虚構推理という作品が面白いかつまらないかで言うとかなり面白い。
アニメになるとひねくれ者が好きそうな作品というのは変に改変されてしまったりするかもしれないという恐れがあったりするものだけど
かなり引き込まれる作品。
いろいろな話を描いて快刀乱麻に解決していくというよりも一つの事件をじっくり解決するのに10話くらい使っているのが非常にいい
ミステリー作品の風味がありつつ、アクション要素もある。
あえてネタバレを避けながら話ので悪しからず
話が長いから途中で訳わからん事になって脱落する人がいるかもしれない。
話が長いとかよく分からんみたいな意見もあるけれど、それは仕方ない。
そもそも事件の真相を暴いて犯人を特定させる話ではなく。
むしろ、視聴者を煙に巻くような作品。
人は信じたいものを信じる。
その過程にこそ価値があって結果なんてものは不毛なんて事があってりする。
虚構の物語を作り上げる、嘘で真実をでっち上げるような話に論理を求めてはいけない。
考えれば考えるほど、ドツボにはまるような作品。
個人的には一気観をおすすめする。
第1話から主要キャラは全て登場している。
1話の時点でメインキャストである主人公、桜川九郎、ヒロインである岩永琴子、主人公の元カレ弓原紗季、九郎の従兄弟である桜川六花など
メインキャストは全員、一話の中で登場しているのも面白い。
第一話はキャラクターの人間関係を掘り下げつつそれぞれのキャラクターにミステリアスな部分がありつつも掘り下げが上手い
きちんと凡人枠まで用意しているのがにくいところ。
話の構成が上手い
1~2話は作品の説明、こういう事をしますというのを短編で上手く説明している。
第一話だと単純に腕力と言うか物理的に妖怪を爆散させていく展開になったんだけど
第二話だと岩永琴子が妖怪と対話して悩みを解決する話になる。
第三話からは長編になりいきなり2話から2年が経過していたりする。
ここが非常に上手い、最初の出会いから2年の時間経過があるため
二人の関係が変わっていてそれを肌で感じられるし「こいつらに何があったんだ?」
と妄想をふくらませる余地がある。
キャラクター同士の掛け合いから感じ取れる阿吽の呼吸というか時間をかけて作ってきた空気感を感じられる。
小出しにされていく謎にのめり込んでいく
事件を追っている主人公たちを見ている視聴者には2つの楽しみがあって
事件そのものに対する謎や真相はもちろん面白いんだけど
キャラクターが持つ謎も物語が進展していくにつれて明かされていく。
それが女子同士の駆け引きの中で明かされたりするから割と自然に頭に入ってくるのも原作が作り込まれているがゆえだろう。
最終話まで見て
アクション要素あり、頭脳戦ありで非常に作り込まれている作品なんだけど
主人公が異能を使って怪異と対峙しつつヒロインが頭脳戦をするという展開はハラハラするし
引き込まれる。
10話を同じ事件に使っていても無駄がないというのは近年まれじゃないだろうか?
最後の最後で桜川九郎と岩永琴子の会話は非常に萌えた。
正直、ずるいと思った。
真相を暴く事で犯人を逮捕するような王道ミステリーではなく、嘘によってオーディエンスを納得させ結果として怪異を倒す
オーディエンスというのがTwitterとか5chにいそうな奴らばかりで親近感もある。
テレビ放送は終わったけどAmazonプライムビデオで視聴可能
Amazonプライムビデオやhuluなどで虚構推理は視聴可能です。
他にもU-NEXTやdアニメストアで視聴可能です。
外出もしづらい2020年4月なんだからアニメでも鑑賞しながら家でまったりしていましょう。
漫画や原作小説もおすすめですよ。
楽天市場→【2020年1月アニメ化!】虚構推理 1巻〜12巻(最新)全巻セット
Amazon→虚構推理
まとめ
ミステリー、アクションに恋愛要素、全部盛りなくせに破綻がないという作品も珍しい
素直にべた褒めできるアニメというのも@kesuikemayaku的には珍しいくらい
原作が名作でも話の構成を変えてしまうと一気に駄作になる。
虚構推理の漫画や原作を読んでいないけど殆ど改変していないと思う。
あれには全く、蛇足もないから非常に視聴しやすい。
なぜ、リアルタイムで視聴しなかったのか悔やまれる作品でした。
ではでは(^ω^)ノシ
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