バーナム効果というのは占い師さんがよく使うテクニックで心理学でも紹介されるものです。
簡単に言えば大体の人に当てはまる事を言って相手に自分の事を言い当てられたと思わせるもの
すごく曖昧な言い回しをしたりする。
占い師さんが使う他にも心理テストや性格診断アプリなんかもバーナム効果と言えますね。
バーナム効果、またはフォアラー効果とも言われる心理テクニックを深掘りしていきたいと思います。
バーナム効果とは?
バーナム効果(Barnum effect)とは、個人が一般的な説明や性格評価などが自分自身に当てはまると感じる傾向を指す心理現象です。
この効果は、ホラリー・マーシャル・バーナム(P.T.バーナム)というサーカスプロモーターにちなんで名付けられました。
バーナム効果は、一般的な特性や記述があいまいで一般化されたものである場合により顕著に現れます。
例えば、占いや星座の特徴、ホロスコープ、心理テストなどで使用されるような記述は、多くの人に当てはまるような曖昧な言葉で構成されています。
それにもかかわらず、人々はそれを自分自身に当てはめる傾向があります。
バーナム効果は、自己認識や自己評価の誤りに関連しています。
人々は自分自身についての情報を探し求め、それが当てはまると感じることで自己肯定感や満足感を得ることがあります。
この効果は、心理学やマーケティング、占いなどの分野で広く研究されています。
人々が自己理解を深めるために、より具体的で客観的な情報を求めることが重要であることを示しています。
また、他人からのフィードバックや評価も重要であり、客観的な視点を提供することができます。
簡単に言えば「誰にでも当てはまる事を自分の事だと思わせるテクニック」
例文として
「あなたは悩んでいる事がありますね」
「人間関係で悩んでいますね」
ビジネスのプレゼンで使うなら
「毎月の給与計算って大変ですよね」
みたいに誰もが悩むであろう事例を使って話を広げるのに使える。
コールドリーディングと併用する
コールドリーディングとは相手を知らない状態で会話や外見を通して相手のことを言い当て、
「私はあなたよりもあなたの事を知っている」
という風に見せかける話術の事
コールドリーディングのコールドは「事前の準備なし」
リーディングは「相手の心を読み取る」
という意味になる。
ちなみにコールドリーディングの反対語はホットリーディング
ホットリーディングは相手のことを事前に調べておいて相手の心を読んだような発言をするテクニックです。
コールドリーディングというのは何気ない会話から情報を引き出していく
相手の協力も必要不可欠
- 質問する
- 反応を探る
- さらに情報を引き出す
- 次のステップ
例えば職場の人間関係で悩んでいる人なら
会話をしていて上司の名前を出す時の反応とか
無意識に曖昧な表現を使ってしまうなどの反応が出てしまうもの
そこから「あなたは職場の人間関係で悩んでいますね」
と切り出すわけです。
日常生活で使える?悩みを言いやすくなる。
例えば、よくありがちなのが
「悩みがあったら相談してね」
なんてセリフです。
こう言われても相談しにくい
人によっては
「なんか面白い事を言って」
くらいハードルが高いわけです。
無茶振りにも程がある。
バーナム効果を使うと
「人間関係に困っているね?」
とか
「仕事の悩みがあるんじゃない?」
とか具体的に言われると悩みを言いやすい
事件とか起こしたり、自◯した人に対して
「何で相談してくれなかったんだ」
と嘆く事が無くなると思います。
誰にでも当てはまる事
職場の人間関係と言っても
- 上司
- 先輩
- 後輩
- 取引先
などなど人間関係も様々
お金の悩みだったとしても
- 貯金できない
- 借金がある
- FXで負けた
などなどいろいろある
それなのに
「何か悩みがあったら相談してね」
だと範囲が広すぎる上になんか怖い
という反応も無理からぬ
またバーナム効果の使い方として誰にでも当てはまる事を言い続けて結論に導くという使い方もある。
変な結論に誘導しやすい
【悲報】ストレスで限界の人のサイン、やばすぎる
体を丸めて寝ることが多い
肩こりや腰痛が気になる
口の中をよく噛む嫌なことをよく思い出す
うっかりミスが増える
なかなかやる気が出ない pic.twitter.com/zeQtOtHLQ4— 2ちゃんねる迷スレ集【画像】 (@etoriasan) May 20, 2023
ストレスで限界の人のサイン
- 体を丸めて寝ることが多い
- 肩こりや腰痛が気になる
- 口の中をよく噛む
- 嫌なことをよく思い出す
- うっかりミスが増える
- なかなかやる気が出ない
- SNSをよく見てしまう
- 以前、楽しめた事が楽しめなくなった
- 朝起きるのが辛くなった
- 味の濃いものが食べたくなる
よく考えるとストレス以外でも同じような事は起こり得るけど
誰にでも当てはまる事を次々と言われてしまうとそうかもしれないと思ってしまう。
ある意味でバーナム効果と言えますね。
それぞれ、別の原因があるのに一緒くたにストレスが原因という結論に誘導しているとも言えます。
まとめ
バーナム効果とは誰にでも当てはまる曖昧な言葉を自分の事だと認識させるテクニック
使い方はいろいろあるけど、悩みを聞き出しやすくなったり
結論に誘導しやすくなるという使い方がある。
雑談なんかにも使えそう、顔を見れば分かるくらい眠そうな人に対して
「寝不足だね?テスト勉強?」
みたいに誰にでも当てはまりそうな事を聞いて
「数学の勉強していて気がついたら深夜3時だった」
みたいな言葉を引き出す事も出来るはずです。
バーナム効果とコールドリーディングを駆使すればコミュニケーションはかなり得意になりそうですね
ではでは(^ω^)ノシ
この記事もおすすめ