ママやパパという言葉の語源とは?
何というか父親や母親を表す言葉がどこの国も同じような感じ
同じ音を2回続けるような感じなのは何故なのか?
それは赤ちゃんが発音しやすい音が由来だからと言われています。
赤ちゃんが発音しやすい喃語から来ている
父親や母親の幼児語がママとかパパ、もしくは【ちち】とか【はは】なのは
赤ちゃんが話す喃語からきています。
生まれたばかりの赤ちゃんは「あー」とか「うー」とか一音しか発音できません。
そこから二音の発音ができるようになったのが喃語です。
赤ちゃんが発音しやすい「パ」「バ」「マ」などを続けて
ババ・パパ・ママなどの言葉になります。
これは両唇音と呼ばれる音です。
両唇鼻音「マ」からママ、無声両唇破裂音「パ」からパパになる
有声両唇破裂音「バ」からババになる
言語によって違いますが基本的に2つの音をつなげた呼び方になります。
パパ・ママの語源はラテン語?
日本語のパパは、英語のpapaからの借用語。
英語papaはフランス語papaからの借用語で、英語としての初出は1680年に見られるが18世紀まで長らく一般に使われることはなかった。
フランス語papaはラテン語papaからの借用語。ラテン語で「父」は本来paterで、papaは幼児語。
以上、出典はオンライン語源辞典より「papa」の項
ちなみに中国語でも媽媽( māmā)、爸爸(Bàba)という漢字でママ、パパと呼ぶようです。
ラテン語由来ではなく独自に生まれたみたいです。
ちなみに日本語のママ・パパは英語由来です。
赤ちゃんが発音しやすい両唇音に合わせて言葉を作った結果なので似たような発音になるのは面白いですね。
世界各国のパパ・ママ
世界各国、いろいろな言語でのパパ・ママを調べてみました。
日本
- ちち
- はは
英語
- パパ(Papa)
- ママ(mom)
中国語
- 爸爸(Bàba)
- 媽媽( māmā)
ドイツ語
- パパ
- ママ
ガリシア語
- パパ
- ママ
トルコ語
- パパ→baba
- ママ→anne
コサ語
- パパ→Utata
- ママ→umama
タイ語
- パパ→พ่อ(Ph̀x)ハー
- ママ→แม่(Mæ̀)メー
ベトナム語
- パパ→Cha
- ママ→me
面白いくらい法則性がありますね
ヨーロッパは大体、パパ・ママって感じです。
まとめ
ママやパパという言葉は赤ちゃんが話始める喃語からきている。
赤ちゃんが発音しやすい音に父親、母親などの意味を当てはめた結果
どの言語でも似たような法則で言葉が作られた。
日本でも【チチ】【ハハ】【マンマ】【ババ】【ジジ】
などなど喃語由来の言葉は多い。
ちなみに【ちちんぷいぷい】も幼児語が由来で
本来は【知仁武勇は御代の御宝】というそうですよ。
中国語と英語でママ、パパと同じなのは偶然という事らしい
分からないモヤモヤは晴れたでしょうか?
ではでは(^ω^)ノシ
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