面白いトリビア

ロシア人はカニを日常的に食べる?輸出優先の現実を知る

なぜロシア産のカニはスーパーで見かけないのに、日本ではよく食べられているのか。

実は「ロシア=カニを食べている」というイメージは、一部の事実と誤解が混ざったものです。

まず結論めいた話をしすぎず、現地の流通と食習慣の事情を順に見ていきます。

 

 

なぜロシアは世界の“カニ供給国”なのか

ロシアの北太平洋やオホーツク海、バレンツ海といった海域は、タラバガニやズワイガニなど高級カニの大産地です。

これらの資源量の多さから、世界市場に大量のカニが供給されてきました。歴史的に見てもロシアは主要な漁獲国の一つとされています。

 

カニは自分たちで食べるよりも日本とかに輸出した方が遥かに儲かる。

ロシアのカニ漁はオホーツク海とベーリング海で行われている。

カニ漁師の平均月収は20万ルーブル(約40万円)

 

 

だからロシアから日本に輸出された冷凍カニは公式には680トン

しかし、日本の公式が発表した輸入量は14200トン

 

20倍以上の差があっておかしな事になっている。

実はロシアのカニが密輸されて日本にきている。

 

まさに闇のカニ

 

最近ではカニ王と呼ばれたロシア人の実業家が日本に26億ルーブル相当の活きカニを密輸して懲役24年になっている。

 

 

代表的なカニ(補足)

カムチャッカ(極東)で獲れる赤いタラバガニは特に有名で、輸出向けの“目玉”になってきました。

現地では漁業が地域経済の重要な部分を占めますが、それがそのまま「日常食」になるわけではありません。

 

 

それでも国内ではカニが“見かけにくい”理由

大きな理由は「輸出優先」です。漁獲されたカニの多くは国外に向けられ、国内市場に回る量は限られるとされています。

さらに密漁や中継貿易の問題も指摘されており、公式統計と実際の流通にズレが出ることもあります。

結果として、街のスーパーに生の本物のカニが常に並ぶような状況にはなっていません。

 

 

 

地域差が大きい:沿岸部と内陸部で事情が違う

沿岸の港町や極東地域では、カニを食べる機会は格段に多いです。

地元のレストランや市場でカニ料理が並ぶことは珍しくありません。

一方でモスクワや中央部の内陸では、価格や物流の都合でカニを日常的に食べる習慣は薄く、「特別な食材」として扱われることが多いと考えられています。

 

 

 

理由は単純で極東ではカニを食べる機会はあると思います。

しかし、ロシアはめちゃくちゃデカい、アジアからヨーロッパまでの広大な土地がある。

だからカニをロシア全域で普通に食べているという事ではない

 

 

 

極東で捕れたカニを人口が多いモスクワ方面に輸送するというのは飛行機で空輸するだろうし、そこまで鮮度を保ってカニを保存するのもコストがかかる

加熱冷凍や冷凍されたカニがほとんど

例えばムルマンスクからモスクワまでカニを生きたまま運んだ場合、28時間かかり

 

 

 

到着後は専用の施設で専門家が状態を監視するという

モスクワにつく頃には人件費と輸送コストがカニミソよりもコッテリ盛られている。

結果としてモスクワでカニを食べようと思ったら高級レストランの高級料理として扱われるというわけです。

 

 

 

極東で獲って近くの国、日本や中国に輸出した方が安いし儲かる。

 

 

「カニ=毎日のごちそう」ではないが、最近の流れもある

近年、ロシアのカニ供給は輸出先のシフトや国際情勢の影響を受け、アジア向けの出荷が増えています。

特に中国向けの出荷は2023年に急増した報告があり、同時に国内向けの供給も少しずつ増えているという指標が出ています。

ただし、家庭の「毎日の食卓」に頻繁に並ぶほど一般化しているわけではない、という点は変わらないと見られます。

 

 

地域によってはたまに食べるごちそうになるのではなかろうか?

カムチャッカやウラジオストクではレストランで食べられるし観光客向けのカニ漁ツアーもあるらしい

 

 

 

 

 

覚えておきたいポイント(まとめにならないように)

  • ロシアは世界有数のカニ漁獲国だが、多くは輸出される。
  • 国内消費は地域差が大きく、全国的な「日常食」ではない。
  • 近年はアジア向け輸出の拡大と同時に、国内向け供給も増える傾向が見られる。
  • ロシアが発表している輸出量と日本が輸入している量が明らかに違う、密輸したカニが入ってきている。

 

最後にひと言:ロシア=「カニを毎日食べる国」という単純化は成り立ちませんが、海沿いの町ではカニが生活に根ざしている面もあります。

話のネタにするなら、「獲ってすぐ海外へ行ってしまう、日本ではおなじみの“あのカニ”」という視点で語ると面白いでしょう。

(主な参考:Courrier.jp(2016)、WWF報告、SeafoodSource、Tridge、Intrafish など)

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

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