漫画【北斗の拳】で主人公のケンシロウが敵を指で突くと
相手が爆発してしまう
秘孔をついた!お前はすでに死んでいる
なんて言いますが現実に経絡秘孔はあるのでしょうか?
結論から言えば指で強く押して相手が爆発するようなものはありません。
経絡とは?
東洋医学の概念、古代中国では気血が通る道と言われています
中国の中医学の経験によって導き出されたもの
現代医学の見地で言えば重要な神経・血管・筋走行上に位置したり体性-内臓反射等で医学的関連があり
WHOでも治癒効果があると認められた
要は経絡というのは気が通る道という概念であり
ツボ押しとか鍼灸師、体に針を刺す治療をする人にはおなじみの概念です。
経絡図の1例
秘孔とは?
秘孔は北斗の拳や蒼天の拳などに登場する架空の急所
経路上にある秘孔を突かれると人が爆発したりする。
現実ではツボという概念があり
武道では急所攻撃としても使われる事がある
ツボ=急所ではない
北斗の拳で登場した秘孔一覧
秘孔
- 頭維(四合)
- 頭顳(ずせつ)
- 命門
- 明見
- 定神
- 瞳明
- 新一
- 新伏免
- 頬内
- 大胸筋
- 建明
- 醒鋭孔
- 龍頷
- 激振孔
- 戦癰
- 膝限
- 頭顳(ずしょう)
- 牽正
- 新血愁
- 新壇中
- 頸中から下扶突
- 心霊台
- 児鳩胸
- 人中極
- 刹活孔
- 鏡明
- 解唖門天聴
- 喘破
- 上血海
- 戈穴
- 詞宝林
- 安騫孔
こんな効果は現実にはないというものが多い
詳しくは北斗の拳を読んでほしい
ツボとは?
経絡上にある中継地というイメージで間違いない
人体にあるツボの数は世界的に認められているその数は361個
左右をあわせると約700個のツボがあると言われています。
名前や位置が特定されておらず、押して痛い場所やしこりがある部分もツボと言われたりする。
足つぼマッサージや鍼灸師の鍼治療、お灸などで使われています。
ただし、西洋医学において存在は確認出来ていません。
物理的にあるかどうかで言えばない、心理的身体では存在するという感じです。
ツボと武道
武道が定義する急所にはツボ(経穴)と一致する場所も多い
鼻の下にある人中のツボなどは武道経験者や漫画にもよく登場しますね
唇と歯茎しかなく筋肉も薄いから叩かれるとかなり痛い部分なのは間違いない
こういうツボを強く押す事で相手に痛みを与える技術というのは存在する。
突かれると腕が痺れてしまうツボ、曲池穴や首と肩の中間地点。武侠映画では大体この位置を突いて全身を脱力させ体の自由を奪う。肩井穴などなど
危険な技として伝わっている。
北斗の拳みたいに人が爆発したりはしないが相手を昏倒させたりする技術はあったりなかったり
そこら辺は秘伝なのでよく分かりません。
まとめ
経絡、経穴(ツボ)は存在するが秘孔は漫画のオリジナルで架空の急所
北斗の拳オリジナルの設定ですね
しかし経絡やツボは存在していて足つぼマッサージや鍼灸師による鍼治療
更にはお灸などにも用いられる
北斗の拳みたいな急所があったら人間の体は欠陥だらけという事になりますからね
ではでは(^ω^)ノシ
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