日本のソウルフードと呼ばれて久しいラーメンです。
丼もいろいろな模様やデザインがありますが
ラーメン丼と言えばこの模様を思い浮かべる人が多いのではないだろうか?
筆者が書いたものですが誰でも描ける模様なのに印象的なデザインですよね。
ラーメンの丼についてる独特の模様。
うずまきのような模様ですが一体、どんな由来があるのでしょうか?
実は中華文明に由来する模様なのですが似たような模様がギリシャにもあったりするからややこしい
どちらも同じものという学説が一般的なんだそうです。
中華由来の模様 雷紋
中華の伝統的な模様で、古くから建物や磁器に描かれています。
雷がモチーフで自然の脅威を表しているそうです。
また、迷路のようなデザインには鬼を迷わせるためのもので魔除けとしての意味があります。
中国、中華文明では雷光や雷鳴は天の意志を表していて畏れ崇め奉ったといいます。
中華文明圏では雷が崇められていたようですね。
紀元前700年~1,600年頃、周や商(殷)の時代には使われていた模様であり
高貴な人々が使っていたようです。
他にもラーメンの丼に描かれる模様は
- 龍・・元々は皇帝しか使えない模様
- 鳳凰・幸運を招く神鳥、皇后の紋章
- 双喜文・・【喜喜】と書く新郎新婦が喜んでいる姿というおめでたい意味。
- 雲
- コウモリ
ヨーロッパではメアンドロス模様と
ヨーロッパにも全く同じ模様があり
メアンドロス模様と呼ばれたりギリシア雷紋と呼ばれたりします。
メアンドロス模様というのは小アジアを曲流するマイアンドロス川(メアンダー川)の名に由来
メアンダー川の画像を見てみると思った以上にくねくねしていて納得しました。
メアンドロス模様は『途絶えることのない愛』を表しているとされています。
メアンドロス模様はアクセサリーや置物などのデザインにもなっていたりする。
ラーメン丼に描かれるきっかけは?
1910年に日本初のラーメン店、来々軒の丼がこういうデザインだった。
最初は和風の丼を使っていたが人気が出てくるにつれ、専用の丼を作ろうという事で
来々軒と取引があった小松屋という陶器専門店が九谷焼のデザインを使った丼を作った。
九谷焼には雷紋のようなデザインがあったため
中国の伝統的な模様を描いた丼が生まれた。
まとめ
ラーメンの丼に描かれているグルグルした模様は雷紋と呼ばれており
中国では古くから魔除けとして使われている。
ラーメンの丼には
- 龍・・元々は皇帝しか使えない模様
- 鳳凰・幸運を招く神鳥、皇后の紋章
- 双喜文・・【喜喜】と書く新郎新婦が喜んでいる姿というおめでたい意味。
- 雲
- コウモリ
- 雷紋
などがある
雷紋はヨーロッパではメアンドロス模様とかギリシア雷紋と呼ばれているそうです。
ラーメンの丼に使われるきっかけは来々軒と取引があった陶器専門店がオリジナル丼を作ったのがきっかけ
九谷焼のデザインから着想を得て現在につながるラーメン丼になったというわけです。
それにしてもあのマークが雷を表しているとは思いませんでした。
そう考えるとすごくかっこいい気がしてきました。
ではでは(^ω^)ノシ
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