閏年は聞いた事があるけどうるう秒は初耳な人も多いと思いますが
僕も今回、始めて聞きました。
うるう秒とは一体、どんなものなのでしょうか?
2017年の元旦にやるようですがコンピューターに影響は出ないのか?
不安になります。
うるう秒とは?
うるう秒(leap second) は、地球の自転のズレを調整するために、世界標準時(UTC)に1秒だけ足す特別な秒のことです。
「うるう秒」の挿入は、原子時計の刻む正確な時刻(原子時)と、地球など天体の動きに基づく(天体時)のズレを調整するために実施するもの。
1972年に始まり、今回で27回目。元旦に調整が行われるのは2008年以来9年ぶり。
どこがうるう秒を挿入するか決めているかと言うと日本の標準時の維持・通報を実施している国立研究開発法人情報通信研究機構がうるう秒の挿入を決めています。
基準になっている原子時計と実際に動いている地球の時間がずれてしまっているからそのズレを治すために実施されます。
なんで必要なの?
地球の自転は、実はピッタリ24時間ではないんだ。月や太陽の引力、地球内部の動きなんかの影響で、ちょっとずつ遅くなってる。
一方で、私たちが使っている時間の基準(原子時計)は超正確で、1秒のズレもほとんどない。
このまま放っておくと、原子時計と地球の自転のズレがどんどん広がっていくから、それを**「うるう秒」で調整**してるんだ。
⏱ いつうるう秒が追加されるの?
うるう秒は、主に6月30日か12月31日の23時59分59秒のあとに追加されるよ。たとえば:
23:59:59
23:59:60 ← ← これがうるう秒!
00:00:00
普通なら60秒で1分だけど、うるう秒があるとその1分は61秒になる。
実際どれくらいの頻度で追加されてるの?
1972年から導入されて、合計で27回(2024年時点)追加されてるよ。でも最近は追加の間隔が長くなってきてる。
実は、うるう秒をやめる流れもある?
うるう秒の追加はコンピューターシステムに影響を与えるから、混乱の原因になることも多い。
そのため、2035年からうるう秒を廃止する方向で進んでいるんだ。
なぜうるう秒が廃止されるの?
うるう秒って、「地球の自転」と「原子時計のズレ」を調整するために入れてたんだけど、現代の技術やシステムにとってはむしろ不便なことが多くなってきたんだ。
主な理由:
- コンピューターシステムが混乱する
- ほとんどのシステムは「1分は60秒」と決め打ちしてる。
- 「23:59:60」なんて時刻が来ると、プログラムがバグったり、フリーズしたりすることも。
- 国際的な調整が面倒
- うるう秒を入れるかどうかを判断するのは「国際地球回転・基準系事業(IERS)」っていう機関。
- これを調整して発表するのにもコストや混乱がある。
- 頻度が不規則で予測しづらい
- いつ追加されるかは地球の自転次第。だから、事前に長期スケジュールが立てにくい。
廃止を決定したのはいつ?
2022年11月18日に、国際度量衡局(BIPM)などが主導する国際会議「国際度量衡総会(CGPM)」で、
うるう秒を2035年までに廃止する方針
が正式に採択されたよ!
廃止後はどうなるの?
うるう秒をやめても、すぐに時間がズレるわけじゃないよ。
- 原子時計ベースの「UTC」はそのまま使われる
- 地球の自転とのズレは徐々に大きくなるけど、100年で1分くらいの差だから、急ぐ必要はない
- 将来的には、「うるう分」や「うるう時間」みたいな大きな調整で対応する案もある
世界中の反応は?
- IT業界は歓迎ムード
- Google、Meta、Amazonなどは「やっとか!」って感じ。彼らは独自に「うるう秒対策」してたぐらい。
- 天文学や航海分野はちょっと困る
- 天体の観測や位置測定に「地球の自転時間」が必要だから、調整が必要になる。
まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
廃止決定 | 2022年、国際会議で採択 |
実施予定 | 2035年までに |
理由 | システムの混乱・調整の手間 |
廃止後 | 長期的には他の方法で調整予定 |
気になるところあったらもっと掘り下げるよ!たとえば「うるう秒で過去に起きたトラブル」とか、「Googleのうるう秒スムージング技術」なんかも面白い話あるけど、どう?
2017年のうるう秒はいつ?
平成29年(2017年)1月1日(日)午前8時59分59秒と
午前9時00分00秒の間に「8時59分60秒」を挿入します。
8時59分60秒の瞬間を見てみたいですねwww
システムに影響が出る可能性があります。
うるう秒の影響でシステムにエラーが出てサーバーがダウンしてしまう事があるそうです。
有名なのはmixiでしょうか?
前々回(2012年7月1日)の実施時には、SNS「mixi」で大規模な通信障害が起きたほか、「Linux」というOSを用いて構築されたサーバーシステムにも不具合が出たという。
もちろん、企業は対応するスタッフを待機させると思いますがソシャゲはメンテナンスになるかもしれません。
そっちの方が安全ですし、下手に動かしてデータが吹っ飛ぶのも問題です。
元旦の朝はソシャゲで遊べないかもしれませんね。
何故、バグが発生するのか?
例えば1時間毎に何らかの処理をコンピューターが行っていた場合、
9時00分に○○を行うみたいなプログラムだったとして8時59分60秒が挿入された場合
8時59分60秒と9時00分00秒で同じ処理を2度行ってしまう可能性があるからだ。
処理が重くてなったり、致命的なエラーになりかねないという訳です。
コンピューターには詳しくないけど時間で管理されているシステムは例え一秒でも大きなバグになってしまうみたいですね
ニュースの記事を読んだけどIT関係に勤めている人は涙目だそうで
まとめ
2017年の元旦の朝にうるう秒が挿入されます。
もしかしたら、ちょっとだけネットが使いづらくなったりするかもしれないし
ないとは思うけど交通機関に影響が出るかもしれません。
元旦の午前中は家でマッタりしていた方がいいかもしれませんね
ではでは(^ω^)ノシ