伝染しやすい傾向があり、人間や霊長類、犬、カラスなどに限定されています。

  • あくびがうつるということは、共感性や認知能力が高い証拠かもしれません

 

 

まとめ

あくびが出るのは

 

  • 体内の酸素不足
  • あくびによって睡眠状態から覚醒を促す
  • 冷たい空気を吸い込んで脳を冷やす

などなどいろいろな理由があります。

 

あくびは信頼関係のある人やイヌからしかうつらない

 

仲間意識が起こす反響現象。

あくびがうつる事で仲間を覚醒状態にして警戒心を共有していたという説もある。

うっかりあくびがうつってしまったら思った以上に相手を信頼しているのかもしれませんね

 

 

ではでは(^ω^)ノシ

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