【アニメ】かくしごとを見ての感想だけど原作の久米田康治さんってこんな作品も描けるようになったんだ!
という驚きの方が強い、かってに改蔵とか絶望先生なんかと比べてシリアスな展開もある。
全体的にシュールなギャグは健在なんだけど『きんたましまし』という下ネタギャグ漫画を描いた漫画家である事を隠そうとする後藤可久士(シングルファザー)と何も知らない娘の姫。
この関係がギャグでありシリアスな展開を生む。
これがドラゴンボールとか名探偵コナンを描いた漫画家だったら隠そうとはしなかっただろうに
下ネタばりばりの漫画を描いている漫画家だと知られたくない父親と何も知らない娘という
このアニメの原作者久米田康治って漫画家は確実に進化してるな~
父親視点だとギャグ、娘視点だとシリアス
父親の視点で見ると漫画家という事を隠そうとするため四苦八苦しているところ面白いし
漫画家あるあるネタを描いていたりもする。
漫画家である事を知らない娘の姫ちゃんは友達にからかわれた事を真に受けてトンチンカンな事をしてしまったりする。
物語としては【18歳の姫ちゃん】視点と【小学生の姫ちゃんを育てる漫画家後藤可久士視点】が混在する構成。
これが父親視点だけど面白くない、アニメ版ではいい塩梅で未来の姫ちゃん視点を組み込んでいる。
【絶望先生】とか【かってに改蔵】が合わなかった人でも楽しめる作品になっている。
二人の主人公がいる事で物語に深みを持たせている。
シュールなギャグは健在
絶望先生とかにもあったシュールなギャグは健在なんだけど
なんというか垢抜けた印象、絶望先生は独身男性、後藤可久士はシングルファザーなので
リア充レベルは段違いだから当然なのかもしれないけど
娘に漫画家である事がバレないように編集者をしばいたりしてる。
いつ、職場に姫ちゃんがきてもいいように避難訓練(隠蔽工作訓練)をしていたりする。
漫画家あるあるネタも面白い、爆笑するような話じゃなくて失笑する感じのギャグは結構、好きな人は多いはず
なんかオシャレ
タイトルの【かくしごと】がダブルミーニングになっていたり
アニメ全体の雰囲気がちょっぴりオシャレな感じ
ギャグ漫画原作なんだけど、テーマが父親と娘の家族がメインだし
隠し事をしている父親と何も知らない娘という対比が面白い
オシャレな気がする程度なんだけど、今までの作品と比べると全体的に洗練された印象がある。
ギャグに理由があって視点を変えればシリアスさもある。
シュールさもあるんだけど、理由というか背景がしっかりあるから面白い。
まとめ
久米田康治さんの作品にしては洗練されているというか絶望先生みたいにメタい事を言わないし
かってに改蔵とか【行け!!南国アイスホッケー部】みたいなド直球な下ネタもないけど
全体的な雰囲気は同じものを感じるのは不思議
それなのにオシャレな気もするのが面白い
姫ちゃんが可愛いという気持ちだけで1クール余裕で見れる作品ではある。
未来編と過去編を上手く組み合わせてあるから原作よりも読みやすくなってる。
親子の会話はほっこりする癒やし系なのにギャグはしっかり作り込んであるというか
徹頭徹尾、おっさん向けというか
疲れたサラリーマンが癒やされてしまいそうなギャグアニメに仕上がっている。
アマゾンプライムビデオでも見れる
Amazon⇒かくしごと
ではでは(^ω^)ノシ
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