花言葉というのは花に何かしらの意味を乗せるという文化の事ですね
赤いバラの花言葉は日本では「情熱・愛情・美」 など英語(西洋)の赤バラの花言葉:「passion(情熱)・I love you(あなたが大好きです)・love(愛情)・beauty(美)・romance(ロマンス)」 など
いろいろな意味を乗せています。
この文化がどこの国で始まったのか?どういう形で日本に入ってきたのかを調べてみました?
調べてみると結構、意外というか日本とは馴染みのない国が起源になっているようです。
花言葉の発祥はどこの国?
花言葉の発祥はアラビア地方の文化でセラム(selam)という文化が関係しています。
セラムとは花や果物、絹糸などの小物などに意味を持たせる。
同じ韻を踏むほかの言葉を暗示する表現方法で
「洋梨(armmoude)」を提示すると、言葉が似ている「希望(omoude)」
と言ったような意味になる
発音を聞いてみるとなるほど、分かります。
発音が似ている言葉で連想する感じなんですね。
日本でもそういう事はするから分かります。
セラムがトルコからフランスに伝わった
セラムは花以外にも小物や果物を送る文化だったのですが
トルコからフランスに伝わった時に花言葉という文化に変わった。
18世紀頃にトルコからフランスにセラムが伝わり19世紀に花言葉という形になった。
フランスやイギリスを中心に豪華な花言葉の本が作られ、人々の間で流行しました。
※1819年、マダム・シャルロット・ド・ラトゥール(本名ルイーズ・コルタンベール)が『Le Langage des fleurs (花言葉)』を出版。
ラトゥールの花言葉の本は1834年、アメリカの本屋に並びます。
花言葉は日本ではいつから?
日本では明治時代初期に伝わったとされます。
※詩人の与謝野晶子と江南文三は明治43年、西洋の花言葉を1冊の本にまとめた『花』という本を出版しています。
比較的新しい文化というわけですね。
ただ、花言葉なんて形になる前から花や植物に意味を持たせるという行為は世界各地でやってきた事なので
みんなすんなり受け入れたし、国によって微妙にニュアンスが変わってくるのも仕方ない事ですね。
共通の意味を持っていたり、持っていなかったりするのは国の文化に直結しているからなんでしょうね?
新しい花言葉って誰が決めるの?
新しい品種の作物や花が産まれた時に花言葉を誰がつけるかと言うと
花の開発者が決めたり、新しい花言葉を募集して消費者が命名したり、販売会社が決めたりする事もあるそうです。
公式に認定するとかじゃなくて開発者がつけたりする
明確に言葉が決まるわけじゃなくて花言葉自体はそれぞれの文化で好き勝手につけている感じです。
だから、神話になぞらえたりするわけです。
赤いバラが愛に関係する意味を持っているのは古代ギリシャ神話が由来で
愛と美の女神アフロディーテが生まれたときに大地が生み出した花だといわれています。
昔から花言葉は神話のエピソードが使われていたりするケースがあるけど
新しい花言葉は開発者が作っているというのは時代だよな。
物語とか漫画で使われた花がそういう意味の花言葉になってしまう事もあるかもしれませんね。
まとめ
花言葉の起源はアラビア地方の風習であるセラムが基になっている。
それが18世紀頃にフランスに伝わって19世紀頃に花言葉になった。
アメリカなどにも伝わり、明治時代の日本に伝わった。
花言葉自体は昔の神話が元ネタになっていたり新しい花は品種の開発者が名づけたり
お客さんが名前をつけたりしている。
割と国によって花言葉が違ったり複数の意味があったりするのはそれぞれの国や文化によって花のイメージが違うからです。
ではでは(^ω^)ノシ
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