砂丘と砂漠は違うものです。
砂漠の中に砂丘はあるけど砂丘の中に砂漠はありません。
鳥取砂丘を砂漠だと思っている人もいるかもしれませんが違います。
砂漠も砂丘もなんかロマンがある感じがして好きな人も多いかもしれませんが
どう違うのかを正確に言語化できるかと言えばそうでもないです。
砂漠ってどんなところ?
砂漠は降雨が極端に少なく、岩や砂が多い地域
年間降雨量が250mm以下の地域、または降雨量よりも蒸発量の方が多い地域などの定義がある。
東京の年間降雨量1528.8mmなので雨がどれだけ少ないかがお分かりいただけるだろう。
地球の陸地で約20%~25%、具体的な数字を出すと19億ha〜34億ha
アフリカ北部・中近東・オーストラリアその他、熱帯・温帯に属する大陸の各地に存在する。
植物がほとんど生育せず水分も少ないから気温の日較差が大きい
昼間はクソ暑いが夜は寒いという環境になる。
農業には適さず人が住むには難しい地域。
砂丘とは
砂丘とは海や大河、砂漠などで風で砂が吹き寄せられて作られる丘の事。
砂浜の砂や大河の岸の砂が風によって丘を作る現象。
砂漠でも、もちろん砂丘ができる。
海の近くにある砂丘は表面が乾いていても砂を掘れば水気があるため
砂漠とは別物です。
砂丘の特徴
砂が風で移動するため風の向きで砂丘の形が変わるのも特徴。
風による運搬は風速と粒子の大きさに関係する
- 浮遊
- 跳躍
- 匍行(ほこう)
の三通りの移動をする
浮遊
風で砂が飛ばされて移動する事を浮遊という
跳躍
風速、毎秒五メートル前後で移動を始めて、砂が浮上して少し移動しては落下し、つぎの砂粒を移動させる。これが跳躍である
匍行
匍行は、砂粒が大きいか、風力が弱いときに跳躍できず、地表を転がりながら移動することをいう。
砂浜とは
砂浜とは砂が堆積した海岸の事。
川から流れてきた砂、もしくは海から流れてきた砂が溜まってできた。
堆積した砂によって名前が変わる。
- レッドサンビーチ(酸化鉄が多い砂浜)
- ブラックサンドビーチ(玄武岩が多い砂浜)
- ピンクサンドビーチ(サンゴの多い砂浜)
砂に含まれる塩分の影響でほとんど植物が育たないのも特徴。
まとめ
砂浜、砂丘、砂漠は全然違うもの
- 砂浜は海岸に砂が堆積したもの
- 砂丘は砂が風で飛ばされて堆積して丘のようになったもの
- 砂漠は降雨が極端に少なく、岩や砂が多い地域
具体的な言葉にすれば全然違うものなんだけど
砂丘は砂浜にも砂漠にもできるからちょっとこんがらがる気がします。
生物がたくさん住んでいるのが砂浜
砂漠は生物がほとんどいない
砂丘は砂浜に出来ればたくさんの生物がいるという感じです。
ではでは(^ω^)ノシ
この記事もおすすめ
【池】【沼】【泉】【沢】【湖】【潟】【浦】【海】の違いを徹底解説
獅子とライオンの違い!唐獅子とか獅子舞が実物と違う理由とは?
日本にある無人島の数がとんでもない件についてwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww