この記事を読むだけでも腕が上がるかもしれません。
小説で何が難しいかと言えばこれ
「書きだし」です。
書きだし、出出しについてです。
小説で一番、つまづくのはやはり書きだしです。
難しい~と感じているかもしれませんがこれにはコツがあってそれを知る事でグンっと上手くなる。
これはアメリカ出版界の格言なんですけど。
「書きだしはその本を売る」
「一番最後の一行は次の本を売る」
と言われています。
書きだしが上手いとその本が売れて、最後読み終わりの一行に感動するとその次の本が売れる。
小説の書き方とは
小説の書き方は人それぞれ異なりますが、初心者でも取り組みやすい基本的な手順をご紹介します。
- アイデアを考える
まずは、書きたいストーリーのアイデアを考えましょう。何を書きたいのか、どんな世界観や登場人物が出てくるのか、ストーリーの骨子をイメージすることが大切です。 - 登場人物を設定する
ストーリーを作り上げるためには、登場人物が必要です。主人公や敵役、助ける仲間など、ストーリーに必要なキャラクターを設定しましょう。 - プロットを考える
アイデアと登場人物が決まったら、ストーリーの流れを考えます。ストーリーの始まり、中間部、結末をイメージし、その流れを簡単にまとめたプロットを作成します。 - 文章を書く
プロットが決まったら、小説を書き始めます。まずは、章立てを考え、章ごとに進行していきましょう。文章はとにかく書くことが大切です。初めから完璧な文章を書こうとせず、まずはストーリーを形にしていくことが重要です。 - 校正をする
書き上がったら、校正を行います。文章の誤字脱字を修正し、文体の統一や不自然な表現を修正することで、より読みやすく仕上がります。
以上が、小説の基本的な書き方の手順です。書くこと自体が初めての場合は、手書きでの下書きや、文章力を高めるための読書を積極的に行うこともおすすめです。
書きだしの一番悪いパターン
最初の一行から弁解、説明をしてしまう事です。
書きだしというのは作者にとって不安なもの
なのでついついやってしまいがちですがこれはダメ
読者に自信がない、自分が描く世界の事が分かっていないと気づかれてしまう。
説明を書いていくうちに自分の世界が出来ていくと錯覚してしまう。
なので日常パート、説明的なお話を書いてしまいがち
ではどうすればいいか?
どうしても説明から入ってしまう人はとりあえず物語が動き出すまで書いていき
動きだした時点で説明している部分をバッサリ切り捨てます。
日常回はバッサリ切り捨てて物語が動き出す瞬間を書きだしにする。
恋愛物で例えるなら、主人公がどんな女の子かを延々と書くよりも
いきなり運命の相手と出会った場面から書いた方がいい。
読者は2つにしか興味がない
- ストーリー
- キャラクター
この二つにしか興味はありません。
どんなファンタジーを書いてもどんなSFな世界を書いてもぶっちゃけ
読者の興味はこの二つしかない。
見せ場を最初に持ってくる
例えばミステリー物だったら
朝、起きて出勤して仕事してお昼ご飯を食べて残業もしてクタクタになって家の玄関を開けたら死体転がっていた。
こういう風に書くよりも
クタクタになった疲れた体で玄関の扉を開けたら死体が転がっていた。
からの朝起きて~という流れの方が圧倒的に面白い。
作者が感じる2つの不安
書いていて不安に感じる事は2つあります。
- この話は面白いんだろうか?
- この世界の事を良く知らないんじゃないかと言う不安。
話が面白いんだろうか?という悩みはプロになっても続くもの。
いわゆるクリエイターなら誰でも思う不安
もう一つは不安を解消できます。
この世界、例えば警察の世界、医者の世界。
当然、ネットで調べたり人にあったりして知識をうめていく事ができます。
ただし、その生き方、在り方を完全に理解する事は不可能。
でも、自分は理解していると思い込む事が大切です。
小説、物語は基本的に嘘の世界、嘘をついて生きていくぞ~と思えば不安は解消できます。
目標は同じジャンルを1000冊読む
物語のパターン、テンプレがいろいろありますが
大体、1000冊くらい読めば一つのジャンルにあるパターンが大体分かってくる。
一日1冊であれば3年で読めますので不可能ではないですね。
もちろん書くのと平行して読んでいきます。
小説を書く能力はなかなか上がらないけど
小説を読んで評価する能力はガンガン上がっていくので小説を読みましょう。
出来れば海外の小説も読んでいきましょう。
出来れば日本の小説と海外の小説の割合が半々になるのが理想。
読んだ小説のレビューを書くのではなく自身の物語を書くべし。
物語の作り方
小説なんて物は自分の妄想を具現化した物で対して難しい事じゃない。
そうは言ってもなかなか書ける物じゃないのが小説だ。
物語の基本は6コマ漫画?
フランスの言語学者で構造主義者だったA.Jグレマスは物語の要素を
- 主人公
- 対象
- 送り手
- 受け手
- 援助者
- 敵対者
この6人が
- 欲望の関係
- 伝達の関係
- 闘争の関係
の3つの状態にあることだとしました。
物語は
①何かを届けたり探したりする主人公がいて【欲望の関係】
②主人公が誰かに依頼を受け何かを行いに行く【伝達の関係】
③それを助ける人とジャマする人がいる【闘争の関係】
小説家になろうのテンプレで言えば
①主人公
②異世界召喚(対象)
③召喚した国の人たち(送り手)
④日本で待っている家族の元に帰るために冒険へ(受け手)
⑤異世界での仲間(援助者)
⑥日本に帰ろうとするのを止めようとする(敵対者)
6人というか6個の要素が
①欲望の関係
②伝達の関係
③敵対者の関係
になるのでどんな小さな話でもこういう要素が生まれる。
更に言えば、1人のキャラやアイテムが複数の役割を持つ場合がある。
基本、この6つの要素と3つの関係を意識して書けば、少なくとも変な話にはならない。
キャラクターの現在、過去、未来、結末を考えていけば自動的に物語ができる。
大雑把なプロットを書けばある程度の形になる。
Webサイトで小説を書く場合
とにかく完結させる事を目標にしてください。
商業誌と違って何時でも修正可能だからって修正していくと意外とつまらない作品になります。
読者に批判されたからと言って削除したり大幅な修正をするのは書けなくなる原因ですよ。
ではでは(^○^)ノシ
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