辛い食べ物、例えばカレーとか麻婆豆腐を食べて腹痛や下痢
もしくは痔になってしまうのは何故ななのか?
どうして腹痛になる人とならない人がいるのか調べてみました。
どうも~横浜中華街で本格四川麻婆豆腐を食べて胃腸と唇がやばくなった事がある
激辛料理を食べると腹痛になったり下痢になってしまうのは何故なのか
調べていきたいと思います。
辛いものを食べるとアドレナリンが分泌され脂肪燃焼が促進されるのでダイエット効果もあります。
アドレナリンが分泌されるので午後からバリバリ働く人の活力にもなります。
辛いという味覚は痛みに近い
まず辛いという刺激は痛みであるというのがポイントになります。
舌が感じている【辛い】という味覚は痛みなんです。
そう考えると舌を痛めつけている事になりますね。
唐辛子に含まれるカプサイシンが味蕾の受容体と反応して辛いと感じています。
口から火が吹きそうな刺激を感じ時には痛みすら感じてしまいます。
カプサイシンの受容体は本当にケガ・やけどを受けた時と同じように細胞を活性化させるため体を冷やすために汗をかいたり血管を拡張して心拍数が上がる。
過剰なカプサイシンは胃粘液を損傷させる。
適度にカプサイシンを摂取すると胃粘液が増えて胃酸の分泌が抑えられて体にもよいのですが
過剰に辛いものを食べてしまうと胃粘膜を損傷してしまう。
だから腹痛が起きてしまう。
カプサイシンが粘膜に触れる事で痛みを感じ事もあるそうです。
大量のカプサイシンを摂取すると感覚神経が麻痺(機能不全)してしまい胃粘膜の保護作用が働かなくなる。
唐辛子などの辛い食べ物を食べ過ぎると胃粘膜が減って胃潰瘍になったりする危険があります。
カプサイシンの適量と致死量
カプサイシンというのはある種の毒で食べ過ぎると死んでしまうそうです。
世界一辛い唐辛子はアナフィラキシーショックを起こす危険性があるみたいです。
カプサイシンには致死量というものがあり、体重1kgあたり60~75mgに相当するカプサイシンを摂取すると死に至る可能性があります。
たとえば体重60kgの人の場合、60kg×60~75mg=3600~4500mgのカプサイシンを一度に摂取すると命に危険が及ぶことになります。
しかし、日本で販売されいるような普通の唐辛子ではカプサイシンは唐辛子1gに対して3mgしか含まれていない。
つまり、唐辛子を1kgくらいもりもり食べないと致死量にならないので普通の食事で死んでしまう事はまずない。
カプサイシンの適量は
- 粉の唐辛子で大さじ1/4
- 鷹の爪1本
- 豆板醤やコチュジャンなどの唐辛子調味料はこさじ1杯
カプサイシンの致死量は
- 唐辛子を1kg以上
カプサイシンは粘膜を炎症させてしまう。
辛みの成分であるカプサイシンは、人間の消化酵素だけでは分解できません。
そのため、口に入れれば、肛門から出るまで、消化器官の皮膚粘膜のカプサイシン受容体に作用します。受容体に作用するので微量でも影響が大きいです。
カプサイシンは、アルカロイドの一種で、人体の粘膜のカプサイシン受容体に作用することで、炎症を継続的に引き起こす作用があります。
つまり食道や胃、小腸、大腸などを炎症させてしまう。
辛いものを食べ過ぎると痔になると言われていたり、辛いものを食べ過ぎると胃がんになりやすいと言われる理由が分かります。
おしりがピリピリする、痔になる原因
カプサイシンは消化できないため排便の際にもうんこに混ざって出てくる。
その時に肛門が炎症して痔になってしまう。
下痢になる原因
辛いものを食べ過ぎて下痢になってしまうのは
カプサイシンが自律神経の交感神経を刺激して胃腸の蠕動運動が活発になり
まだ水分が残っているのに大腸まで食べたものが運ばれてしまうからです。
腹痛になった時はどうすればいいのか?
簡単にできる対策として
- 食事を抜いて胃を休める。
- 消化吸収の良いもの食べる
- 胃粘膜を増やす胃薬を飲む
- 内科、消化器科を受診
食事を抜く
1回、2回くらい食事を抜いて胃を休める事で
胃粘膜が増えて腹痛も治まる。
カフェインの入っていないお茶や水を飲んで様子をみます。
消化吸収の良いものを食べる
絶食して体調が良くなってきたりどうしても何か食べたい場合は
うどんやおかゆなど脂肪分の少ない料理、温めたミルクなどを飲みましょう。
ポカリスエットを2倍に薄めたものでもいいです。
冷たすぎたり熱すぎたりする食べ物はさけましょう。
下痢などもあるからこまめに水分補給する事が大事。
胃粘膜が増える胃薬を飲む
胃粘膜が損傷してしまうのがカプサイシンによる腹痛。
なので胃粘膜が増えるタイプの胃薬を飲みましょう。
市販の胃薬ならセルベールがおすすめ。
ただ、痛みは治まるけど、胃壁は荒れたままなので痛みが治まってもしばらくは消化にいい食事をしましょう。
病院へ
食事を抜いたり消化にいい食べ物を食べたり
胃薬を飲んでも治らない。
または痛みがひどい場合は病院にいきましょう。
激辛料理を食べ続けると?
激辛料理を毎日、食べるなど無茶な食べ方をすると健康を害す恐れがあります。
カプサイシンを慢性的に摂取しているとこんな症状が出やすくなります。
- 胃潰瘍になる。
- 精神疾患
- 胃がんになりやすい
胃潰瘍になる
胃粘膜が損傷するので胃に穴があいてしまう。
こうなると激痛が走って下手すると救急車で搬送される事もあると思います。
精神疾患になる
辛さから体を守るためにアドレナリンを分泌します。
アドレナリンを分泌し過ぎると頭がおかしくなる。
アドレナリンを鎮める副交感神経から分泌されるセロトニンが枯れてしまい脳内麻薬が分泌される。
過剰に分泌されたアドレナリンや脳内麻薬は大脳辺縁系の扁桃体、海馬などにダメージを与えること
で知られています。扁桃体に損傷を受けた個体は、「恐ろしいもの」「いやなもの」に直面
しても、避けようとしなくなります。
強い胃粘膜を作って腹痛予防
胃粘膜は加齢と共に減っていきます。
なので若い頃は大丈夫だった食べ物でも腹痛を起こすなんて事もあります。
しかし、胃粘膜を強化するムチンを摂る事で胃粘膜が強化されます。
ムチンも加齢と共に体内から減っていきます。
ムチンが含まれている食品は
- 納豆
- 山芋
- 里芋
- 明日葉
- オクラ
- ナメコ
- モロヘイヤ
- レンコン
主にネバネバ系の食べ物に多く含まれています。
納豆が胃粘膜にいいというのは始めて聞きました。
ならばキムチ納豆は理にかなった食べ物だったんですね。
辛いものを食べた後に食べるといいものは?
唐辛子などのカプサイシンを含んでいる食べ物を食べた後は牛乳やヨーグルトを食べると辛さが和らぎます。
牛乳などに含まれるカゼインにはカプサイシンを和らげる効果があると言われています。
カプサイシンは、唐辛子などの辛い食べ物に含まれる成分で、辛さを感じる。
一方、カゼインは、牛乳に含まれるタンパク質の一種で、栄養素としての役割があります。
カゼインには、カプサイシンを和らげる効果があるとされています。これは、カゼインがカプサイシンに結合し、カプサイシンの辛さを中和する働きを持つためです。
このため、辛い食べ物を食べた後に牛乳を飲むと、辛さを和らげることができます。
ただし、カゼインがカプサイシンと直接結びつくわけではなく、その作用機序についてはまだ詳しく解明されていない部分があります。また、個人差もありますので、効果の程度については一概には言えません。
まとめ
辛い食べ物は食べ過ぎると粘膜にダメージが入って
腹痛になったりするので気をつけましょう。
今まで平気だった辛い食べ物でも腹痛になるようだったら
胃粘膜が減っているので注意です。
唐辛子の食べ過ぎは体に毒なので適量を食べましょう。
ではでは(^ω^)ノシ
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