ナルト走りというのは腕をだらんと下げた状態で腕を後ろに流すような走り方ですね
割とネタにされがちというか西洋的な走り方が浸透した今となってはちょっとダサいと感じたり
海外のファンからネタにされがちだけど
元ネタは忍者走りであり、独特な走り方になる。
この走り方、世代によって呼び方が違うらしい pic.twitter.com/IKzQUBc2Dr
— とあるん (@toarutoa) March 27, 2022
もちろん、リアルな忍びがナルト走りをしたりはしないが
かなり近い走り方をしていた
ナルト走りの元ネタ
元ネタは忍者走りと言われています。
腕を後ろに流すような動きはまずしません。
というよりもナルト走りのような走り方は山道というか山の中
狭かったり暗かったりする場所でスムーズに走るための技術体系であり。
わざわざ肩をわざとらしく後ろに流すように固定はしない
腕を振らないメリットとして山の中などで障害物をよけるのに使いやすい
更に道具を使いやすいなどのメリットがある。
山や森などの障害物がたくさんある場所を走るための技術であり平坦な道を走るものじゃない。
だから片腕で顔などを防御しつつもう片方の腕はだらんと下げている。
腕がフリーなので走る事以外に腕を使える。
後ろで追いかけてくる相手に対して牽制したりする事も可能だ。
忍者の歩法
ちなみに忍者の歩き方には
-
- 「忍び足」-足の小指から徐々に体重をおろしていく
- 「浮足」-つま先から足を下ろす
- 「犬走」-たって歩けないところを四つんばいで歩く
- 「狐走」-たって歩けないところをつま先を立てた四つんばいで歩く
- 「深草兎歩」-手の上に足を乗せて歩く
YouTube動画で紹介
呼吸法もあります
二重息吹という呼吸法。「吸う、吐く、吐く、吸う、吐く、吸う、吸う、吐く」というリズムで呼吸をする事で疲れない。
漫画的な表現
漫画的な表現であるのは間違いないが武術的な解釈をするなら
肩に全く力が入っておらず腕が後ろに流れているという解釈だ
よく、走り方を検証しようとやっている人が腕をわざと後ろにまるで戦闘機の翼みたいにわざとらしく固定するのではなく
本来の忍者走りは腕を脱力してブラブラだから風圧に負けて後ろに流れているだけと言える。
実際、狭い場所を走る時は腕を振らない方が早く走れる。
漫画みたいに腕を固定しているわけではない
赤ちゃんはナルト走りをしている
YouTube動画を探せば割とあったりしますが
ナルト走りをしている赤ちゃん(走れるようになったばかり)というのは多い
もちろん、腕を後ろに流したりはしないけど
腕をだらんと下げて走っています。
バランスを取るだけなら手を振る必要はないというわけですね。
腕を振るよりも胸を前に出すという走り方を赤ちゃんはしているようです。
忍者走りは早いのか?
忍者走りが早いのかと言えばそれは不明です。
というのも情報があまり残ってないからですね。
仮にナンバ走りのように肩と骨盤を連動させるような走り方であったなら
かなり早く走れたと思われます。
腕を前後に振るのではなく
肩と骨盤を上下に連動させるような使い方をしていたならかなり早いです。
イラストなどに描かれる忍者走りがああいう感じなのは素人が見てあんな感じだったという事ではないでしょうか?
まとめ
ナルト走りの元ネタは忍者走り、漫画で表現される走り方はかなり誇張した描き方をしている
実際の忍者走りは手をだらんと下げて走る。
もしくは片腕を防御のために使う走り方をしています。
片腕、もしくは両腕がフリーなので武器を使ったりマキビシを撒いたり
刀を使ったりする事もできる。
肩や肩甲骨と骨盤を連動させるナンバ走りのような走法していたと仮定しています。
片腕を防御に使うのは敵を想定しているのと山や森の中をスムーズに走るための工夫がされている。
実際に早いのかと言われたら肩や骨盤を上手く連動させているとしたらかなり素早く走れると思います。
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