異世界転生とか異世界転移の創作物がネット小説界隈とかラノベ、アニメとこのジャンルが人気な理由を考察していきたい!
@keisukemayaku もこの手の話は大好きだけどその理由について考察していこうと思います。
元々、アマチュアのネット小説が異様に人気が出てきたという感じ。
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おっさんの妄想を刺激する
しがないどこにでもいる青年や世間一般的にはおっさんと言われるような年齢のお兄さんが主人公という場合が多い。
ネット小説なんで作者が感情移入しやすい設定になっている。
異世界に生まれ変わり、非常識なまでの能力、知識を持って活躍する。
どの話でも大体がこのパターン、
何となく、転職したいけど出来ない。
万全のサポートがあれば俺だって!
という妄想がそこにあるような気がする。
チートという設定も楽しい
つまり、どこにでもいる人物が万全のサポートを受けて冒険をする。
自分と重ねやすい。
自分の夢であったり願望だったり、そういったものをストーリーで叶えやすい。
ドラゴンのように過ごす。
異世界転移・異世界転生ものでありがちなのは
地位や名誉を求めず、商売しながら好き勝手に暮らす
地位や名誉にこだわらず自身を強化し、冒険によって得た金銀財宝をしこたま保有する。
現実世界では不可能な地位や名誉はそこそこにお金はたっぷり持っている。
そこには責任はなく豪遊できる夢を叶えられるお金がある。
目立つ事はせず、楽しく暮らしたい
異世界転生とか転移ものでは主人公がドラゴンのように見えて仕方ない。
チートがあり、賢いから好き勝手に行動してしまえる。
たまに全知全能みたいな感じになってしまいがちなのでさじ加減が難しい
クリエイター、ユーザー双方に分かりやすい
最近の異世界ものはゲームのようなレベル制だったり、する事が多い。
これは分かりやすく説明がいらない、ゲームのようなシステムを採用しがち、
主人公の能力が分かりやすく表現される。
この設定を使うとバトルに関してはほとんど設定を考える必要がない
異世界転生・転移のジャンル
異世界転生・転移も細かく分けるとこうなる。
異世界転生
- トラック転生
- 刺されて転生
- 貴族に転生
- 奴隷に転生
- スローライフ系転生
- TS転生(性別変更)
- ゲーム世界に転生
- 最強になるため系転生
異世界転移
- 学校のクラスメイト全員が転移
- 魔王を、倒すために召喚される
- 戦争のために召喚される。
- 召喚に巻き込まれる。
- 気がついたら転移していた系
- 魔王を倒すために召喚されたけど魔王側につく系
- スローライフ
テンプレ素材の組み合わせで話が作れる。
異世界系の良いところは素材を組み合わせれば世界観が完成するので、後はキャラクターの設定を練り込むだけ
かなり、作業が短縮される。
RPGの要素を組み込むとなぜ、強いのか説明とか説得力とかいらなくなるし
クリエイター的にはプロットに集中できるから楽。
ステータスやレベルなど、ゲームにある概念を使う事で主人公の強さを表現しやすくなるし
現実と異世界を対比させるポイント
異世界転生や異世界転移の作品がウケる理由を、現実との対比を交えつつ説明していくね!
1. 現実の窮屈さ vs 異世界の自由さ
- 現実世界: 俺たちの毎日って、仕事とか責任とかいろいろあって窮屈じゃない?やりたいことがあっても、社会のルールやらで自由に動けないことが多いし、「あーもう、めんどくさい」って感じる瞬間が多いよね。
- 異世界: でも、異世界ではそんな縛りがないんだよね。新しい世界にポンと飛ばされて、「よし、何でもやってみよう!」って自由に冒険できる。現実の窮屈さから逃れて、自由に自分のやりたいことを楽しめる、これが異世界モノの最大の魅力!
2. 現実の無力感 vs 異世界のチート能力
- 現実世界: 仕事とかで「俺、全然力足りてねぇな…」って思うことあるよね。周りと比べて「もっとできたらな」とか「なんで俺はこんなに凡人なんだ」って感じること、誰でもあるはず。
- 異世界: でも、異世界に行けばチート能力で無双できるんだ!急に「最強スキル」ゲットして、何もかも上手くいく。現実の「できない」って感じが、異世界では「何でもできる!」に変わる。それがカタルシスで超気持ちいいんだよね。
3. 現実の社会的限界 vs 異世界でのやり直し
- 現実世界: 実際、30代になってから新しいことに挑戦するのってなかなか難しい。転職とかキャリアチェンジとか、やりたくてもリスクが怖くて踏み出せないこと多いよね。「もっと自由に生きたいのに…」って思っちゃう。
- 異世界: 異世界に行けば、全部リセット!新しい世界では社会的な制約とか関係なく、自分の力次第でトップに立てるし、どんなことも挑戦できる。これが「やり直し」の楽しさで、現実に疲れた人にとってはめちゃくちゃ魅力的だよね。
4. 現実の金銭不安 vs 異世界の財宝ゲット
- 現実世界: 毎月の給料や将来の金のことを考えると、ちょっと不安になったりするよね。住宅ローンやら老後の生活費やら、どうやってやりくりしようって考え出すと止まらない。
- 異世界: けど、異世界では宝物がゴロゴロ手に入る!冒険の途中で金銀財宝をゲットして、一気に金持ちになる。現実のような金銭的不安から解放されて、思う存分リッチな暮らしが楽しめるのも、異世界モノの醍醐味。
5. 単調な毎日 vs 異世界の刺激的な冒険
- 現実世界: 毎日が同じことの繰り返しで、「もうなんか、変化がほしい…」って思うことあるよね。仕事と家の往復、ルーチンワークで刺激が足りない。
- 異世界: 異世界なら、冒険が待ってる!未知のモンスターや魔法、広がる大自然…全てが新しい経験になる。単調な日常とは真逆で、エキサイティングな冒険が次々に起こるから、退屈とは無縁なんだよね。
6. 現実の責任の重さ vs 異世界の気楽な生活
- 現実世界: 現実では家族や仕事の責任が重くて、「もっと気楽に生きたいなぁ」って思うことない?何かしらの義務やプレッシャーに縛られる生活って、息苦しいことも多いよね。
- 異世界: 異世界では、責任なんて気にしなくていい。冒険者として自由に生きたり、商売で悠々自適に暮らしたり、完全に自分のペースで生活できる。誰に文句を言われるわけでもなく、自由に生きられるのがめっちゃ魅力的!
7. 複雑な人間関係 vs シンプルな仲間との絆
- 現実世界: 職場とか家庭とか、現実の人間関係って複雑だよね。誰かに気を使ったり、上下関係とかが面倒なことも多い。特に職場ではストレスが溜まることもよくある。
- 異世界: 異世界では、シンプルな友情が描かれることが多い。冒険を通じて信頼できる仲間と出会い、みんなで力を合わせて困難を乗り越える。現実にはなかなか得られない「本当に信じられる仲間との絆」があるから、心がほっこりするんだよね。
異世界転生や転移ものが人気なのは、現実で感じてるストレスや不満をバッサリ解消してくれるから。
異世界での自由で冒険的な生活、最強の力を持って成り上がる快感、金銭や責任から解放された気楽な暮らし―そんな現実では手に入りにくい要素が詰まってて、ついつい引き込まれちゃうんだよね。
面白い作品は
面白い作品はそういう異世界系の設定を使いつつオリジナル要素を取り入れるか
異様にキャラクターの個性が濃い
テンプレで読みやすいけど
オリジナル要素があると面白い。
オリジナル要素というのが思いの外難しい
自分でオリジナリティを出そうとすると、どうしても自分で設定を考えなきゃいけないから
安易な設定になりがち。
オリジナル要素を上手く組み合わせて世界観を作れたのなら
それが人に支持される作品になる。
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