徒弟制度と聞くと古臭いイメージがあるけど冷静に分析すれば
メリットも多い、普通の従業員とは違って師匠と弟子の関係を結んで厳しく指導したり、アドバイスをくれる関係というのは良いものです。
徒弟制度と聞くと師匠が厳しく指導したり逆に見て覚えろと言って詳しく指導しなかったりする事もあります。
それに耐えられずに辞めてしまう人が多いのは事実だと思います。
じゃあメリットやデメリットはあるのでしょうか?
その辺りを調べたのでシェアしていこうと思います。
みんなが勘違いしている事
徒弟制度と聞くと労働基準法に守られていない劣悪な環境を想像してしまいがちですが、労働基準法69条は「徒弟弊害の排除」を定めています。
その内容は「使用者は、徒弟、見習、養成工その他名称の如何を問わず、技能の習得を目的とする者であることを理由として、労働者を酷使してはならない。」となっています。
という事は弟子だからと言って師匠は無茶な仕事をさせたりできないという事です。
そういう仕事をさせている人がいるとしたら労働基準局に訴える事ができるはずですし、労働組合と団体交渉をする事もできます。
なので基本的に普通の社員と同じ扱いです。
そもそも、師匠は弟子を管理しなきゃいけないのだからあんまり無理な時間、仕事をさせるのはお互いに疲れるだけ。
きちんとした技術を継承できる
どの分野でも同じですがちゃんと修行すればしっかりと体系だった技術を継承する事ができます。
つまりゴールは一人前の職人やその道のプロになれると言うことです。
そうすればその業界では仕事に困る事はないと思います。
技術とコネを手に入れるという意味でも徒弟制度はいい
未来のビジョンをはっきり提示できる
師匠は弟子に未来のビジョンを明確に伝える事ができます。
普通の社員だとそこまでの権限はないけど、徒弟制度を使っている企業や工房なんかは師匠にある程度の権限があります。
それに支援する制度も独自であるはずです。
例えばラーメン屋やで修行した場合、最終的には暖簾分けして独立。
自分でラーメン屋を始める事もできるようになります。
そのために必要な教育をしてくれるし親身になってくれる。
将来、一人前になったらこういう立場になれてこういう仕事が出来て、頑張れば収入はこれくらい
と将来のビジョンを提示できるのが徒弟制度のいい所です。
普通の先輩、後輩、上司と部下ではこうはいかない。
ブラック企業とは違うの?
確かに徒弟制度で仕事を学ぶとしたら厳しい指導を受けるかもしれないけど
ブラック企業のように人材を使い潰すような働き方はさせないはずだ。
というのも高度な技術や知識、ノウハウを教えるのは時間とコストがかかる。
時間をかけてじっくり教える事が大切、ブラック企業のように人材を潰すような働かせ方をしたら
高度な技術やノウハウを持った人間が定着しない。
師匠から見てもせっかく仕事で使えるようになった弟子を潰すのはもったいないと感じるはず
過度に厳しくして弟子が潰れたら弟子がやっていた仕事をまた自分でやらなきゃいけなくなる。
そういう事を考えるとブラック企業と呼ばれる企業よりも何倍も優れています。
最初は厳しいと感じかもしれませんが慣れてくればそこまで辛くもないと感じると思います。
仕事ってそういうもんですからwww
師匠のメリット
師匠にとってのメリットは弟子を育てる事で自分の仕事を減らす事が出来るからです。
ちょっとした段取りや雑用を弟子に任せる事で自分は高度な仕事だけをこなしていけるというわけです。
学び始めた弟子は簡単だけど面倒くさい雑用へ
ベテランの弟子には自分の助手をしてもらう事もできます。
まとめ
徒弟制度のメリットは
- 技術を正しく継承できる
- 将来性がある。
- ブラック企業とは違い人材を使い潰さない
- 師匠は仕事を振り分けられて楽になれる
メリットはこんな感じです。
調べてみたけどいいものですね
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ではでは(^ω^)ノシ