サンタと言えば真っ赤な服を着てトナカイにソリを引かせて空を飛ぶというイメージが強い
なぜ、サンタクロースはそんな魔法的な力が使えるのか?なぜ、ソリをトナカイに引かせるのか?
別に犬ソリでもいいと思うんだけど
その理由を解説します。
なぜサンタのソリをトナカイが引くのか?
ソリを引くのがトナカイというイメージがついたのは
昔に出版された本が元ネタで【魔法が使える】と言われる北欧のサーミ人という遊牧民がトナカイを連れていた
それがサンタクロースのイメージとマッチしたため、サンタクロースのソリをトナカイが引くことになった。
ソリを引くトナカイは全部で9頭いて、先頭から
- 赤鼻のルドルフ
- ダッシャー
- ダンサー
- プランサー
- ヴィクセン
- ドンダー(ドンナーもしくはドナー)
- ブリッツェン
- キューピッド
- コメット
ちなみにダンサー、プランサー、ヴィクセンはメスです
踊るダンサーとかヴィクセンは口うるさいとかキューピッドは美しい
などなどそれぞれ個性的な設定があるそうです。
サーミ人とトナカイ
サーミ人は北欧のスカンディナビア半島に住む人々
手先が器用で錫を使った手工芸品などが有名
サーミ族の言葉はサーミ語だが、スウェーデン語、フィンランド語、ロシア語、ノルウェー語なども話せる
一年中、雪に閉ざされた場所で生活をしている
トナカイなどの動物と一緒に生活をしている。
ソリを引かせるのは日本だと犬というイメージだがヨーロッパではトナカイがメジャーなのはサーミ人の影響
トナカイにソリを引かせる理由をまとめると
- 防寒能力が高いため寒さに強い
- 食料がハナゴケでたくさんある(現在は温暖化により減少している)
- 夜目が効く(瞳が冬になると金色から青色に変化して視力を向上させる)
- 雪の中を安定して移動できる
- 機動力が高い(野生のトナカイは年間5000キロも移動し、1日に55キロも移動する)
などなど雪国では便利すぎるパートナーと言えますね
トナカイはシカの中で唯一家畜化に成功した動物で石器時代から雪の中をトナカイと一緒に行動していました。
最初にサンタが空を飛ぶトナカイを引いた姿が描かれたのは詩
【聖ニコラスの訪問】という詩に絵をつけた絵本「クリスマスのまえのよる」で初めてサンタクロースがトナカイのソリで空を飛ぶ姿が描かれました。
詩を書いた人は神学者のアメリカ人、クレメント・クラーク・ムーア(1779-1863)という人物
その詩に絵を描いたのがスイス出身の絵本作家ロジャー・デュボアザン
なんでソリで空を飛ぶのかというと
当時のアメリカではサーミ人は魔法が使えると思っておりトナカイの角が翼になって空を飛んでも不思議じゃないと思っていたそうです。
それ以前のサンタクロースはトナカイのソリを引いているけど空を飛んではいなかった。
トナカイが登場しない国もある
サンタクロースのイメージも国によって違いがある。
南半球だと夏にやってくるから
サンタクロースは海パン姿でサーフボードに乗ってやってくるんだそうです。
寒いヨーロッパと暑いオーストラリアなんかだとイメージが違うのは仕方ないのかもしれません。
まとめ
サンタクロースがトナカイが引いたソリで空を飛ぶ理由とは
- 昔からヨーロッパではトナカイがソリを引くものだった
- アメリカ人はサーミ人が魔法を使えてトナカイは角で空を飛ぶものだと思っていた
- クリスマスまえのよるという絵本でサンタクロースとトナカイのイメージが根強くなった。
- 国によってはサンタクロースが海パンでサーフボードに乗ってやってくる
世界的にサンタクロースはトナカイのソリで空を飛ぶというイメージ
そのイメージはアメリカの神学者が作った【聖ニコラスの訪問】という詩が発端
スイス人の絵本作家が描き起こした姿が世界的に広まった
それ以前のサンタクロースはトナカイを引き連れてはいなかったというわけです。
ではでは(^ω^)ノシ
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