ゴドウィンの法則とは?ナチスやヒトラーの話題を議論に持ち出したらそこで議論が終了してしまうという法則です。
議論が長引き、相手を批判するのにヒトラーやナチスのような別の誰か、その悪事などを持ち出して批判する人が出てきたら
この議論は
ゴドウィン点に達した
というように用いられる
提唱者はマイク・ゴドウィン
1990年に弁護士のマイク・ゴドウィン氏が提唱した。
彼はウィキメディア財団の法律顧問・法務調整担当をしている人物だ
もともとはUsenetニュースグループの議論についてのものだった。
現代ではインターネット上、SNSやチャット、掲示板のスレッドなど
あらゆるオンライン上の議論でヒトラーに例える論法を持ち出された演説、文章、その他の修辞に使われている
概要というか本質
議論とは関係なく相手を歴史上の人物になぞらえて批判をする行為を止める
そういう意図でゴドウィンの法則は作られた
現在もネットミームとして広まっているが
議論において人格攻撃が始まったら話し合いが破綻してしまうからだ。
歴史上の暗君や犯罪者など
その名前を使って相手を攻撃するような言論をするというのは議論にならない
議論が終わってしまったという判断になる。
本当に同じような事をしているなら適切かもしれない。
例えば秦の始皇帝みたいに
焚書坑儒
本を燃やして回る。
出版停止に追い込むなど
具体的にやっている事が同じであれば使ってもいいかもしれないが
ナチス、ヒトラーなど差別的な思想でユダヤ人を虐殺した人物に当てはまる人物というのはいない
SNSでの議論についても
SNS上の議論においてもナチスやヒトラーに相手を例えるようなら議論を終了するべき
基本的にそこから議論が発展する事はありませんから
議論する相手や一定のカテゴリーに含まれる人たちを歴史上の暗君や犯罪者と同じように例えるなら
それは議論ではなく悪口です。
SNSでは最初からゴドウィン点に到達した状態で議論をしようとする人も多いため
最初から議論にならない投稿も結構ある。
大事なのは議論において相手を傷つけるために歴史上の人物を使ったり
犯罪者の名前を使ったり、一定のカテゴリーについて揶揄しない
これが基本だ
建設的な議論をする時は問題に向き合い相手を言い負かす事ではなく
思考を広げていく事にある。
だから
「お前は令和の○○だ」
みたいな事を言ってはいけない
ナチスやヒトラーが出てくるのはなぜ?
これに関しては話は単純で欧米人のトラウマで分かりやすいからですね
日本人で分かりやすく例えるなら
「お前は麻原彰晃みたいなやつだ」
と言われたら、2022年現在の30~90歳くらいは怒ると思う。
もうそこまで行くと人格攻撃だしひどい侮辱になります。
更に言うとネットでのオタク叩きの根幹というか根っこには
オタクは宮〇勉みたいなやつ
という前提があってオタクは犯罪者予備軍みたいな扱い
これは完全にゴドウィン点に達した議論ではなかろうか?
こういう風に書いていくとSNSには議論ができない人が結構いる
投稿内容が正しくないとかそういうレベルではなく
議論が出来ない
ある意味、そういう人を見極める目安になるから面白い
まとめ
ゴドウィンの法則は議論において他人をナチスやヒトラーのようだと言い出したら
議論が終了するという法則
化学的な根拠はないものだけど
ネットミームとして広まっている。
歴史上の人物や犯罪者を比喩に使って
過大表現で相手を攻撃しようとする行為を禁止する法則ですね
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