東京都、府中市の大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)で行われている、くらやみ祭りその名の通り
明かりを消した状態で行う、お祭りでした。
何故、そうなったのか一体どういうお祭りなのか、そして男女の無礼講ってなんだよwww
どうも~お祭りが大好きな@kesuikemayakuです。
くらやみ祭りという名前に淫靡な雰囲気を感じずにはいられないどすけべアラサーとは僕の事です。
夜に明かりを消してお祭りするというのがなんとも密祭っぽいwww
くらやみ祭りは一体、どんなお祭りなの?
東京、府中市の大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)で行われる【くらやみ祭り】は1000年前
室町幕府の頃から行われているお祭り。
奈良時代から平安時代頃、国庁が存在していた都市を「国府(こくふ)」と呼び、その祭りの事を「国府祭(こくふさい)」と呼びました。
府中市に有る「大國魂神社」で行われる「例大祭」は、「国府祭」が由来と言われており、格式高い神事です。
例大祭は神社が行う神事で一番重要なお祭りですね。
元々は11世紀頃に武蔵の国(むさしのくに)で行われていた国府祭が由来らしいです。
武蔵の国というのは今の埼玉県(旧・中葛飾郡を除く全域)・東京都(島しょ部を除く全域)・神奈川県(川崎市・横浜市の大部分)
・・・という結構、広い地域だったんですね。
くらやみ祭りでは期間中に様々な神事が行われます。
お祭りの期間は4月30日~5月6日までですね。
一般的には5月5日までという感じです。
昔は、「貴いものを見るべからず」という儀礼があり、お祭りのいろいろな神事を見せないようにするために神事は夜に行われたと言われています。
これが「府中くらやみ祭り」の由来になっています。
神聖な御霊を人々の目に触れないようにしていたというわけですね。
現在では、日中に行われる神事もありますが、伝統を受け継いで夜にしか行われない神事もまだたくさん残っています。
2010年には都指定無形民俗文化財にも指定されました。
昔は男女の無礼講が許されていた!
夜の闇が全てを隠してしまう中、男女の無礼講が許されていた。
ぶっちゃけ言うと男女の出会いの場というか乱痴気騒ぎだったようです。
とは言え女性が拒否したら無理強いはダメみたいなルールはあったようです。
昔はコンビニなんかないし夕方を過ぎれば現代人には想像できないようなくらやみがありました。
日本のお祭りってこういうナンパスポットみたいな感じはあったようです。
田舎からも人が集まるから新しい出会いもあってそこから結婚したりする人もいた。
また、火遊びをする男女もいたんじゃなかろうか?
神聖な催事でそんな不謹慎な!と思うかもしれませんが割と日本の神様はゆるい部分があるというか
豊穣を祝うお祭りにはありがちな事だったのかもしれません。
農村とかだと男女間の恋愛とかそういうのは割と緩かったみたいです。
農村なんかは閉鎖的だから新しい血を入れるためにもこういうお祭りは必要だったみたいです。
子孫繁栄のためにお祭りをする側面もあったようです。
いろいろな地域から集まってくらやみの中で過ごす一夜、ロマンのある話なんだろうな。
未だに存在する見世物小屋
見世物小屋というのは昼間には見せられないような演目をやる施設で
(珍妙、滑稽、猥雑さ、まがまがしさといった)過激な芸をする
大昔には障害者を見世物にしてきた歴史があるようです。
- 蛇を食いちぎる蛇女
- 膝関節が逆になっている牛女
- 手足がないだるま女
現代ではそこまで過激な見世物はないようです。
娯楽のない時代にはいい刺激だったみたいです。
中世ヨーロッパではギロチンによる処刑が娯楽だったの比べれば健全なものです。
見世物小屋は少しずつ衰退していくのかそれとも何かしらの形で残るのかそれは分かりません。
一種のおばけ屋敷、サーカスみたいな感じだったんじゃなかろうか?
現代の催事はどんな感じ?
4月30日から5月6日までいろいろな神事を行うようです。
- 4月30日・・・・品川海上禊祓式(汐汲み・お浜降り)午前9時30分出発 午後3時30分帰社
- 5月01日・・・・祈晴祭(一日祭の後引き続き行う) 午前9時30分
- 5月02日・・・・御鏡磨式 午後7時30分から午後8時
- 5月03日・・・・山車の競演 午後6時から8時
- 5月03日・・・・競馬式(こまくらべ) 午後8時
- 5月04日・・・・御綱祭 午前9時
- 5月04日・・・・萬燈大会 午後12時30分から2時
- 5月04日・・・・子供神輿渡御 午後1時30分
- 5月04日・・・・太鼓の響宴 午後5時から6時
- 5月04日・・・・山車の巡行 午後6時から9時
- 5月05日・・・・例祭 午前10時
- 5月05日・・・・道清め 午後1時30分
- 5月05日・・・・太鼓送り込み 午後2時30分
- 5月05日・・・・宮乃咩神社奉幣 午後2時
- 5月05日・・・・御饌催促の儀 午後3時30分
- 5月05日・・・・動座祭 午後3時30分
- 5月05日・・・・威儀物授与 午後5時20分頃
- 5月05日・・・・御霊遷の儀 午後5時20分
- 5月05日・・・・神輿渡御 午後6時【くらやみ祭のメイン】
- 5月05日・・・・坪宮奉幣 午後8時30分
- 5月05日・・・・野口仮屋の儀 午後10時10分ごろ
- 5月05日・・・・やぶさめの儀 午後10時30分ごろ
- 5月06日・・・・神輿還御(おかえり) 午前4時から8時頃
- 5月06日・・・・鎮座祭 午前9時頃(一般非公開)
とこんな感じですね。
出店もいっぱい出るし昔のくらやみ祭りと違ってかなり華やかになった印象です。
トラブルも多いみたいです、一般人には関係ないけど暴力団とかも出店を出していたりします。
@kesuikemayakuのイメージではテキ屋=ヤクザなんでまあ驚きはしませんが。
現代では大きなお祭りという感じになっているようです。
知恵袋をみたら
この記事を書くためにヤフー知恵袋も見たんですけど
騒音に対するお悩みが多かった。
ゴールデンウィークは静かに過ごしたいのに外がお祭りでうるさい!
連休くらい静かに過ごさせろとか言い始める奴がいたりしましたが
お祭りなんだから仕方ないだろうにと思うのは僕だけでしょうか?
大きなお祭りに対してうるさいと感じるのはどうなんだろう?
確かにうるさいだろうけど、下調べもろくにしないで家を買った人が悪いと言えますね。
この場合、自分の都合よりみんなの都合を優先するべき。
ただ、酔っ払いも増えるから注意は必要なのかもしれません。
まとめ
くらやみ祭りは例大祭と呼ばれる大きなお祭りで昔は明かりを消して夜に行われた。
昔は子孫繁栄のために男女の無礼講が許されていた。
今では華やかなお祭りになっている。
大きなお祭りだから喧嘩とかのトラブルも多いみたいです。
テキ屋とか見世物小屋もあるのでかなり面白いと思いますよ
GWは府中のくらやみ祭りに行ってみるのもいいかもしれません。
ではでは(^ω^)ノシ
この記事もおすすめ