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日本刀や剣道は韓国起源?真っ赤な嘘、捏造に要注意

 

韓国起源説に日本刀や剣道は韓国が起源であるという主張をしているが

結論から言えば全くの嘘、捏造である。

これは歴史的な資料を調べれば分かる事だし

 

 

インターネットで調べるだけでもどっちが真実かは分かる。

なので韓国の主張と日本の歴史をざっくり語っていこうと思います。

 

 

 

 

韓国の主張

2018年、韓国最大の剣道団体、大韓剣道会の李種林氏がインタビューで答えたそうです。

当時の李種林氏は大韓剣道会連盟の副会長を務めており「剣道精神の本質はなにか?」との質問に

 

日本の剣道人の中には「剣道精神」と「侍精神」を類義語として考える人が多いが同意しかねると答え

剣道の根本は三国時代の韓国と中国の撃剣に見いだせると答えている。

 

同時に現代剣道の基礎は日本が確立したとも述べている。

世界剣道協会も、公式HPなどで「剣道の起源は韓国」と主張している。

 

日本刀や剣道は韓国が起源と主張しているその根拠は

 

  • 元々、朝鮮半島で発達した世界最古の剣術が日本に伝わり、日本が競技用に改良したのが剣道
  • 日本で11世紀以前まで使われていた剣の形は、三国時代に韓国で使用していたものと同じと主張している。
  • 剣道は正式名称ではない朝鮮読みの【コムド】であると主張

 

 

このインタビュー以外にも以下のような事を主張している。

 

  1. 桓武天皇の生母は百済人、だから剣道は百済から伝わった
  2. 新羅花郎たちが完成させた東洋最高の剣術が起源
  3. 民の時代に武備志という書物に新羅から伝わった「朝鮮勢法」に武芸図譜通志に新羅花郎の本国剣法の記録がある。

三国時代というのは朝鮮半島が高句麗・百済・新羅と呼ばれる国に分かれていた時代の事です。

韓国の主張としては日本刀も剣道も百済から伝わったと主張しているわけです。

 

 

 

ちなみに韓国では古い時代劇では中国っぽい直剣が使われていたのですが日本で「ラストサムライ」が大ヒットしてからは

日本刀っぽい片刃の刀が使われるようになった。

 

韓国ドラマ、「宮廷女官チャングムの誓い」や「イサン」、「トンイ」などが有名ですね。

 

 

 

 

 

日本の論破

日本人として論破していくと

 

  1. 桓武天皇の生母は百済人、だから剣道は百済から伝わった
  2. 新羅花郎たちが完成させた東洋最高の剣術が起源
  3. 民の時代に武備志という書物に新羅から伝わった「朝鮮勢法」に武芸図譜通志に新羅花郎の本国剣法の記録がある。

全て論破できる。

 

 

桓武天皇の生母と百済は関係ない

桓武天皇の生母、【高野新笠】は西暦720年頃の生まれと言われています。

一方、百済は346年から660年に存在した国家なので高野新笠が産まれた頃にはとっくに滅んでいる。

 

 

時系列がめちゃくちゃなので論破は簡単。

 

 

新羅花郎は武芸に優れた集団ではない

最古の文献「三国史記」には新羅花郎の事をこう書かれています。

 

「美貌の男に化粧をさせ、豪華で美しい着物を着せた」この男を花郎と呼んだ。

 

大勢の男が花郎になろうとして集まり、議論したり詩を作ったり、国中の名所を観光旅行した。

こうした行動の中で優れた者を選び朝廷に登用した。

こうして登用した花郎の中には良将や勇卒がいた。

 

どっちかと言うと女装した男子の社交クラブみたいなものだったみたいです。

 

現代風に言うとイケメンに化粧させて綺麗な服(女物)を着せてバラエティ番組とか歌を歌わせたりとか観光旅行させて

良い反応したやつを雇ったよ、その中にムキムキのマッチョとか武道の達人がいたよみたいな?

 

 

 

 

 

 

武備志の内容は日本刀にボロ負けした明軍と李朝軍が対策を探した結果

16世紀に書かれた武備志ですが豊臣秀吉の朝鮮出兵で日本刀に中国式の片手直剣が負けてしまいそれに対抗するためいに

唐の時代にあった両手持ちの剣が有効だと考え、その使い方が書かれた朝鮮勢法にたどり着いたというわけです。

 

 

朝鮮勢法は唐の時代にあった諸刃の長剣や太刀が基本になるので日本刀とは関係ないものですね。

 

 

日本刀は6世紀から14世紀にかけて完成したと言われています。

それ以前は日本も中国式の片手剣を使っています。

 

聖徳太子も腰から吊っている剣は片手直剣です。

6世紀頃、大和朝廷に従わない蝦夷(えみし)と言われる人たちとの戦争の中で

 

蝦夷が使う蕨手刀が日本刀のルーツになります。

大和朝廷に従うようになった蝦夷の鍛冶師たちから技術を吸収して持ちてにスリットが入った毛抜形蕨手刀が産まれ

毛抜形刀、毛抜形太刀、

唐太刀の拵えを取り入れた小烏丸などが作られ、日本刀として発展していきました。

 

 

日本の南北朝時代には技術体系が完成したというわけです。

 

 

武備志は16世紀に書かれたものだし朝鮮勢法は唐の諸刃の両手剣を扱うものなので関係ない。

 

 

日本刀や剣道は長い時間をかけて作られた。

日本の剣術自体は古墳時代中期に常陸国鹿島に関東七流(東国七流)という

日本初の流派が産まれ7人の神官が古くから伝わる剣術を東国を中心に広めた。

 

 

平安時代後期になると源義経が習った京都鞍馬山で京八流が生まれる。

室町時代には京八流は消失しているようだが

 

 

武士が台頭する中でいろんな流派が産まれていった。

 

現代に残る資料や存続している剣術を見ると大雑把に

 

  • 念流系
  • 一刀流系
  • 神道流系
  • 陰流系
  • 新陰流系
  • 丹石流/東軍流系
  • 二天一流系
  • 林崎居合系
  • その他

 

 

江戸時代には竹刀を使った撃剣が盛んになり他流試合も盛んだった。

明治時代以降には見世物としての撃剣興行が盛んになる。

明治12年には警視庁剣術が産まれ、大日本武徳会が発足される

 

 

大日本武徳会は日本剣道連盟の前身に当たる。

剣道という名前については江戸時代でも使われていたけど、撃剣や剣術が一般的だった

明治44年に学校で剣道を正式科目にした際、剣道という名称が正式名称になった。

 

 

まとめ

韓国の日本刀起源説は真っ赤なウソです。

というのも韓国の主張というのはホップ・ステップ・ジャンプみたいな単純なものに対して。

日本ではいろいろな剣術が産まれ、江戸時代に盛んになった撃剣が明治時代から統合されていき

 

今の剣道になったという経緯、日本刀の技術体系を調べていると分かる戦争の中で培われた技術である事がすぐに分かります。

複雑というよりもいろいろな人が日本刀を使い剣術を編み出し統合されたのが剣道というわけです。

 

 

はっきり言って韓国の起源説は雑すぎる。

 

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

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