スマホで友達や家族、恋人と通話するのは良くある日常風景ですが
実は電話から聞こえる声が偽物である事はあまり知られていません。
電話から聞こえる声ってほんのちょっと違和感があるというか
「電話だと声がかわいいよね」
なんて会話があるのは実は声が違うからかもしれません。
電話での声が偽物な理由
実は電話の声ってコードブックという声が登録してある合成音を使っています。
コードブックに登録された音声は数千種類とも言われています。
だから
自分の声→合成音声→相手の耳
という流れになっています。
そもそもコードブックを採用しているのは
音声の完全再現というのは非常にデータ量が大きくなる。
世界中で使われるスマホで音声を完全再現したら通信がパンクしてしまう。
だからコードブックを使っているというわけです。
スマホの通話中に何が起こってる?
スマホで通話中、ハイブリッド符号化方式で音を変換しています。
- 話した言葉がスマホでキャッチ
- 話した言葉を音源とフィルタに分解
- コードブックで音源を組み立てるパターンを探す
- 選んだパターンをフィルタに通して音声(波形)を作る
- 次に人間が喋った言葉は作った音声と比較してコードブックから音声を選ぶ。
- この作業をリアルタイム、0.02秒毎に行なっている。
通話中にこの作業を延々と続けているし0.02秒なのでほとんどタイムラグはありません
CELPというシステムが鍵
通話の声を変換するシステムがCELPというのがあり。
人間の声から特徴を抜いてデータ化します。
こうするとデータ量が小さくなり、パンクしない。
コードブックに送られてその人に近い声が割り当てられる。
兄弟、姉妹など声が似ている場合は同じような声が割り当てられるため
電話だと間違えられたり確認されたりする。
筆者も身に覚えがある。
「長男の〇〇だっけ?」
「いえ、次男の□□(筆者)です」
という感じの会話は兄弟がいるとあるあるですね。
固定電話同士の通話では起こらない
固定電話では音の波形を電気の波形に変換して相手の電話で音の波形に戻すというアナログ方式が使われており
声の波形をそのまま届けています。
固定電話では波形符号化方式という方式が使われている。
スマホと固定電話では通信方法が違うという事らしい
まとめ
スマホで通話する時の音声は合成音声が使われています。
人間の声を再現すると通信データ量が大きくなり負担になるからです。
固定電話の場合は音の波形を電気の波形に変えて相手の電話で音の波形に戻すだけなので固定電話同士の通話は本人の声で行われる。
ハイブリッド符号化方式は文字にするとえらい手間がかかる印象なのですが個人の声をデジタルで完全再現するのはやはり難しいらしい。
アナログだと簡単だけどデジタルにすると通信データがパンクしてしまうくらい重くなるというのは面白いですね。
スマホでの通話では個人の音声を再現するとデータ量が大きくなりすぎるため
コードブックというデータベースから声を選んで合成音声にしているという事らしい
ではでは(^ω^)ノシ
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