カレーに使われるスパイスを解説して行きたいと思います。
ポピュラーなのから日本人は知らないようなスパイスもあるのでお楽しみ
ちなみに香辛料でポピュラーなのはこちら
世界三大香辛料
「胡椒(ペッパー)」「唐辛子(レッドペッパー)」「マスタード」
世界中でもっともポピュラーなスパイスたちのことです。
世界四大スパイス
「胡椒(ペッパー)」「クローブ」「ナツメグ」「シナモン」
大航海時代、ヨーロッパの人たちが欲しくてたまらなかったスパイス
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スパイスには2つのカテゴリがある!
スパイスには葉っぱや実をそのまま状態で使うホールスパイスと粉にした状態で使うパウダースパイスがある。
- ホールスパイス・・・・木の実や葉っぱの状態
- パウダースパイス・・・すり潰して粉にしたもの
日本で使われるカレールーやカレー粉はパウダースパイスですね。
日本でホールスパイスを手に入れるのは難しいかも
パウダースパイスは種類は少ないけど普通にスーパーマーケットで売っている。
スパイスの種類一覧
- ブラックペッパー
- ホワイトペッパー
- ターメリック
- シナモン
- ナツメグ
- オレガノ
- ローズマリー
- バジル
- オールスパイス
- チリペッパー
- クローブ
- コリアンダー
- クミンシード
- バニラビーンズ
- サフラン
- カルダモン
- カレーリーフ
- レモングラス
- マスタードシード
- ジンジャー
- アジョワン
- ファンネル
- ガーリック
- ローレル
- スターアニス
- キャラウェイ
- ヒング
- フェヌグリーク
- ガラムマサラ
中国のスパイス
五香粉(うーしゃんふぇん)
花椒(ほぁじょー)
ブラックペッパー
いわゆる黒胡椒、肉の臭みを取るのに最適なスパイス、大航海時代にヨーロッパの人たちが黒胡椒を求めて海に出たのは有名な話
黒胡椒は実は熟していないものを使っている。
熟していない胡椒を数日感乾燥させたものが黒胡椒。
世界中で使われる有名なスパイスで日本人の料理経験者でブラックペッパーを使った事がない人はいない。
ホワイトペッパー
黒胡椒と違って完熟した胡椒を使っている。
水につけて皮を剥いて乾燥させたものが白胡椒
他にも未熟な胡椒を塩漬けにしたグリーンペッパー
熟した実を塩漬けにするとピンクペッパー
ターメリック
日本人はカレーと言えばターメリックなイメージがあるけど、ターメリックはカレーに色をつけるために使われるくらいで味の決め手になったりはしない。
日本名でウコンとも呼ばれ二日酔い防止ドリンクに使われたりしている。
同じく色をつけるために使われるサフランよりも安く手に入りターメリックに含まれるクルクミンは油溶性で油に溶けやすいためカレーと相性がいい。
カレーやピラフなんかに使われる。
ターメリックは肝機能障害の予防に高い効果を発揮します。また、抗酸化作用もあるのでアンチエイジングの味方でもあります。老化防止に強い効果をもたらしてくれる存在でもあるのです。
シナモン
甘い香りが味に深みを持たせてくれる。
お菓子に使われたりカレーに使われたりする。
最近はシナモンスティックなんかも知られるようになった。
ナツメグ
ニクズクの皮をメース、種子をナツメグと呼ぶ
甘い香りとほろ苦さが特徴。
毒性があり大量に食べると倒れる可能性あり
10g以上摂取すると痙攣やマリファナのような幻覚症状、肝臓障害を引き起こす。
昔は堕胎薬として使われていた。
ナツメグを10gも使う事はないと思う。
それくらいの量になると醤油皿に山盛りとかそういう量になりそうだし。
オレガノ
トマト料理によく使われるスパイスで清涼感のある香りが特徴。
肉や魚の臭みを消したり、ピザやパスタ、ラタトゥィユに使われたりする。
ハーブティに使われたりもする。
オレガノは「山の喜び」という意味のギリシア語に由来しています。
古代ローマの美食家の料理本にも
「オレガノはソースを美味しくするスパイス」
と記載されているそうです。
ハーブやアロマオイルなどにも使用され、幅広く活躍するのがオレガノです。イタリア料理と地中海料理によく使用され、香味が強いのが特徴です。
☆歴史☆
オレガノの原産地は地中海沿岸です。
ヨーロッパでは古代ローマ時代から使用されていました。
日本へは江戸時代末期に伝来しました。
☆料理☆
オレガノはイタリア料理によく使われます。
特にトマトやチーズと相性がよいので、ピザには欠かせません。
メキシコ料理に使われるミックススパイスのチリパウダーにも欠かせません。
また、カレー粉の原料としても使用されることもあります。
ローズマリー
松葉のような形をしているスパイス、甘い芳香とほろ苦さが特徴。
加熱すると香りが弱くなるのでたくさん使っても大丈夫。
ラムやジビエ(野鳥獣肉)など、においの強い肉にローズマリーをまぶしてオーヴンで焼く料理は西欧ではごく一般的。とり肉にもよい。
カレーにいれてローズマリーの香りを楽しむのもあり。
バジル
イタリア料理でよく使われるスパイス
バジルは生の状態で使ったり乾燥させたものを使ったりする。
食欲の増進や消化促進、リラックス効果などの効果があり
夏にピッタリなスパイス。
また、めちゃくちゃ育てやすいから家庭菜園にもピッタリ。
肉や魚の臭み消し、ペースト状にしたバジルソースも有名。
セージ
ソーセージに使われるスパイス、古いアラビアのことわざに「庭にセージを植えているものがどうして死ぬことができようか」と言われるほど、薬効が強い
歯茎の出血や、喉の痛みなど、主に口内環境の改善に効果があるとされています。これはセージが持つ抗菌作用、鎮痛作用、止血作用の働きによるものです。
豚肉との相性は抜群でソーセージには欠かせないスパイス。
香りの強い野菜や豆とも相性がよくてスープなんかにも使われる。
オールスパイス
オールスパイスと呼ばれているから誤解されがちだけど、ミックススパイスではなく単品のスパイス。
西インド諸島原産のフトモモ科の植物で、未熟な果実を乾燥し利用されます。
世界四大スパイス、クローブ、ナツメッグ、シナモン、胡椒を合わせたような風味を持つため
オールスパイスと呼ばれています。
肉や魚にも使われるしカレーのスパイスにも使われる。
ごちゃごちゃと調合するよりもオールスパイスを使った方が楽チンというのもあるのかもしれません。
チリペッパー(カイエンペッパー)
赤唐辛子を粉状にしたもの、似たような製品でチリパウダーやレッドペッパーがあるけど
二つともクミンなどを混ぜたミックススパイス。
チリパウダーはクミン、オレガノ、パプリカなど数種類のスパイスを混ぜてある。
クローブ
甘い香りと痺れるような刺激的な風味が特徴。
シチューやスープ、カレーなどに使われるスパイス。
世界四大スパイスの一つ
肉の臭み消しによく使われます。
香りが強いので使いすぎには要注意。
コリアンダー
最近、流行りのコリアンダー(パクチー)香りが強い香草で好き嫌いがはっきり別れる。
@kesuikemayakuは嫌いな香りですね。
生春巻きやサラダに使われるイメージが強いですが肉との相性もいい
タイ料理によく使われる。
クミンシード
インドカレーには必ず使われるスパイス、むしろクミンを使わず何がカレーか!
と力説できそうなくらいクミンが使われます。
カレーに良い匂いはクミンの香りです。
インド、メキシコ、東南アジア、アフリカなどのいわゆる「エスニック料理」に欠かせないスパイスです。
カレーやクスクス、チリコンカンに使われるスパイス。
バニラビーンズ
メキシコのアステカ族が珍重していたスパイス、ソフトクリームやアイスクリームなどのスイーツには欠かせない。
アイスと言ったらバニラ、バニラと言ったらアイスと言っても過言じゃない。
料理というよりはデザートに使われるスパイス。
サフラン
サフランは三千年以上の間、香料や香辛料、染料、薬として使われてきた。
サフランという花からスパイスを作っています。
香辛料のサフランは、サフランの柱頭 (めしべの先端)から得られ、1グラムあたりでは最も高価な香辛料の1つである。
その理由は1つの花から3本しかとれないというのもあるし一つ、一つを手で摘み取っているからどうしても高価になる。
めしべを乾燥させて糸のような状態にしたものは苦味があり、干草のような匂いがします。
一番、最初に栽培されたのは古代ギリシャ
カルダモン
カレーのスパイスには必ず入っている。
スパイスの女王と呼ばれ、樹脂系の爽やかで上品な香りが特徴
日本や北欧でも漢方薬として古くから使われている。
脂肪燃焼、消化促進、口臭予防などの効果を持っています。
いろいろな食材と相性がよくて果物やゼリーなどにも使える。
クローブと相性がよくてデザートにも使われる。
カレーリーフ
独特の香りとスパイシーな香りが特徴。
南インドやスリランカでよく使われる香辛料。
枝葉がよく茂るので南インド、スリランカでは生垣としても使われる。
南インドでは、油を熱してホール状のスパイスを加え、香りを出したものを調理の仕上げに加える手法(テンパーリング)がよく使われます。
その際にカレーリーフも使われることが多いです。
レモングラス
南インド、スリランカ、東南アジアに生息する。
高さが1.5メートルほどになり、細長い1メートルにもなる葉をつける
レモンの香り成分であるシトラールが含まれているのでレモンのような香りがします。
乾燥させて粉末にしたり、生のまま使ったりするスパイスですがハーブティやスープ、カレーなどに使われます。
ちなみにレモンと同じ香りがするけど、レモンとは縁もゆかりもない
マスタードシード
マスタードシードとは、アブラナ科の一年草の種子で、その種子を乾燥させたもののことを言います。
直径は1~2mmほど色は種類によって変わります。
直径約1mmのブラウン種は小粒からし種、
約2mmのホワイト種は大粒からし種と呼ばれる。
ブラウン種は黄色や褐色、ホワイト種は黄白色
原産地は中央アジアから西アジア、中東、地中海沿岸など
結構範囲は広い
唐辛子との違いはマスタードは水に漬けないと辛くならない
マスタードはすりつぶして水と練ると辛みが発生する。ブラウン種の辛みはわさびと同じアリルからし油で、ホワイト種の辛みはベンジルからし油で辛味の質が異なる。
日本や中国では辛さが求められ、ヨーロッパでは風味が求められた。
和からしとマスタードで味が全く違うのはそのため。
ジンジャー
日本でもポピュラーなスパイス、独特の香りがあり
日本ではすりおろして使うのが一般的だけど
インドでは乾燥させた粉末をお菓子やお茶に使う事もある。
アジョワン
インドではメジャーなスパイス、エジプト原産のスパイス
分類上はクミンやキャラウェイに近い植物なのですが、味はハーブのタイムに近いと言われています。化学的にもタイムに含まれるチモールという成分が、このアジョワンにも含まれている
ワイルドシードセロリとも呼ばれ、胃腸や呼吸器系の調子を整えてくれます。
ファンネル
ガンダムに出てくるやつではありません。
ピリッとした風味がありほのかに甘みのある芳香をもち、
種子の部分なのでプチプチした口当りです。
古代ギリシャから親しまれているスパイスです。
口臭予防効果もあるため
インドのカレー屋さんではレジの脇にファンネルシードがお口直しでおいていることがあります。
ガーリック
みんな大好きニンニクですね。
ヒガンバナ科ネギ属の多年草で球根の部分がスパイスとして使われる。
5月頃に白い花を咲かせるけど、球根を太らせるために花芽は摘み取る。
ここで摘み取られた花の芽はニンニクの芽として食べられる。
すりおろしたり、薄く切ったアルミホイルで包んで焼いたり
どんな料理にも合わせられる万能選手。
カレーやステーキにも使われる。
西欧ではニンニクを乾燥させて粉末にしたものを使っている。
このスパイスは日本でも買える。
ローレル
日本では月桂樹とスパイスで日本のカレーレシピには最後にローレルを入れるレシピが多い
爽やかな香りがあり、肉や魚の臭みを消す事ができるため
煮込み料理には欠かせないスパイス。
リナロール、ミルセン、オイゲノール、シネオールなどの精油成分を多く含んでるから
アロマオイルとしても使われる。
スターアニス(八角)
中華料理に欠かせない八角というスパイスですね。
独特の香りの甘い香りで好き嫌いの別れるスパイス。
@kesuikemayakuの親父も八角はきらいみたいです。
香りの主成分は「アネトール」で、これは、アニスシードやフェンネルシードの香りの主成分と共通です。
未熟な果実を乾燥させたものをスパイスとして利用します。
キャラウェイ
ほのかな甘みとほろ苦さをもつスパイス。
古代ギリシャ時代にはキャラウェイ入りのパンが作られていたようです。
ドイツの代表的な料理の1つ「ザワークラウト」には欠かせません。
ザワークラウトとはドイツで食べられるキャベツの漬物ですね。
肉や魚よりも野菜や果物、チーズと相性の良いスパイス。
ヒング
悪魔の糞と呼ばれるほど、臭いスパイス、Amazonで購入可能だけど
スーパーマーケットでは売ってない、カレー専門店にでもいかないと売っていないと思われる。
薬みたいなパッケージにかなりビビるwww
複数の揮発性硫黄化合物を含みニンニクやドリアンのような臭いがする。
文章にしただけでも超臭いのが分かるwww
少量を油の中で加熱するとすごく良い匂いになるそうです。
鉄腕ダッシュというテレビ番組がきっかけで日本でも知られるようになった。
フェヌグリーク
西アジアから地中海東岸地域原産の植物
セロリのようなカレーような強い香り、もしくは濃い味付けのコンソメスナックのような味
味は苦味がかなり強いようです。
古代エジプトでは解熱剤として使われ古代ギリシャでは頭の回転を良くする薬として重宝されていたようです。
ガラムマサラ
複数のスパイスを混ぜたスパイスミックスをインドではガラムマサラと言います。
日本でもガラムマサラという商品がありますがインド人のように自分でスパイスを調合する事はありません。
日本で売られているガラムマサラに含まれているスパイスは
- 唐辛子
- クミン
- クローブ
- ブラックペッパー
- フェヌグリーク
- ブラウンカルダモン
- ローリエ
- カルダモン
- シナモン
まとめ
スパイスを一覧にしてみましたがかなり、多いしまとめるのが一苦労ですねwww
まだまだスパイスはあるので、時間があったら追記していきたいと思います。