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シロサイとクロサイ、名前の割に肌の色が違わない?その真相とは

シロサイとクロサイがいますがその違いを一目見て説明する事ができる人は少ない

シロサイと言ってもそこまで白くないしクロサイもそこまで黒くない。

 

 

黒ヒョウくらい黒ければ納得できるんだけどそこまで黒くない

 

 

シロサイもクロサイも絶滅危惧種と言われており

 

かつては50万頭いたサイですが、現在、シロサイがおよそ21,000頭、クロサイは5000頭しかいないと言われています。

 

原因は人間が乱獲したからですね。

角が工芸品に使われたり、迷信だけど薬になるからという理由で乱獲されました。

現在でも密猟者がいるんだとか

 

 

 

 

 

 

シロサイと言われるのはなぜ?

いつからシロサイと呼ばれるようになったのか?

1690年代に東インド会社がアフリカ南部のケープに入植してきた当時

多くのハンターがやってきました。

 

この時代から既にシロサイと呼ばれていたそうです。

 

何故、そうなったのか二つの説があります。

 

 

泥んこ遊びをしていたシロサイを見て

シロサイは泥遊びが大好きで水場を見つけるとゴロゴロと転がり

体中が泥まみれになります。

 

 

泥まみれになる理由はダニやノミ、寄生虫を除去するためと日差しから皮膚を守るためです。

北ケープ地域は炭酸カルシウムを多く含む石灰質の地層であり

石灰というのは白っぽい、昔から学校のグランドに使われていたラインを引くための粉と言えば分かりやすいと思います。

 

 

石灰を含んだ泥で白くなっていたからシロサイ

 

 

という説

 

 

聞き間違え

シロサイは英語で【white rhino】と書かれていてまさにシロサイです。

しかし、アフリカの言語では【wijde rhinoceros】と呼ばれていた

 

 

発音がよく似ている事とシロサイが少し白っぽいから

 

wijdewhiteを聞き間違えたという説です。

 

日本には【white rhino】と伝わったためシロサイになったというわけです。

 

 

クロサイの名前、その由来は?

クロサイ【Black rhino】と呼ばれるのはシロサイがいたからです。

肌がそんなに黒いわけでもないのにシロサイと似ているからという理由でクロサイと名付けられた。

 

 

白の対比として黒と名づけたという事らしいです。

 

なんというかクロサイは不遇の扱いを受けているような気がしますね。

 

 

 

 

シロサイとクロサイの違い

シロサイもクロサイも肌の色は茶色がかかった灰色であり見分けるポイントにはなりません。

大きな違いはです。

 

 

シロサイの口は

 

幅が広くて平べったい感じ

 

 

クロサイの口は

とんがっていてどちらかと言えばおちょぼ口に見えます。

 

 

食べるものが違うから?

 

シロサイは地面に生える草を食べて

クロサイは木の葉っぱを食べている

 

 

エサが食べやすい形に進化しているのでシロサイとクロサイを見分けるポイントは口です。

 

 

大きさの違い

 

シロサイとクロサイならシロサイの方が大きい。

 

シロサイは体長が3.2~4.2m

  • オスはおよそ2,300 kg、
  • メス:は1,700 kg。

 

クロサイは体長が2.8~3.0m

 

  • オスは1,350 kg、
  • メスは900 kg。

 

 

シロサイの方が一回り大きい

 

 

習性の違い

シロサイは群れで生活していますが

クロサイは子育て中以外は単独で生活している事が多い

 

だから大きいサイが群れで行動していたらシロサイです。

遠目からだと口の形は分からないですから

 

他のサイは?

シロサイやクロサイ以外にも、サイの仲間にはいくつかの種類が存在します。

以下では、他のサイの種類について詳しく紹介します。

 

 

1. インドサイ(Indian Rhinoceros)

インドサイは、インドとネパールの湿地や草原に生息するサイです。彼らは一角サイとも呼ばれ、その名前の通り、額に1本の角を持っています。シロサイやクロサイとは違って、体の表面が鎧のような厚い皮膚に覆われており、非常に特徴的です。

  • 体長:3.0~3.8m
  • 体重:1,800~2,500kg
  • 特徴:体の表面が鎧のように見える皮膚、角は1本
  • 生息地:インド、ネパールの湿地や草原
  • 絶滅危惧度:近年の保護活動により個体数が増えつつありますが、依然として密猟の危機にさらされています。

 

2. ジャワサイ(Javan Rhinoceros)

ジャワサイは、現在世界で最も絶滅の危機に瀕しているサイの一種です。インドネシアのウジュン・クロン国立公園にのみ生息しており、個体数は非常に少ないため、見つけるのが非常に難しいサイでもあります。ジャワサイも一角サイで、インドサイに似た外見ですが、体はやや小型です。

  • 体長:3.0~3.5m
  • 体重:900~2,300kg
  • 特徴:角は1本で非常に小さい(メスは角がないことも多い)
  • 生息地:インドネシアのウジュン・クロン国立公園
  • 絶滅危惧度:極めて深刻で、世界で50頭未満とされている。

 

3. スマトラサイ(Sumatran Rhinoceros)

スマトラサイは、世界最小のサイです。他のサイと違って、全身が薄い毛で覆われているため、特に若い個体は毛が目立ちます。かつては広範囲に分布していましたが、現在ではインドネシアのスマトラ島とボルネオ島の一部にのみ生息しています。

  • 体長:2.3~3.2m
  • 体重:600~950kg
  • 特徴:全身に薄い毛、2本の角
  • 生息地:インドネシアのスマトラ島とボルネオ島
  • 絶滅危惧度:個体数は極めて少なく、密猟や生息地の破壊によって深刻な危機に瀕しています。

 

 

4. クロサイ(Black Rhinoceros)

クロサイは、シロサイと同じくアフリカに生息していますが、シロサイよりも小型で、単独行動を好む点が異なります。クロサイは「おちょぼ口」と呼ばれるように、尖った口で木の葉や枝を食べるのが特徴です。肌の色はシロサイとほぼ同じで、黒くはありません。

  • 体長:2.8~3.0m
  • 体重:900~1,400kg
  • 特徴:尖った口、2本の角
  • 生息地:アフリカ東部・南部
  • 絶滅危惧度:密猟の影響で個体数は減少しましたが、保護活動により回復しつつあります。

 

 

5. シロサイ(White Rhinoceros)

シロサイは、体が大きく、アフリカ大陸に生息するサイです。大きな平たい口で地面に生える草を食べるのが特徴です。サイの中でも最も多くの個体数を誇りますが、依然として密猟の脅威にさらされています。シロサイは2つの亜種に分かれており、南部シロサイと北部シロサイがありますが、北部シロサイはほぼ絶滅状態です。

  • 体長:3.5~4.2m
  • 体重:1,800~2,500kg
  • 特徴:平らで幅広い口、2本の角
  • 生息地:アフリカ南部(特に南部シロサイ)
  • 絶滅危惧度:南部シロサイは保護活動により安定しているが、北部シロサイはほぼ絶滅。

 

 

絶滅危惧の現状と保護活動

サイのすべての種は密猟と生息地の減少によって絶滅の危機にさらされています。サイの角はアジア諸国で薬効があると信じられており、高値で取引されてきましたが、これは科学的な根拠がありません。保護団体や政府が協力して、密猟防止やサイの保護活動を行っていますが、依然として大きな課題が残されています。

また、サイの生息地が減少していることも問題です。農地拡大や都市開発によって、彼らの自然環境が奪われ、食物や水が不足しつつあります。保護活動はサイの生息地の保全とともに進められています。

 

 

 

 

まとめ

シロサイとクロサイの名前は

 

シロサイ

  • 石灰質の泥で泥遊びをしていたのが由来
  • wijdewhiteを聞き間違えた

 

クロサイ

  • シロサイとの対比で黒くないけどクロサイに

 

見た目の違いは

 

  • 口の形が違う シロサイは平べったい、クロサイはとがったおちょぼ口
  • シロサイの方が一回り大きい

 

習性の違い

  • シロサイは地面に生える草を食べ
  • クロサイは木の葉っぱを食べる
  • シロサイは群れで行動する
  • クロサイは単独行動が多い

 

以上がシロサイとクロサイの違いでした。

 

ではでは(^ω^)ノシ

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