黒胡椒と白胡椒って使い分けが難しいというか知識がないと
どちらを使っていいか分からなくて悩んでしまいます。
ステーキを焼くときは黒胡椒?白胡椒?
ラーメンにかけるなら黒胡椒?白胡椒?
採取の時期が違ったり加工の仕方が違うのかもしれません。
胡椒の原産国は?
コショウは、インドのマラバル地方(ケーララ州)を原産地とするコショウ科の熱帯性つる植物です。
コショウの起源は古く2500年から3000年の長い歴史を持ち
インド・バラモン教の聖典「ヤジュルヴェーダ」「アタルヴァヴェーダ」にその名前が登場し
叙情詩「ラーマーヤナ(ラーマ王子の冒険)」にも【塩と胡椒で食べる食べ物】という記述があったりします。
シルクロードを渡って古代ギリシャや古代ローマで愛されたスパイスです。
黒胡椒とは?
黒胡椒は熟す前の実を収穫して皮ごと使います。
皮には香り成分が多く含まれているため白胡椒よりも香りを感じる事ができます。
白胡椒と黒胡椒はどちらが辛いですか?と聞かれたら黒胡椒の方が辛味が強いです。
使い方
黒胡椒は香りが強く、
- ホール
- 粗挽き
- 細挽き
など様々な形で販売されています。
粒が大きいほど香りが長持ちします。
黒胡椒は
- カルボナーラ
- ステーキ
- デザート
香りをつけたい、臭みを消したい時などに重宝される。
胡椒が昔、ヨーロッパで人気だったのは肉の臭みが消せるからです。
黒コショウの特徴は?
白胡椒と比べると辛味成分であるピペリンが豊富に含まれています。
- 色と形状: 黒コショウは、小さな丸い粒状のスパイスです。その名前の通り、通常は黒色をしています。新鮮な状態では、外側の皮が黒く、内側は白色の果肉で覆われています。
- 香りと風味: 黒コショウは、強烈な香りと風味を持つスパイスで、ピリッと辛い味わいが特徴です。その香りは爽やかでスパイシーであり、多くの料理に風味を加えるのに使われます。
- 用途: 黒コショウは料理の調味料として広く使用されており、肉、魚、野菜、スープ、ソース、マリネ、ドレッシングなど、さまざまな料理に加えられます。また、テーブルで食事の際にも利用され、食卓の上に置かれたコショウミルを使って振りかけることが一般的です。
- 辛味成分: 黒コショウの辛味は、主にピペリンと呼ばれる成分によってもたらされます。ピペリンは唾液腺を刺激し、食欲を増進させる効果もあります。
- 保存と購入: 黒コショウは、乾燥させた粒状の形態で市販されており、暗所で密閉容器に保存すれば長期間保存が可能です。また、全粒のまま買うか、挽いたものを購入できます。挽いた黒コショウは風味が速く劣化するため、できるだけ全粒のまま購入し、使う際に挽くことがおすすめです。
黒コショウは、料理に風味を加え、味わいを豊かにするために広く利用されるスパイスであり、世界中の料理で愛されています。
白胡椒とは?
白胡椒は熟した実を収穫し皮を取って核の部分だけ乾燥させ使います。
皮を取る時は水に浸して柔らかくして皮を取り除きます。
香りも辛味も未成熟な実を採取して作る黒胡椒よりも弱い
香りは弱く辛味もマイルドですが
繊細な味付けに向いているスパイスになります。
白コショウの特徴は?
白コショウ(白胡椒)は、黒コショウとは異なる特徴を持つスパイスです。以下に、白コショウの特徴をいくつか説明します。
- 色と形状: 白コショウは、黒コショウと同じく小さな丸い粒状のスパイスですが、その名前の通り、通常は白色をしています。これは、白コショウが黒コショウと同じ実から作られるものの、果肉と外皮を取り除いて乾燥させたものであるためです。
- 香りと風味: 白コショウは、黒コショウと比べてやや穏やかな香りと風味を持っています。辛味は存在しますが、黒コショウほど強烈ではなく、よりピュアで精油的な香りが特徴です。このため、一部の料理では白コショウが好まれます。
- 用途: 白コショウも料理の調味料として広く使用されており、特に白いソースやクリーム系の料理によく合います。白コショウは、見た目が洗練されているため、料理の見栄えを良くするのにも使われます。
- 辛味成分: 白コショウにも辛味成分であるピペリンが含まれていますが、黒コショウほど豊富ではなく、そのため黒コショウよりも辛さがマイルドです。
- 保存と購入: 白コショウも、乾燥させた粒状の形態で市販されており、暗所で密閉容器に保存することがおすすめです。白コショウは風味が比較的速く劣化するため、できるだけ全粒のまま購入し、使う際に挽くことが良い結果を得るために重要です。
白コショウは、黒コショウとは異なる風味を持つため、料理のバリエーションを豊かにするのに便利なスパイスとして使用されます。
どちらのコショウも料理に個性的な風味を加えることができ、好みや料理の要求に応じて使い分けられます。
粉末の胡椒は黒胡椒?白胡椒?
粉末で販売されている胡椒。
ラーメンなどに入れるスパイスとして重宝されていたり
野菜炒めにサッとかける粉末胡椒ですが
実は黒胡椒と白胡椒をミックスした調味料になります。
まとめ
胡椒はインドのマラバル地方(ケーララ州)が原産国で2500~3000年の歴史があり「ヤジュルヴェーダ」「アタルヴァヴェーダ」叙情詩「ラーマーヤナ(ラーマ王子の冒険)」などにも記述があり
古代ギリシャや古代ローマでも重宝されるスパイスでした。
黒胡椒と白胡椒の違いは
- 黒胡椒・・・・未成熟な実を収穫し皮ごと乾燥させたもの、ピペリンが豊富で香りも辛味も強い
- 白胡椒・・・・完熟した実を収穫し皮は水に浸して柔らかくして皮を取り除き、乾燥させたもの、辛味も香りもマイルド
黒胡椒はステーキなどに向いていて、白胡椒は繊細な味付けやクリーム系の料理に向いている
日本で販売されている粉末の胡椒は黒胡椒と白胡椒をブレンドしたものです。
ではでは(^ω^)ノシ