和からしとマスタードって似ているけど何が違うのか
日本で発明された調味料のからしと西洋で発明されたマスタード
どんな違いがあるのでしょうか?
からしとマスタードだとかなり味が違うというか、からしは「ツンとした辛味」
マスタードは「風味とマイルドな辛味」が特徴です。
しかし、この二つ調味料でどこがどう違うのか調べてみました。
からしとマスタードともに同じスパイス、マスタードシードから作ります。
マスタードシードの特徴
マスタードシードは乾燥した状態で食べても辛くないが水と混ぜる事で辛味が出る。
水と反応させなきゃ辛味が出ないというのは唐辛子と明確に違うところです。
南インドではカレーのスパイスにも使われます。
からしとマスタードの違いはからし菜の種類が違う
和からしの原料はからし菜の種、クロガラシとかセイヨウカラシと言われ、元々は中央アジア原産の香辛料でインドから中国、そして日本へと渡ってきた、
日本に伝わったのはかなり昔で弥生時代という説もある。
平安時代である延喜年間(901年 - 923年)編纂の『本草和名』や承平年間(931年 - 938年)編纂の『和名抄』に記載がある。
からし菜は帰化植物の1種で大昔に日本に来た外来種ですが、すっかり馴染んでしまったというわけです。
インドなどではオリエンタルマスタードと呼ばれています。
同種のカラシをチャイニーズマスタードと呼んでいるところもあるみたいです。
マスタードはイエローマスタードやブラウンマスタード、シロカラシ(ホワイトマスタード)から作られています。
和からしの作り方
和からしはからし菜の種を乾燥させて粉末にしたものを水やお湯に少しづつ溶かしながら
練って作ります。
粉を少しづつ追加しながらペースト状にしたものを和からし、または練り辛子と言います。
おでんにつけたりするのが定番、マヨネーズと混ぜて辛子マヨネーズにするのも最高です。
マスタードの作り方
マスタードには何種類かあって
- イエローマスタード(アメリカンマスタード)
- ディジョンマスタード
- 粒マスタード
- ハニーマスタード
いろいろ種類があります。
ハーブやスパイスを調合して作る。
ヨーロッパのマスタードは酢を入れているから酸味がある。
イエローマスタード
フランクフルトにつけるマスタードの事
アメリカやカナダで生まれた調味料でマスタードと水を練り合わせる際にターメリックを混ぜて作る。
あまり、辛味もなくマイルドな酸味が特徴
フランクフルトとかアメリカンドッグには欠かせない調味料ですね。
レシピ
マスタードとりんご酢、水を1:1:1の割合で混ぜ合わせる
レモン汁、タイムの葉、塩、はちみつ、ターメリックで味を調える。
ディジョンマスタード
酢ではなく酸味のぶどう果汁をマスタードに加えたもの
フランスの伝統的なレシピ。
マスタード、ヴェルジュ(ぶどうの果汁)、塩、ハーブなどで作るフランスのマスタード。
ぶどうは未成熟なぶどうを使う場合もあるし、白ワインを使ったりワインビネガーを使う場合もある。
粒マスタード
ブラウンマスタードを完全に潰さずに酢やはちみつ、塩で味を整えたもの。
ウインナーとかベーコンにつけて食べる。
なんとなくマスタードというと粒マスタードを連想してしまう@kesuikemayakuがいます。
ハニーマスタード
マスターにはちみつを加えたものでハムやチキンなど肉料理に使われるソース。
まとめ
和からしとマスタードの違いは
- 品種が違う、和からしはクロガラシ、マスタードはイエローマスタードやブラウンマスタード、ホワイトマスタードを使う
- 和からしは粉末にして水、またはお湯で少しづつ練って作る。
- マスタードにはいろいろな種類があるけど、酢を混ぜるのは基本。
- 和からしはツンとした辛さを重視
- マスタードは風味を重視するため、そこまで辛くない
こんな感じですね。
使うマスタードシードの品種も違うし作り方も違う。
同じようなスパイスを使っているのにこれだけ違うと面白いですね。
味もかなり違うというか辛さを追求したのが和辛子でお肉との相性を追求したようなマスタードもあれば
アメリカンドックやフランクフルトに合うように作ったマスタードもある。
同じ植物から作るのにこんなに味が違うのは面白い。
ではでは(^ω^)ノシ
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