2016年3月7日にすごい濃霧が関東地方で発生したらしいけど
濃霧というか霧ってどういう条件で発生するのでしょうか?
気になりますね、それに濃霧というとどれくらい濃い霧なんでしょうか?
Twitterなんかで写真があったので紹介します。
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都内は霧(?)に包まれて見たことない夜景が広がっています。
ちょっと不穏…カメラ:OM-D E-M1 pic.twitter.com/jyFuKXd7T8
— 六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー (@tokyo_cityview) 2016年3月7日
画像
感想
なんというか幻想的ですね、普段はネオンで明るい夜景も霧というベールに包まれてしまうと
印象が変わります、怪しくて何か潜んでいそうな雰囲気さえあります。
蠱惑的とさえ言ってしまいそうな風情があってたまにはこういうのがあってもいいかもしれません。
ニュースを見ると霧が深すぎて前が見えなくて危険だったみたいですけど(^_^;)
霧が発生する条件とは?
ここからがある意味本題で霧が発生する条件について調べてみました。
2.水蒸気量が十分である
3.空気が冷却される
この3つの条件が揃うと霧が発生します。
凝結核というのは空気中に漂うエアロゾルという微粒子の事ですね
凝結核を中心に気体だった水が液体になったのが霧です。
そして空気中に水蒸気、湿気が多い状態で空気が冷却されると霧が発生するというわけです。
霧には種類があって
- 移流霧
- 放射霧
- 蒸発霧
- 滑昇霧
- 混合霧
- 逆転霧
などがある。
移流霧
暖かくて湿った空気が、冷たい地表面や海上を移動するとき、下層から冷やされると 霧が出来ます。これが移流霧です。
つまり、暖かい空気が流れてきた時に地面に近い所にある空気が冷たい場合に暖かい空気が冷やされて霧になるわけです。
放射霧
風が弱くて晴れた夜には、地面の熱がどんどん大気中に逃げていくため、地表面付近の 温度が下がります。これを放射冷却といい、
このため地面付近の空気が冷えて、 空気中の水蒸気が水滴となり、空中に浮かんで霧となります。これが放射霧です。
地表面付近の現象で、日の出後1~3時間くらいで消えて晴れます。 発生場所により、内陸霧・谷霧・盆地霧などがあります。
蒸発霧、蒸気霧
暖かい水面上に冷たい空気がくると、水面から蒸発が起き、水蒸気の補給によって できる霧です。
主に海上で発生する霧ですね。
前線霧
前線に伴って発生する霧です。
温暖前線から降る比較的暖かい雨が、前線の下にある
寒気内でいったん蒸発して水蒸気となり、それが再び冷やされると霧が出来ます。
滑昇霧
空気が山の斜面をはい上がり、上昇気流によってできる霧です。遠くから見ると 山頂付近に雲がかかっています。
混合霧
気温の異なる二つの湿った空気の塊の混合によってできる霧です。
逆転霧
気温の逆転層下にできた層雲などの雲低が、地表まで下がった霧です。
3月7日の濃霧は?
ぱっと調べたけど移流霧か放射霧の可能性が高い。
前日の3月6日は最高気温11.7℃最低気温4.0℃だったのに対して
7日は最高気温15.5℃の最低気温12.9℃とかなり暖かい。
暖かい空気が流れ込んできて元々あった冷たい空気によって冷やされて霧が発生したと考えるのが
妥当という気がします。
という事は移流霧が一番近い現象だったのだと思います
ではでは(^ω^)ノシ
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