ガムと言えばフーセンガムとチューインガムがあります。
フーセンガムは風船のように膨らませる事ができるガムですね
チューインガムはそんなに膨らまないガムの事を言います。
どちらも風船を膨らませる事はできますが
フーセンガムの方が大きい風船が作れます。
それは何故なのか?
素材の違い
ガムは
- ガムベース
- 甘味料など
- 香料
- 着色料
などで作られています。
ガムベースとはチューインガムの基材となる物質のことです。
ガムベースに甘みをつけたり香りをつけたり色をつける事でガムとして販売されます。
フーセンガムとチューインガムの違いはガムベースの違いにあります
チューインガムはサポジラの樹液から取れるチクルという物質が使われています
対してフーセンガムは酢酸ビニル樹脂が使われている
どちらも高分子です。
高分子とはたくさんの原子や分子が集まって細長い分子構造になっています。
ガムベースはいわば細い糸が絡み合った網のような構造になっています。
フーセンガムの方が糸が長くて丈夫なためフーセンガムの方が大きく膨らませる事ができます。
フーセンガムはいつ頃からあった?
風船ガムは1880年代には存在した。 最初の製造者はフランク・ヘンリー・フリアーと伝えられる。
酢酸ビニル樹脂に炭酸カルシウムを混ぜて作ったものです。
フランク・ヘンリー・フリアー(1860年[1]-1921年11月1日)はアメリカの菓子職人で、最初のバブルガムを開発したと考えられている。
フランク・ヘンリー・フリアーは1919年にガムメーカーとしてフランク・H・フリーア・コーポレーション(Frank H. Fleer Corporation )を設立した。
ブリバー・ブラバー(Blibber-Blubber)と呼ばれたフリーアのオリジナルの製法は、一般に販売されることはなかった。
フリーア社の経理担当者であったウォルター・ディーマー(Walter Diemer)が製法を改良し、ダブルバブル(Dubble Bubble)としてフリーア社から販売されるようになったのは1928年のことであった。
大きく膨らませるコツ
フーセンガムを大きく膨らませるコツは
よくガムを噛む事
たくさんガムを噛めばいいという事でもなく、口の中でコントロールしやすい大きさがベスト
口の中でコントロールできる量なら多ければ多いほどいい
甘みが無くなったガムを閉じたくちびるに舌で押し付けて息を吹き込みます。
息の強さはガムの量や種類で変わったりするのが厄介
変わった技を紹介、大きな風船の中に小さな風船を作る
「フーセン・イン・フーセン」
- くちびるを閉じて、口の中に残ったガムを舌で押してフタをする
- フタのところに舌を深く差し込んで息を吹き込む
こうする事でフーセンの中にあるフーセンを膨らませる事ができます。
まとめ
チューインガムとフーセンガムはガムベースが違う
チューインガムはサポジラの樹液から取れるチクルという物質という物質が使われ
フーセンガムは酢酸ビニル樹脂が使われている
酢酸ビニル樹脂の方が構造的に丈夫で良く伸びるというわけです。
素材が違うから作れる風船の大きさも違うというわけですね。
ではでは(^ω^)ノシ
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