時計は全て右回り、いわゆる時計回りと呼ばれています。
では、なぜ右回りが時計回りなのか?
合理的な理由で決まっているのかそれとも別の理由で決まったのか気になるところです。
時計は右回りですか?
右回り、左回りの定義について解説すると。
進む方向に対して中心が
- 右にあれば右回り
- 左にあれば左回り
アナログな時計は常に中心が右側にあるので右回りです。
感覚的には分かっているけど言葉で説明しようとすると意外と言葉が出てこないものですね。
時計の針が右回りな理由
これは非常に単純な話で誰もが納得する理由です。
原始的な時計である日時計に由来するからです。
日時計は紀元前3000~4000年頃、エジプトかもしくはメソポタミアで開発されました。
ちなみに1時間を60分と決めたのもメソポタミア文明です。
日時計は日当たりの良い場所に棒などを指してその影の角度で時刻を見る。
昼間しか時間を確認できない日時計ですが必ず右回りになるからです。
太陽は必ず東から登って西に沈むため
- 北半球では右回り
- 南半球では左回り
という動きになります。
アナログな機械式時計が開発されたのが13世紀の北イタリアから南ドイツ辺りで開発されたため右回りになります。
故にアナログの時計も右回りになりました。
反時計回りの時計がない理由
日時計が理由なら反時計回りの時計があってもおかしくないのですが
歴史を紐解けば一目瞭然、13世紀に機械式時計が生まれた後に大航海時代(15~17世紀)となり
ヨーロッパの国々が次々と植民地を作っていった時代
南半球にある国々も植民地にされて様々な発明品が持ち込まれました故に時計なども右回りのものが広まっていったというわけです。
まとめ
なぜ時計は右回りなのか?
答えは北半球の日時計が右回りでそれを参考に機械式時計が生まれたからです。
機械式の時計が開発されたのは13世紀のヨーロッパです。
北半球の日時計が参考にされたため右回りになりました。
左回りの時計がないのはヨーロッパで造られた時計が主流になったからです。
南半球で作られた時計が主流になっていたら時計は左回りになっていました。
時間という概念がメソポタミア文明からあったというのは驚きでした。
日時計を作ったのもエジプト文明かメソポタミア文明なのはすごいですね。
ではでは(^ω^)ノシ