剣道は実際に日本刀を扱った場合は弱いという話があったりなかったりするが
剣術と剣道で大きな違いというのはほぼない。
刀の使い方と竹刀の扱い方が違うというのは本質を知らないやつの意見だろう。
実際に剣道をした人なら小手や胴が外れて生身の部分を打たれた経験があると思う。
それは小学生に打ち込まれても大人の肌に青あざを作る程度には強い。
これが日本刀だったらどうだろうか？
筆者なら悶絶する。
相当なダメージだ。
日本刀が上手く使えないとか竹刀と同じように扱うから日本刀では切れないなんて意見もあるが
何も真っ二つにする必要はない。
人体なんて1cmでも切れ込みを入れればダメージとしては十分だ。
もちろん鎧をつけている場合、手首の返しだけで打つ剣道の打ち方ではダメージが通らないのではないかと思っている人がいるが
手首だけで打っているのではなく、全身を連動させて打ち込んでいる。
基本動作では肩を大きく動かしているに過ぎない
そもそも手首だけ打つというのは下手くその証であり、それを見て剣道は実戦では使えないというのは間違いだ。
日本刀を持った経験から言えば
日本刀を実際に持った事がある経験から言えば剣道の振りで物体を斬る事は可能だ。
観葉植物に生えている葉っぱを試しに小手の要領で斬ってみたがきれいに斬れた。
対して力を入れていない基本動作でスパッと斬れた。
大きく振りかぶる必要はない。
重要なのは日本刀に体重を乗せてしっかり滑らせる事であり
大きく振りかぶる必要もない
重さに関しても竹刀で練習しているから日本刀は重過ぎる
39が約500gなのに対して日本刀は約1.5kgもある
３倍の重さがあるから扱えないという意見もあるが
それこそ個人差というか稽古で何とかなるレベルだろう。
人によっては竹刀で素振りを1000本やる人だっている。
その人たちが日本刀を振り回せないと思えない。
もちろん、日本刀は重いが体全体で扱う事ができるなら大した重さではない。
足さばきや体さばきはもちろん有用だ。
日本刀の振り方や持ち方が違うというのは真剣に考察した事がない人の詭弁だ。
小さな振りであれば鎧の隙間に滑り込ませる事もできる。
試し切りを基準にしてはいけない
You Tubeの動画で巻藁を日本刀で斬るなんてのもあります。
巻藁が真っ二つに斬れるから見てて気持ちいい
しかし、これを基準に剣術を語るのは間違い
巻藁を斬る居合道というか抜刀術はどちらかと言えば据物斬り
日本刀の性能を図るための斬り方であり剣術ではない。
リアルに考えれば鉄の棒で殴られれば十分、痛い
日本刀は重いとか長さが違うとか剣道の技と剣術の技が違うなどという意見もあるけれど
基本的に日本刀というのは鉄の棒に刃がついたものである。
故に竹の棒と同じように扱っても強い
剣道の動きを金属バットで再現しても実戦で役に立たないと言ってるようなものであり
トンチンカンな意見じゃなかろうか？
リバ剣、道場でこれを書く意味
学生の剣道と違って歳を取ってからの剣道は
ある意味、実戦で戦えるような剣道ができる体作りをして
全身をくまなく使って剣道をしないと学生時代のように動けない。
というよりも若さに任せた動きでは実戦では使えない。
剣道の技術というのは日本刀でも使えるし、基礎的な姿勢や足さばきは日常生活でも重宝する。
だからこそ、剣道の動きは実戦や日常生活では使えないと思ってほしくない。
特に体捌きや足さばきは日常生活でも使える。
とっさに身をひるがえす事も可能だ。
足さばきや体さばきは身に着けてしまえば日常生活でもすっと出る。
使った方が楽に動けるからです。
姿勢や足の使い方や目付けなど、日常生活でも使える技術はてんこ盛りなのが剣道である。
まとめ
剣道が実際に日本刀を持った時に全く役に立たないなどという剣道家がいたとしたら
基礎が全く出来ていない弱っちい人なので相手にしなくてもいい。
小手先の技ばかりを見ていれば剣道では日本刀を扱えないと思ってしまうかもしれない。
しかし、基礎が出来ていれば剣道の振り幅が小さい打ち込みは【全身の動きから肩関節の動きを小さくしただけ】の動きであるから
しっかり威力もあるし斬れる。
実戦で役に立たないというのは全くのお門違いだと筆者は思う。
ではでは（＾ω＾）ノシ
