漫画やドラマでよく見る「血を見てポッと気絶する」シーン、フィクションの誇張もあるけど実際に起こり得る現象です。
ここでは「なぜ起きるか」「血の気が引くって血圧と関係あるの?」「男女差」「気絶したときの対処」「予防法」を、わかりやすくまとめます。
医学的には何が起きているのか?
血を見て気分が悪くなったり、最悪気絶してしまうのは主に 血管迷走神経反射(vasovagal syncope) によるものです。
刺激(血を見た・強い恐怖・痛みなど)→ 自律神経の異常な反応 → 心拍が落ちたり血管が広がって血圧が急低下 → 脳への血流が減りめまい・失神、という流れになります。
また、血を見ること自体が強い恐怖を引き起こす「血液・注射・傷害恐怖(BII phobia)」という状態の人は、こうした反応が出やすいです。
刺激が強すぎる事で血圧が急低下してめまいや失神が起きるという事ですね。
「血の気が引く」って血圧と関係あるの?
ある意味で「関係あります」。日本語の「血の気が引く」は顔が青ざめたり冷汗をかいたりする感覚を表しますが、これらは末梢(皮膚)の血流が減る、あるいは全身の血圧が下がることで起きます。
迷走神経反射や起立性低血圧、脱水などで血圧や血流の分布が変わると「血の気が引く」感覚になります。
ただし「血の気が引いた=必ず気絶する」わけではなく、多くはめまい・冷や汗・視界が暗くなる程度で止まることが多いです。
男女で起きやすさは違う?
研究では女性の方が血管迷走性の失神を経験する割合がやや高め、特に若年層でその傾向が見られます。
血を見て失神しやすいタイプ(BII)は女性に多く報告されることが多いですが、個人差は大きく、必ずしも全ての女性がなりやすいわけではありません。
年齢や体調、過去の経験、脱水や空腹などの状態も影響します。
統計データみたいなものを見ると若い女性に多い傾向があるそうですが個人差がある。
その人の資質や耐性があるかどうかでも違ってくる。
出血シーンを見て気絶・気絶寸前になったら — 緊急対処(誰でもできる簡単手順)
- 安全確保:倒れて周囲に危険物がないか確認。鋭利なものを避ける。
- 仰向けに寝かせ、脚を高く:可能なら脚を心臓より高く(数十センチ程度)して血流を脳に戻す。
- 呼吸と脈の簡単チェック:普通に呼吸しているか、反応があるか確認。呼吸がなければ救急を呼ぶ。
- きつい服を緩める:襟元・ベルトなどをゆるめる。
- 涼しい空気を当てる:風通しをよくする、扇ぐなど(熱で血圧が下がることもある)。
- 意識が戻ったら無理させない:すぐ立たせず、座るか寝かせてしばらく休ませる。
- 頭部を打っている/長く戻らない/呼吸に異常がある場合は救急へ。
(これは一次対応の基本。状況が重ければすぐ救急を呼んでください。)
繰り返す人・気になる人向けの予防法(すぐできる対策)
- Applied Tension(筋肉緊張法):血を見て気分が悪くなりそうなときに腕や脚の筋肉をぎゅっと数十秒つかうと血圧を保てます。BII対策として効果があるとされています。
- 十分な水分と軽い塩分摂取:脱水や低血容量を防ぐと失神リスクが下がります。
- 空腹を避ける:空腹だとめまいが起こりやすい。特に検査や採血の前は軽食や水分を。
- ゆっくり立つ・同じ姿勢を長時間続けない:起立性低血圧の予防。立ち仕事の人は足踏みなどを。
- 段階的曝露(慣らし)や心理的対処:少しずつ慣らす、深呼吸やリラクゼーションを学ぶと恐怖反応が弱まることがある。
- 重度・繰り返す場合は医師へ:心電図などで他の原因がないか確認。必要なら専門治療や訓練が受けられます。
漫画やドラマとの違い
演出上は「血を見たら即気絶!」とわかりやすく描かれることが多いですが、実際は前兆(冷や汗・視界が暗くなる・めまい)が出ることが多く、意識消失自体は短時間です。
人によっては少量の血でもショックを受けるし、大量の出血を見ても平気な人もいます。個人差が非常に大きい点が現実との大きな違いです。
まとめ
- 「血を見て気絶する」は現実に起きる現象で、多くは血管迷走神経反射によるもの。
- 「血の気が引く」は血圧・血流の変化と関係していることが多い。
- 女性にやや多い傾向はあるが、個人差が大きい。
- 気絶したときは仰向けで脚を上げる・呼吸を確認するなどの応急処置を。繰り返す場合は医療機関へ相談を。
何度も繰り返してしまう人はなにか対策をした方が良いのかもしれませんね
ではでは(^ω^)ノシ
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