クリスマスの歴史はとても長い
西暦2023年現在で考えれば分かる通り
かなり古くからある風習です。
クリスマスがいつから始まったのかを紹介します。
クリスマスとは?
クリスマスはキリスト教の始祖であるイエス・キリストの降誕祭です。
新約聖書によるとイエス・キリストは
「ユダヤの町ベツレヘムの馬小屋で降誕した」
という事らしい。
英語では
Christmas
または
Xmas
という風に表記します。
XmasのXはギリシャ文字の「Χ(chi・カイ)」であり、アルファベットではない
ギリシャ語「ΧΡΙΣΤΟΣ(クリストス)」の頭文字
最近はChristmasの表記が一般的なんだそうです。
Christmasは「christ」「mas」という2つの単語がくっついた造語
christ・・・キリスト
mas・・・ミサ(mass)
という意味です。
クリスマスは古代ローマから?
クリスマスという風習が始まったのは
いつ頃からなのかは正確に分かっているわけではなく
一説には2~4世紀頃から始まったと言われています。
当時、ヨーロッパを支配していた古代ローマ帝国ではミトラス教が信仰されていました。
ミトラス教は古代インド、イラン宗教の神、ミトラから影響を受けた太陽神ミトラスを信仰する宗教
ミトラス教の冬至祭の日、12月25日をローマ皇帝がイエス・キリストの生誕した日として制定しました。
それ以前のクリスマスは割と日付がバラバラ
3世紀初頭にアレクサンドリアで活躍した神学者・クレメンスがキリストの降誕日を5月20日と推測していたり
割と地域によって違っていた。
313年にローマ皇帝コンスタンティヌス1世がキリスト教を世界宗教として広めると決めた事でクリスマスを統一する必要が出てきた。
教会は長い議論の末に12月25日をクリスマスと決めたという経緯がある。
なんとクリスマスの日付が決まったのは350年頃と言われており
すごく長い話し合いがあったのが予想できますね。
ミトラス教の冬至祭を上書き
クリスマスはミトラス教の冬至祭を上書きするような感じで広まった
キリスト教を信仰する前の古代ローマ皇帝が信仰していたのがミトラス教
古代ローマでは太陽神ミトラの誕生祭が冬至祭でした。
ヨーロッパなどの農耕社会では太陽の力が弱くなる冬至の頃、そのよみがえりを願う
というお祭りがあったり更にサトゥル
ナリアという農業の神さまを祀るお祭りが12月17日から12月23日まであった。
サトゥルナリアはかなりの盛り上がりで治安が悪くなったとか、ローマ皇帝がキリスト教を世界宗教にした事でそういったお祭りを徐々にキリスト教のクリスマスに塗り替えていった
まとめ
クリスマスという風習がいつから始まったのかと言えば2〜4世紀
初めはイエス・キリストの誕生日であるクリスマスの日付は地域によってバラバラだった。
古代ローマ皇帝が世界宗教として広めると決めた結果
教会や権力者が話し合いをしてローマ皇帝が以前信仰していたミトラス教の冬至祭である12月25日と決めた。
更にはサトゥルナリアなどの冬至祭なども組み込まれていった
そのためヨーロッパのクリスマスシーズンはめちゃくちゃ長い
11月の最終日曜日から始まるそうですよ。
ではでは(^ω^)ノシ
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