スポーツ飲料にはアイソトニック飲料とハイポトニック飲料があります。
アイソトニック飲料は人体の体液と同じ浸透圧になっており吸収が早い
ハイポトニック飲料は更に浸透圧が低いものになっている。
大きな違いはこんな感じ。
スポーツドリンクは失った塩分と糖分を素早く吸収するから脱水状態の予防や回復に適した飲み物。
そんなスポーツドリンクにも違いがあるというので紹介します。
浸透圧が低いと吸収が早い
スポーツ飲料は人体の体液と同じ成分を含んでいて吸収が早い
吸収の早さには浸透圧が関係している。
浸透圧で飲み物を分けると
- ハイパートニック飲料
- アイソトニック飲料
- ハイポトニック飲料
ハイパートニック飲料は人体の体液よりも浸透圧が高い飲み物。
スポーツ飲料以外の飲料は大体そうでゆっくり吸収される。
人間が飲んだ水分は腸で吸収されますがそこで重要になるのが浸透圧
腸の細胞膜を通って体内に吸収される水分ですが浸透圧が高いと細胞膜を通過しにくいというわけです。
アイソトニック飲料とは?
アイソトニックとは日本語に直すと等張液という意味。
安静時の体液と同じ濃度・浸透圧の飲料というものである。
糖質が約4~6%含まれており、体液に近い浸透圧なので水分・糖分・塩分がバランスよく吸収される。
安静時というのは激しく動いていないときというか脈拍が1分間に約60~100回くらいの時。
歩いたりしている時は脈が乱れたりしないし外で普通に活動する時も脈拍は変わらない。
ハイポトニック飲料とは?
ハイポトニックとは低張液という意味で
安静時よりも低い浸透圧の飲み物。
含まれる糖質は約2%で、経口補水液に近い濃度である。
更に吸収しやすい飲み物というわけです。
味は糖分(炭水化物)が少ないから薄味。
どちらを飲んだ方がいい?
一般的には安静にしている時や寝起きの水分補給にはアイソトニック飲料
運動をしている時や大量に汗をかいてる時はハイポトニック飲料を飲むといい。
飲み過ぎに注意すれば素早く塩分と糖分を補給できるから便利。
ただし、飲み過ぎには注意が必要。
お茶や水のようにガブ飲みするものじゃない。
糖分を素早く摂取する関係で高血糖になりやすいという問題もある。
夏場に外で飲んだり、寝起きに素早く水分補給したりする場合には優れた効果を発揮する。
- 運動前後はアイソトニック飲料
- 運動中はハイポトニック飲料
という感じで飲み分けよう。
味の違い
アイソトニック飲料は糖分がハイポトニックよりも多い。
ハイポトニックは糖分を減らして塩分を多くしている。
経口補水液なんかもハイポトニック飲料であるが普通のハイポトニック飲料よりも塩分は高めになっている。
ポカリスエットやアクエリアスはアイソトニック飲料。
イオンウォーターなどはハイポトニック飲料だ。
飲んでみれば分かるけど明らかに甘みは少ない。
商品によってアミノ酸が含まれていたりミネラルなんかも含まれているから好みが分かれるだろうけど。
基本的には甘みは薄い。
アイソトニック飲料一覧
ゲータレード
ポカリスエット
グリーン ダ カ ラ
miuプラススポーツ
アクエリアス
ビタミンウォーター
ハイポトニック飲料一覧
アミノバリュー
ラブズスポーツ
スーパーH2O
イオンウォーター
アミノバイタル
Newからだ浸透補水液
VAAMウォーター
アクエリアスゼロ
塩JOYサポート
経口補水液一覧
OS-1
アクアソリタ
アクアサポート
スポーツドリンクの作り方
アイソトニック飲料のレシピは
材料(1L分)
水:1L
食塩:3g
レモンの搾り汁:大さじ3(※)
砂糖(上白糖):大さじ6(または、はちみつ大さじ4)
※この記事では、大さじ1=15ml(cc)として計算しています。
ハイポトニック飲料にするなら砂糖の量を半分くらいにするといい
まとめ
アイソトニック飲料とハイポトニック飲料の違いは
- 人体の体液と同じ成分にしたものがアイソトニック飲料
- 人体の体液よりも糖分を少なくして浸透圧を低くしたのがハイポトニック飲料
どういう場面で飲むのが適しているかというと
- 運動の前後に飲むがいいのはアイソトニック飲料
- 運動中はハイポトニック飲料
スポーツドリンクだから常飲せずにスポーツの前後とか汗をかいた時
運動中に飲むようにしましょう。
ハイポトニックよりも塩分が多いのが経口補水液でこれは吸収を早くするのと同時に失った塩分を補給するのにも一役買っているんだろうな
ではでは(^ω^)ノシ
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