日本は治安がいい国だと言われて海外から評価されていいますが
これは昔からなのでしょうか？
江戸時代もかなり平和な時代として紹介されていますが
実際にどんな仕組みで治安を維持していたのでしょうか？
日本は世界10位の治安が良い国
世界平和度指数というもので日本は第10位にランキングしています。
イギリスの経済平和研究所が発表するもので治安情報、戦争、軍事費などの24個の指数項目からデータかするものです
24個の指数項目は
- 対外戦、内戦の数
- 対外戦による推定死者数
- 内戦による推定死者数
- 本格的な内戦の程度
- ほかの市民に対する不信感の程度
- 人口に対する、難民・追放者の割合
- 政治的不安定さ
- 人権尊重のレベル
- 殺人事件の数
- 暴力犯罪の程度
- 暴動の可能性
- 犯罪収容者の数
- ＧＤＰに対する軍事費の比率
- 軍人の数
- 普通一般兵器の輸入量
- 普通一般兵器の輸出量
- 国連以外の介入度
- 重兵器の数
- 小型武器、携帯兵器の入手のしやすさ
- 軍事力、精錬度
- 近隣国との関係
- テロ活動の潜在的可能性
- 警察、治安維持部隊の数
- 国連の介入度
ちなみに1位はアイスランド
なぜ、こんなにも治安が良いのかと言えば歴史的な背景もある
テロなどが起こりにくく宗教的な対立もない
貧富の差が少ない事や差別問題が比較的少ないなどの要因があります。
日本の治安が良くなったのは江戸時代から？
日本の治安が良くなったのは江戸時代からです。
近世の江戸は、18世紀ごろ人口が100万を超えた大都市でした。
半数は武家や寺社の構成員、半数は庶民という具合です。
町奉行所で、南北2つあり職員は各与力25騎・同心140人(幕末のデータ）でした。
だいたい300人くらいで50万の町人を支配し、治安を守っていました。
江戸時代くらいから暴力は悪という風潮もあり、
近世の町や村では自治組織があり、江戸時代の町には門が設置され、夜間には閉じられました。門番や警備員が配置されました。
また、火消しなども町火消にいて火事に対応してくれていました。
日本の治安が良い理由を考察
一つ一つは小さな事ですがその積み重ねが治安の良さにつながっていると思います。
インフラが整備されている
インフラが整備されている、水道、ガス、電気などがどこでも一定水準で提供されるインフラが整っており
道路も完璧に整備されている
そのため警察に通報すればすぐに警察がやってくる環境にある。
インフラが整っていると生活に困らなくなるというメリットがある
仕事さえしていればインフラの恩恵に預かれるわけだから不満も少なくなる。
教育がいい
日本の教育は道徳を重視する傾向にあります。
電車の乗り降りは並んで降りてくる人が優先など
細かいルールが成立しています。
また、学校で掃除の習慣を学習させたりする事が街の美化につながっている
道にゴミが落ちていると嫌な気持ちになるという人はそこそこ多そうです。
礼儀作法についても厳しく教育されているため人間関係のトラブルも少なくなる
交番がある
地域密着でパトロールをしてくれる警察官がいる
交番というシステムは明治時代に確立された日本独自のシステム
交番があるから犯罪が少ないという側面もある。
宗教観の争いがほとんどない
中東など宗教で争いが起きていたりするが日本ではそういう宗教的な対立はない
神道の八百万の神という概念のせいか他宗教に寛容なのも日本の特徴
日本は多神教というか汎神論的な側面があるから一神教では考えつかないくらい寛容
同調圧力があると言われるが
同調圧力というか細かいルールを守る事が多いというのはある
ちゃんと列に並べとか横入りは許さないとか
公共の場をきれいに使おうとか
そういうルールが多いけど同調圧力と感じた事は筆者にはないからピンとこない
他人にステレオタイプを押し付けるような同調圧力はない
まとめ
日本の治安が良くなったのは江戸時代からと言われています。
町奉行の仕組みが明治時代の警察システムにつながり
日本の教育や文化がこの治安の良さにつながっていると言えます
また、貧富の格差が小さい事や細かいルールを守る事で快適に生活できる事を教育した結果とも言えます
ではでは（＾ω＾）ノシ
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