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シルバーとシニアの違い:その背後にある文化的な意味

高齢者の事をシルバーと表現したりシニアと表現したりすることがありますが

なぜそういう風に言われるのか?

違いがあるのか?

 

 

シニアはシニアリーグとかいろいろな場面で使われる印象。

 

シルバーは元々、銀色って意味のはずなのにシルバーシートとかシルバーマークなんて使われ方をします。

今回は日本で使われる高齢者を表す言葉を紹介します。

 

 

 

 

 

高齢者=シルバー?

なぜ、高齢者をシルバーと表現するのか?

これは日本独自の表現で由来は1973年9月15日の敬老の日に国鉄で優先席を設けた際に、優先席の座席の色がシルバーだったことです。

 

まさかの優先席の色がシルバーだった事が由来

 

だからシルバーという言葉は高齢者を意味するものとして扱われるようになったというわけです。

基本的にシルバー、高齢者扱いは60歳以上になります。

 

 

 

 

シニアとは?

シニアとは英語で「年長者・先輩・先住者・上官」という意味

日本では高齢者を意味する事が多い。

 

 

シニアリーグというのは先輩リーグとか年長者のリーグ戦という意味で使われるみたいですね。

 

しかし、高齢者という意味でも使われるためややこしい

 

年齢を分ける区分として使われる事も多く東京しごとセンターでは

 

 

  • ヤング 29歳以下
  • ミドル 30歳から54歳
  • シニア 55歳以上

 

という区分

ただ、明確な区分というか使い分けがなくて基本的に65歳以上をシニアと扱う事が多い

 

高齢者としてのシニアは国際連合(WHO)だとこんな感じ

<国際連合の定義>

  • 前期高齢者:65-74歳
  • 後期高齢者:75歳以上

 

ややこしいですね

 

 

スポーツの世界でのシニアは先輩とか年長者という意味

だからリトルシニアとかシニアリーグという言葉がある。

 

 

中学生でもリトルシニアに出場したり

サッカーでもシニアサッカーだと40代以上の人がプレイしているサッカーになる。

めちゃくちゃ混乱する話としてシニア野球は50歳以上が出場する大会になります。

 

 

 

 


 

ロートルは中国語?

シルバー、シニアの他にロートルなんて言葉もありますが

ロートルは中国語で老頭児(繁体字: 老頭兒、簡体字: 老头儿)になります。

 

老人とか年寄りという意味になります。

 

 

好々爺と老害

お年寄りを表現する言葉で好々爺とか老害があります。

 

  • 好々爺:人のいいおやじ。 やさしくて気のいい老人。
  • 老害:歳をとることで周りが見えなくなり、迷惑をかけてしまう年配者

 

 

真逆の意味で使われる言葉ですがまとめて紹介しました。

好々爺は昔から使われている言葉ですが老害は割りと最近に作られた言葉。

 

 

まとめ

シルバーとシニアの違いをまとめると

 

 

  • シルバー:国鉄が敬老の日に設けた優先席の色が由来、日本でしか通じない
  • シニア:英語で「年長者・先輩・先住者・上官」という意味、高齢者にも使われるがスポーツでも使われる言葉
  • ロートル:中国語で老人、年寄りという意味
  • 好々爺:日本語、 やさしくて気のいい老人。
  • 老害:日本語、歳を取る事で周囲が見えず迷惑をかける老人

 

シニアの方が意味としての幅が広く、英語圏で通用するがシルバーは日本でしか通じないので要注意

 

シルバーとシニア、どちらも60歳以上の高齢者を差す言葉として使われがちですね。

シニアはスポーツの世界でも使われるからややこしくなっているけど

 

 

ウマ娘とかを遊んでいるとシニア級とかあって混乱しますよね。

 

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

 

 


 

 


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