パクチーといえば臭いが苦手という人も多い
そんなパクチーだけど和名は「カメムシ草」と呼ばれています。
正確には食べられていなかった時期にカメムシ草という名前がつきました
正式な和名は「コエンドロ」と言います。
カレーに入れるスパイス、コリアンダーとしても有名
カメムシといえば臭いガスを出す事で有名な昆虫ですがカメムシとパクチーの臭いは別物のはずです。
パクチーといえばあの青臭い匂いが特徴的な香草です。
カメムシの臭いに似てなくもない
しかし、パクチーが嫌いあんなのは食べ物じゃない頭がおかしいと言われる理由を解説します。
パクチーの匂いとカメムシの匂いの違いは何ですか?
パクチーとカメムシの匂いは成分的には全く別物です。
- パクチー・・・・(E)-2-ドデセナールというアルデヒド類の匂い成分
- カメムシ・・・・悪臭の成分はヘキセナールやデセナール等のアルデヒド類
アルデヒド類のにおい成分が入っています。
という事は似ているというか近い匂いではある。
しかし、パクチーの匂いとカメムシの匂いが嗅ぎ分けられない人というか同じくらいの忌避感を持つ人がいるというのです。
パクチーなんか食うのは頭がおかしいと主張する人がいる理由
パクチーが苦手な人は一定数いるがアルデヒド類の匂いに過敏反応する人が一定数いる
臭いとか石鹸みたいな味だと感じるのはアルデヒド類の匂いが原因
最新の研究によると2012年にアメリカ・カリフォルニア州を拠点とするバイオテクノロジー企業・23andMeが行った大規模な実験があります。
約3万人を対象とした実験では面白い結果が出たようです。
パクチーの好き嫌いを評価して嫌いという人は嗅覚受容体である「OR6A2遺伝子」が変異していたというのだ。
OR6A2遺伝子とアルデヒド類の匂いが強く結びついてしまい石鹸みたいな味!という風になる。
パクチーに含まれるアルデヒド類の匂いこそ石鹸にも含まれる匂い
まとめると
パクチーの匂いを強く感じすぎてしまう人がいてその人にとってはパクチーは食えたもんじゃないという事になる。
アルデヒド類のにおい成分が含まれるもの一覧
アルデヒドは特有の匂いを持つ有機化合物です。アルデヒド類の匂いが含まれるものとしては、以下のいくつかの例が挙げられます。
- 柑橘類の果物: レモン、ライム、オレンジなどの柑橘類には、シトラルアルデヒドと呼ばれるアルデヒドが含まれており、爽やかで酸っぱい匂いを持っています。
- バニラ: バニラビーンズから抽出されるバニリンというアルデヒドが、バニラの甘い香りの主成分です。
- アルコール飲料: ウィスキーやブランデーなどのアルコール飲料には、アルデヒドが香りに影響を与えることがあります。
- 香水: 香水の調合において、さまざまなアルデヒドが使用され、香水の香りを形成します。
アルデヒド系の合成香料: 食品や化粧品などの製品には、アルデヒド系の合成香料が使用され、さまざまな香りを持たせるのに役立っています。
アルデヒドの匂いは化学的にはさまざまであり、様々な応用分野で使用されます。
ただし、高濃度のアルデヒドは刺激的であり、適切な使用量と配合が必要です。
まとめ
パクチーの匂いはカメムシの匂いと似たような成分が入っている。
だがパクチーはカメムシほど強烈でもないし成分自体も別物なので厳密には違う匂い
しかしアルデヒド類の匂いを強く感じすぎてしまう人も一定数ようでそういう人はカメムシの匂いや石鹸のような匂いだと感じしてしまい
パクチーが大嫌いという人もいる。
遺伝子の変異によるものなので仕方ないものです。
アルデヒド類が含まれる食品や香水などもあるのでパクチーが嫌いな人なら
避けた方が無難かも?
ではでは(^ω^)ノシ
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