自然体というと剣道では無駄に力が入っていない姿の事を言います。
体のどの場所にも無駄な力が入っていない
自然体で立つ事が剣道、すべての武道、競技において正しい姿です。
しかし、人間は体にクセがついていて自然体になる事が難しい。
例えば力仕事をする時に背中下部ばかりが痛くなり
腹筋は痛みを覚えていないこれは腹筋に力が入っていない
もしくは背筋に力が入りすぎている状態です。
自然体はもはや稽古して身につけるものです。
何も稽古せずに自然体が実現できるのは立ったばかり赤子や変なクセがついていない幼児の方が身につけやすい
自然体が身につくイス軸法
YouTubeで紹介されたイス軸法はすぐれた体のリセット方法で自然体を身につける入口と言えます。
重要なのは骨で立つ、骨格で体を支える事が重要というかメイン
体の芯というか軸を作る事が自然体を作る事につながります。
剣道で自然体が作れれば怪我、腰痛になったりする事はありません
体のバランスが取れていれば筋肉は固まらないし柔軟性も保てる
更に言えば筋肉が運動のために使える
バランスが悪いと筋肉で骨を支えなきゃいけないけど
骨で立つ事ができれば筋肉は骨をちょっと支えるだけでいいから筋肉を十全に使えるというわけです。
重要なのは自然体を作る事で稽古の効果が段違いに変わる。
同じ素振りにしても体幹の力が使えるだろうし動きも変わる事は間違いありません。
稽古方法
稽古前にイス軸法で自然体を作ります。
最終的にはイス軸法をしなくても自分で軸を作って自然体になる事ができるように稽古しましょう
激しい動きをした後に体軸がズレていないか?
ズレていたらイス軸法で治すようにしましょう。
そうする事で自然体を養う事ができます。
最終的には自分で軸をとらえる事が大事です。
変なクセがなくなるように体をチェックしながら稽古しましょう。
疲れている時こそ、自然体になっているかチェック。
どんな時でも姿勢が作れるようになればいい
丹田に力を入れるとは?
丹田というのはおへその下、指3つ分くらいの場所をいい
ちょうど体の真ん中くらいにある場所ですね。
自然体で立ちなおかつ丹田を意識しろと指導されたりしますが
実際のところ丹田に力を入れる事は誰でもできますが
力を入れる事で具体的に何が変わるのかというのが説明できない人が圧倒的に多い
丹田に力を入れると言っても腹筋には
- 凹ませる
- 固める
- 膨らませる
この3つがあります。
では、どのように力を入れればいいかと言うと膨らませるのが正解です。
というのも日本人の古来からある感覚としては腹筋は張るものである。
例えば金剛力士像なんかは腹筋が膨らんだような感じになっています。
決してシックスパックが見えるようには書かれていない
浮世絵なんかもそうですね、武士の力強いイラストはあるけど全て腹筋が割れていない
むしろお腹を張るような描写がされている。
イス軸法を使って立った後に下っ腹を膨らませるように力を入れると
腰というか骨盤底筋群に力が入る、腰回りや腹筋、背筋が張るというか動かしやすい感じになります。
体にスイッチが入ったような感覚
力んだという感覚ではないけど筋肉に力が入っているような感覚になります。
まとめ
自然体というのは教えてもらっても体感しにくい
というのも体のクセを治すという稽古をしなきゃいけない
なのでイス軸法を実践して脳に覚えこませつつ
丹田、腰回りの筋肉や骨盤底筋群を使える体にする事が重要
剣道に腰から打てとか丹田に力を入れろというのも自然体が作れなきゃ
マイナスにしかならない。
自然体が作れると腹筋や背筋が使いやすくなるし、骨盤とその周囲の筋肉、関節が動かしやすくなる。
なので非常に動きやすくなる。
結論、自然体は稽古で練り上げるべし
ではでは(^ω^)ノシ